SSブログ

 

旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)

https://bokutokaerunikki.blog.so-net.ne.jp/

 * * * * * * * * * * * *

「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。

ようこそぼくと「かえる」日記2へ!

今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう [揺れるハート]

なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪



突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し[たらーっ(汗)]

やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない[あせあせ(飛び散る汗)]

人生いつ何が起きるか分からない[爆弾]

そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。 

お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪

華甍で歴史を学ぶ。~橿原でハイキング。その9。~ [思い立った奈良]

ごめん,寒くてお昼寝(夕寝)したら遅くなっちゃった・・・(;´・ω・)



さて,前回までは,いかにもハイキングって感じだったけど,今日はちょっと趣向を変えてっと。

という訳で,綏靖天皇陵から更に北にある今井町へやって来たぞっ♪

 

   1今井町.JPG

         今井まちなみ交流センター華甍(はないらか)



   DSC00562.JPG

          門扉には高市郡の「高」の文字。


元々は,明治36年に高市郡教育博物館として建てられた建物なんだって。

そして昭和に入ってからは,今井町役場として使われていたそうだ。


   DSC00561.JPG

   門柱には「奈良県指定文化財 旧高市郡教育博物館」の文字が読める。


   DSC00563.JPG

    現在は,今井町の歴史博物館 兼 観光案内所的な場所になっている。


だから,今井町に来たら,まずはこの華甍からスタートするといいんだな。

今井町に関わる様々な資料が展示されているけど,なんと入館料は無料なんだぞっ♪
しかも,周辺マップなども貰える。
建物のすぐ横には公衆トイレもあるし,入館時に簡単な記帳(どこから来ましたか?程度)をすれば入れるので,時間が許す限りは立ち寄った方がいいと思うんだ。


1階が展示室になっているようだ(2階は閉鎖されていた)。


   DSC00564.JPG

        今井町は今でこそ古い町並みが見られるけど・・・。


   DSC00565.JPG

   住民の皆さんが協力し合って古い町並みを復活させたのがよく分かる。

   DSC00567.JPG

 平成5年に今井町は国指定の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたんだって。


   DSC00569.JPG

      電柱の位置が違うようだけど,同じ通りの写真なのかな?



では,今井町の歴史をたどってみよう。

   DSC00570.JPG

    今井町の成り立ちについての説明と様々な展示物が並んでいる。




今井町に一向宗が道場を構えていたことが町の発展に繋がったようだ。

だけど,一向宗と言えば一向一揆を忘れてはいけない。

時は1570年。

石山本願寺と織田信長との泥沼の戦いがついに始まったんだ。


   DSC00573.JPG

        武装解除した今井兵部は信長に降伏した。

   

そして・・・

   DSC00574.JPG

         織田信長今井郷惣中宛赦免状(複製)1575年。


1575年に信長から赦免された,という訳だ。 
   


   DSC00571.JPG

      明智光秀今井郷惣中宛書状(複製) 天正?年 


他にも秀吉,家康の書状(複製)もあった。

どれも本物は市指定文化財にもなっているそうだ。

遠く離れた今井町で,地元の武将が送った書状(複製だけど)が見られるっていうのも不思議な縁を感じるな。




       DSC00581.JPG

          狭い町屋でよく見られた箱階段だ。


階段の下ってデッドスペースができちゃうだろ?

その空間を勿体ない,ってことで利用できるようにしたのが,この箪笥だ。

これは独立した箪笥になってるけど,作り付けのものもあるんだな。



   DSC00584.JPG

              今井札(いまいさつ)。


江戸時代には商業で栄え,今井町独自の紙幣である今井札(藩札のようなもの)の発行さえも許可されたそうだ。

町独自の紙幣を持てるって事は,それだけ当時の今井町が商業的に成功し,信用度も高かったって事だな。



   DSC00585.JPG

  古い町並みが見られる今井町では,独特な造りの町屋が見られるようだ。


   DSC00593.JPG

          こんな感じの町屋があるみたいだ。


さっきから「へぇ~,へぇ~」と某テレビ番組の「へぇ~ボタン」でも持ってるのか?と言われそうなくらいには「へぇ~」と言ってる気がする。


と,気が付いたらもう13時過ぎてる。

駅まで約15分+チケット買うのに5分+ホームまで5分として,迷わなかったとして13時30分か・・・。

30分くらいなら町の中を見て回れるかな?



