ゴムのうさぎブラシに囲まれて。～South Rimを歩く １～

さて，今日は蔵出しアリゾナ日記といこう。

　　　
数年前の記憶をリーフレットやメモを見ながらサルベージしてるので，あやふやな点や勘違いしてる事もあるかもしれない。

それにこのコロナ禍で状況が一変してる可能性もあるので，軽い読み物と思って読み進めて欲しいんだな。

　　　

South RimのDesert View Driveを東へと車を走らせる。

サウスリムにはシャトルバスがあるんだけど，この辺りにはバスが走っていない。

だから，自家用車かツアーを利用する必要があるんだな。

一番東のThe Desert View pointにあるのがWatchtower（見張り塔）だ。

　　　

手前に見える黄色いほわほわしたものは，多分Rubber rabbitbrushという花だ。

直訳するとゴムのうさぎブラシ。

　　　

rabbitbrushは耳の大きなジャックウサギ（野兎）が隠れる低木だ。

でも，ゴム製の部分が分からない。
で，仕方ないので調べた。

どうやら種名nauseosa（吐き気）が原因かな？

セージの仲間のようなのでよい匂いの筈なのに・・・？と思ったら，ゴム臭いのもあるみたいだ。

他には，この植物からゴムを作ろうとしていたらしいな。

うさぎブラシから話が進まないので，このへんでストップ！

　　　　　　　　　　　　

古代遺跡のように見えるけど，実は１９３２年に建てられた現代の建物だ。

なんでも，古代プエブロの見張り塔を基に建てられたものなんだって。

　　　

１階にはビジターセンター。

　　　

２階はホピ族のペトログリフのようなアートで飾られている。

　　　

階段は途中まで数えたけど，たぶん８０段以上あると思う。

まぁ，三階建てと思って貰えばいいだろう。

　　　

最上階は展望スペースになっている。

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　高さはおよそ３０ｍだそうだ。

しかし，こんな荒れ地に見える場所に物々しい見張り塔って不思議だな。

　　　

実は，元々この付近に古代の見張り塔があったのかどうかが，よくわからなかった。

当然，当時とは地形も変わってしまっているけど，もしも塔があったのだとしたら・・・

　　　

水場が近かったとか（崖の下だけど），何か重要な場所（聖地的な？）でもあったのかなぁ？

因みに，この時は３月末。

メモによれば予想最高気温は１０度だったらしい。

服装は・・・ちらちらと人が写ってるけど分かるかな？
　　　　　　　　　

　　　　　　　上はダウンジャケット，下はジーンズやチノパンが多かった。

塔の上には半袖という強者もいたけどな。
アメリカでは雪が降っててもハーフパンツ＋半袖＋フリップフロップの人がいるので，まぁ，想定内だな。

 

因みに「かえる」はと言うと・・・

エーグルのソフトシェルの中にユニクロのダウンベスト（予備にダウンジャケット）とフリースを着てたと思う。

下はユニクロの防風パンツに登山用靴下。

そして，履きつぶすつもりで買った安いスニーカーを履いていた。

（この時に足を少々痛めたのに懲りて，低山ハイキングでもトレッキングシューズを履くようになった）

で，この塔だけど，設計したのはMary Elizabeth Jane Colter（メアリー・コルター）

彼女はネイティブアメリカンの遺跡を調査し，ネイティブアメリカンの手により，彼らの歴史を建物で再現する事に努めた建築家として知られている。

　　　

知られていると言っても，彼女の名前ではなく彼女が手掛けた建物が有名って感じだな。

写真を見たみんなも現代の建築物だなんて思わなかっただろ？

それもその筈，自然の中に溶け込むようにと様々な工夫がなされているんだ。

　　　

例えば石。

基本，石は加工せずに使っているそうで，その辺に転がっていたような風合いを見せている。

　　　

　　　　　　室内で目に入る丸太も，皮を剥いただけと素朴な雰囲気を感じさせる。

　　　

　 　更に周囲には態と残骸っぽいものを配置したりと，なかなかのこだわりようだ。

　　
今日はここまでかな。　

食べ物・・・って思ったけど，味の記憶が殆どない(;´Д｀)