   DSC00605.JPG

          無造作に置かれてるけど,大丈夫なのかな?

        DSC00608.JPG

     中文の説明もあるってことは,結構,海外からの観光客も多いのか。


   DSC00618.JPG

          この鬼瓦,滅茶苦茶可愛いなぁ~(*´Д`)


        DSC00620.JPG

            こっちは鍾馗さん(鍾馗瓦)。


京都の町屋にもあるから,御存じのみんなも多いんじゃないかな?

鍾馗さんって言うのは道教の神様で,病(疱瘡)除けの神様としても知られている。

町屋の守り神として鬼瓦と同様に屋根に置かれるんだな。

しかも,鍾馗さんは鬼よりも強いときた。

だから,向かいの家の鬼瓦に弾かれた厄が家に入って来ないように,と鍾馗さんを屋根にのせたりすることもあるんだって。




さて,ちょっと長くなってしまったので,おやつタ~イム!


      DSC00722.JPG

         謎の橿原銘菓 蘇(そ)やねん橿原


とっても目を惹く鮮やかなパッケージとネーミングに引き寄せられる。


      DSC00723.JPG

         橿原神宮御用菓子の実力やいかに?



見た目はフィナンシェだけど,それが只のフィナンシェじゃないって事は確実だ。
だって,の字が物凄くアピールしてくるだろ?


      DSC00724.JPG

          見た目はフィナンシェだけど?


って・・・日本最古のチーズと言われたアレなのか?

文献には出てくるけど正確な製造方法は載ってなかったと思うんだけどな。

まぁ,古い文献にもその名前が出てきて一応製法も載っている。

「乳一斗を煎じたら一升ができる(1/10に煮詰める)」レベルな内容なんだけど・・・。


それでも再現を試みる人たちがいて,らしいものはできているんだ。

ただ,それが本物のなのかは現時点では誰にも分からない。

でも,が乳を煮詰めて作った「美味しい物」なのは確定事項なので,興味が引かれない訳がない。


      DSC00725.JPG

           ぷぅ~んと独特な匂いが漂ってくる。


・・・・・・?

なんだろう?

フィナンシェなのに,嗅いだことのない匂いがする。

ひょっとして,これがの匂い!?


取り敢えず,試食してみよう!      


      DSC00726.JPG

      甘い香りの中から,ふとした瞬間にあの独特な匂いが届く。


      DSC00727.JPG



うん,フィナンシェだな。

甘くて,軽めの食感のふわっとした焼き菓子だ。

ただ,味はいいんだけど匂いが独特で・・・ちょっと癖のある系のチーズを食べてるような?

これは食べる人を選ぶかもしれないなぁ。


フィナンシェと思って食べたら「あれ?味と匂いが一致しない?」っていうのがあって,そのギャップで変な気分になってるだけかもしれないけど。



 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆





蘇やねん橿原を食べてから数日後のある日の午後。


おやつが無いな。

う~ん,アレがあったっけ。
そう呟く「かえる」の手には蘇やねん橿原の箱がしっかりと収められていた。


・・・これ,癖になる味だよなぁ。

包装を剥いたせいか匂いは薄れてるけど,それがよかったのかもしれない。

最初の1個目は少々持て余し気味だったのに,何故か病みつきになってきた (;´Д`)


という訳で,蘇やねん橿原に興味のあるチーズの匂いに耐性のあるみんなは,是非ともお試しして欲しいんだなっ♪

匂いが強い系のチーズが苦手な人は,箱を開けて少し匂いを発散させてからの方がいいかもしれない。


参考になるかは分からないけど,「かえる」はロックフォールとかのブルーチーズはいける方で,ウォッシュ系はモノによっては微妙かも?程度にはチーズを食べれる。

そして,納豆は申し訳ないけど無理・・・(´・ω・)

nice!(18)  コメント(8) 
共通テーマ:旅行

nice! 18

コメント 8

Boss365

こんにちは。
ビフォーアフター凄い変化。住民の皆さんお金持ち?
解説ブログを読んでいると「へぇ~へぇ~」となりますね。
鬼瓦、意匠がポップです(笑)お猿さん?かな。
「蘇やねん橿原」好きな分野のネーミングです(笑)
フィナンシェは美味しいヤツですね。
「蘇」は何だろう?ググってみましたが、謎のままです。正確に再現は難しそうですね。
チーズの匂いに耐性はないですが、一度は味わってみたいですね。
東京人ですが、そやねん!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-12-15 22:53) 

はなだ雲

「今井町」名前はポピュラーだけど
歴史は古そう、さすが奈良
こじろうさんの地元の武将はここまで攻めてきてたんですね
信長に攻撃を仕掛けるって
当時のお寺のお坊さんたちは血気盛んですね♪
by はなだ雲 (2019-12-16 06:46) 

ぼんぼちぼちぼち

階段箪笥、めまいがするくらいに大好きでやす。
以前、アンティーク物のを買おうと思ったのでやすが、面積の広い物を乗せられないので、
結局、船箪笥を買いやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-12-16 19:35) 

ネオ・アッキー

こじろうさんこんばんは。
織田信長と寺との争いは有名ですね。
奈良の方まで侵略してとは知りませんでした。
蘇やねん橿原、私はチーズ一般が好きなので、試してみたい商品です。
by ネオ・アッキー (2019-12-18 21:18) 

こじろう

Boss365さん,こんばんは♪
今井町が保存地区に選ばれた以上は,古い町並みを再生するしかなかったのかもしれない。
少しくらいは助成金とか貰えるのかもしれないけど,正直,大変だと思うんだ。
費用面もだけど,観光客も来るし・・・。

鬼瓦は一枚しか置いてなかったから三猿なのか,庚申さん関連なのかが分からないけど,可愛いよなぁ~。

そして「そやねん」のネーミングセンス,実は結構好きだ ( *´艸`)
by こじろう (2019-12-20 21:38) 

こじろう

はなだ雲さん,こんばんは♪
奈良だけあって,何気ない場所でもやっぱり歴史があると再確認したんだな。

信長上洛っていう事実があるのに,隣県である奈良まで出張って来ても何らおかしくないって事に今更気付くあんぽんたんがここに一匹 (´・ω・)
血気盛んなお坊さん・・・天皇から勅願寺に定められた事もある本願寺だから,立場が一般的な僧侶とは違ったのかもしれないな。
by こじろう (2019-12-20 22:06) 

こじろう

ぼんぼちぼちぼちさん,こんばんは♪
言われてみれば,ちょっとした物を置こうと思うと微妙な広さかも。
デザインはすごく素敵だとは思うんだけど。

船箪笥も鉄金具の細工が無骨なようで意外と繊細でいいよなぁ~♪
上に何か置くようだし,帳箱か半櫃を買ったのかな?
最近,落ち着いた色合いの和家具に囲まれた生活に憧れる・・・(*´Д`)
by こじろう (2019-12-20 22:32) 

こじろう

ネオ・アッキーさん,こんばんは♪
あれ・・・信長の奈良侵攻の事を意外とみんな知らないんだな。
地元なのに全然知らなくて,アチャ~(/ω\)と思ってたんだけど。

蘇やねん橿原は,日本最古のチーズって事で,チーズ好きな人なら試してみる価値があるんじゃないかなと思うぞっ♪
by こじろう (2019-12-20 22:56) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。



  [NEW] ぼくと「かえる」日記2 [ひらめき]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。