      　

　　　　　当時，グランドキャニオンの定宿にしていたホテルの傍にあったお店。

Phoenixからでも日帰りは無理な距離なのでな。

確か，休憩を挟んで４時間程度だったと思う。

      

　　　　　　　　　　　　　　　　　アメリカンなステーキハウスだ。

      

　　　　　　　　　壁にはデデーン！と剥製が飾られていたりして，ちょっと驚く。

      

　向こうでサラダを頼むと，結構な確率でたっぷり目なドレッシングが豪快にかけられていた。

一つだけ覚えてるのが，このプチトマトが酸っぱかったってこと。

      

      　　　　　　　　　　　　　　これでランチ一人前。

向うに住んでいた頃は大食漢だった気がする。

それでもジャガイモとパンの両方に手を出すことはなかった。

だって，メイン（お肉）食べないといけないだろ？

そしてトウモロコシうま～だった。

よく聞くのが，アメリカのお肉は食べられたもんじゃないって話。

でも，それなりのお金を出せば美味しいステーキは食べれていた。

１回だけＴボーンでハズレを引いたけどな・・・(´・ω・)

と言う訳で，蔵出しグランドキャニオンの旅は続く。

タグ：グランドキャニオン蔵出し日記 The Desert View point Watchtower（見張り塔） ゴムのうさぎブラシ Mary Elizabeth Jane Colter 古代プエブロの遺跡？？ Grand Canyon South Rim

コメント 8

こんにちは。
「サルベージ」（爆）お疲れ様です。
「実は１９３２年に建てられた現代の建物だ」意外性ありです。
最上階は展望スペース、ガウディ風？で手作り風でいい感じです。
また、見張り塔の役割、色々考えられますね。
地方にある本場の「アメリカンなステーキハウス」行った事なしです。
ステーキが良い色です！！添え物？食べたら大変ですね。
都市部ですが、アメリカンステーキ？意外に美味しかった記憶ありです！？(=^･ｪ･^=)
by Boss365 (2021-09-26 13:38) 

とても1932年に建てられたとは思えない見張り塔＾＾
古代感いっぱいです♪
風景と一体化してますね
内部の雰囲気も、とっても好みです
何時間だっていられそう＾＾



by はなだ雲 (2021-09-27 06:31) 

塔の内部も摩訶不思議な感じでやすね。
こういう場所に行ったら、人生観変わりそうでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-09-27 13:14) 

Boss365さん，こんばんは♪
新しいと言っても，少なく見積もっても数百年は経ってると思ったんだ。
これにはかなり驚いた。
早めのディナーでも車が停まってるステーキハウスはハズレが無いって言われてなぁ。
都市部に住んだことが無くて小洒落たレストランへの憧れは強かったから，羨ましい。
向うで通った店はどこもケチャップが置いてあったんだな・・・(;´∀｀)
by こじろう (2021-10-01 20:02) 

はなだ雲さん，こんばんは♪
古代遺跡の復元って訳じゃないのに，さも昔からそこにあった感がすごいだろ？
しかも周囲の景色に違和感なく溶け込んでる。
こんな辺鄙な場所でなければ，何度でも訪れたいんだけどなぁ～。
by こじろう (2021-10-01 20:15) 

ぼんぼちぼちぼちさん，こんばんは♪
まさに摩訶不思議。
色々と人生観が変わる事間違い無しだぞっ(*´ω｀)
by こじろう (2021-10-01 20:41) 

こじろうさんこんばんは。
グランドキャニオン、一度は訪れてみたい場所です。
アメリカといえば、やはり、ステーキですね。
カリフォルニアワインとステーキの相性は最高でしょうね。
by ネオ・アッキー (2021-10-03 01:36) 

ネオ・アッキーさん，こんにちは♪
機会があったら是非とも訪ねて欲しい場所だな。
向うでは運転のことがあるからアルコールは殆ど飲まなかった。
だからステーキとの相性は分からないけど，きっと合うと思うんだ。
by こじろう (2021-10-03 07:30)