旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)
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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。
ようこそぼくと「かえる」日記2へ!
今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう
なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪
突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し
やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない
人生いつ何が起きるか分からない
そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。
お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪
鹿威し発祥の地へ。~京都で紅葉狩り2018 詩仙堂~ [ぷらぷらっと京都]
いざっ,叡電へ!
前回紹介した白龍園へ向かいたいんだけど,あそこ,10時からなんだよなぁ~ (´・ω・`)
因みに今は8時32分。
電車に乗って歩いても・・・・・・35分位で着くようだ。
という訳で,沿線の紅葉スポットへ向かおう
宮本武蔵・吉岡一門 決闘の地(一乗寺下り松)・・・当駅下車だって。
一乗寺駅で降りて5~6分ほど歩くと,一本の松が目に入った。
どうやら,あの松が一乗寺下り松(いちじょうじさがりまつ)のようだ。
住宅街の中なのでお静かに。
吉岡一門って言うのは,足利将軍家の兵法指南役だった一族だ。
実は,武蔵と吉岡の関係者たちは,3度も決闘を行っている。
1回目と2回目は,一対一の果たし合いだったそうだ。
そして3回目の決闘が,この地で行われたと言われている。
この時だけは,ちょっと毛色が違って,武蔵vs吉岡の関係者数十人~百人以上だったんだって。
「宮本 吉岡 決闘之地」の碑
ただ,吉岡一門との決闘の真実はよく分からないんだな・・・。
有名な五輪書には「21歳の時に都へ上り,天下の兵法者と数回勝負をしたけれど,勝ちを得ることはなかった」と書かれているんだ。
この天下の兵法者って言うのが,吉岡一門の者だろうと推測されている。
そうすると,武蔵は決闘には勝っていないことになるだろ?
吉岡一門は皆武蔵の剣の前に倒れたと書かれている史料もある。
更には,武蔵が果たし合いの途中で逃げ出した,とする物もあったり。
近世の出来事なのに,ここまで結果が一致しないのもなぁ~って思うだろ?
多分,吉川英治の小説が有名になり過ぎて,武蔵の一人勝ちの話が広まったんだと思う。
司馬遼太郎作品でも同じようなことが起きてる事があるけど,どちらも面白いから仕方ないかな,と。
そう言えば,とある通販サイトで吉川英治の小説がノンフィクションに分類されてたけど,あれはどうなんだろう?
松の脇には八大神社の鳥居がある(囲ってあって入れない)。
折角なので,宮本武蔵が決闘の前に立ち寄ったとされる神社にも行ってみよう。
という訳で,まずは最初の目的地に向かうことにする。
松の木と鳥居の間の緩やかな坂を暫く歩くと・・・史蹟 詩仙堂へと到着っ!
小有洞(しょうゆうどう)と呼ばれる,竹で組まれた門をくぐって中へ入る。
この詩仙堂は,石川丈山という武士によって造られた山荘なんだな。
ええっと・・・石川丈山ってどんな人なんだろう?
三河国の出身で,家康に召されて近習となった人だ。
石川家は源義家の血に連なる名門,そして母方の叔父はあの本多正信。
おおっ!すっごいエリートじゃないか。
でも,この人,経歴がすっごく不思議な事になっていた。
* * * * * 長いので飛ばして貰ってもOK * * * * * *
産まれたのは本能寺の変の翌年。
元服する頃に秀吉が没するという波乱万丈な時代に育ったせいか,父親が仕官を許さなかったそうだ。
で,そんな父に反抗して叔父の家へと家出をする。
その数年後,父親が他界し頼りがなくなったところに親戚筋の推薦があり,家康に仕える事となる。
関ケ原の戦いにも従軍し,駿府城の火災の折には家康の子(頼房=のちの水戸藩主)を救い出すなどの活躍を見せる。
大坂夏の陣の時には病気で臥せっていたのに,母からの文を読み「先祖に恥じぬ戦いを!」と意気込み?戦場へ乗り出す。
すると驚くことに,見事に戦果を挙げてしまう。
ただ,禁止されていた抜け駆けした事を咎められ,家康に蟄居を命じられる。
そして叔父の正信のとりなしも,水戸家からの誘いも蹴って,寺へと逃げ込んでしまう。
寺へ入ってからの丈山は,老いた母の世話をしながら勉強に励むようになる。
やっぱり有能なので,方々からの仕官の誘いが来るものの,何故か断り続ける。
最終的には,母を養う為に仕方なく仕官する。
後に出仕先の転付によって,広島へ移る。
しかし,孝行をする老母が亡くなったので一線から下がりたいと言い出す。
案の定,引き留められるが,周囲の反対を振り切って逃げ出す。
この時の言い訳は「温泉で湯治する」。
そして京都まで逃げ,一乗寺村に凹凸窠(おうとつか)を呼ばれる庵を建てて,住まいとした。
この丈山さんは,武勇に優れているだけではない。
儒学(朱子学)を林羅山と共に学び,漢詩の腕前に至っては,かの李白並みと言われているんだな。
更には,書(隷書体*)や茶道(煎茶?)にも通じ,築庭もする。
今回紹介するお庭も丈山さんが造ったものなんだな。
そして庭と言えば,このblogでも時々登場する小堀遠州(こぼりえんしゅう)**。
その小堀遠州や松花堂庭園で有名な松花堂昭乗とも親しくしていたと言われている。
経歴は変だけど,そのスキルと交友関係はなかなか。
どうみても只者ではないんだな。
*隷書体・・・篆書体が変化したもの,楷書体の元となった書体。
**小堀遠州
1円玉の不思議な若木の正体? ~御香宮神社参拝~
で,今回紹介する詩仙堂というのは,丈山が建てた凹凸窠(おうとつか)と呼ばれた場所のことなんだな。
因みに,見慣れないと窠言う文字だけど,「か」とか「す」と読む。
「かえる」は不勉強なので,「蜂の窠(す)」とか「窠文」(かもん=着物の模様)以外で見かけたことはないけど,他に使うことがあるかもしれない。
意味は「巣」とか「住まい」だな。
* * * * * * ここまで飛ばして貰ってOK * * * * * *
・・・・・・長い。
自分で書いてて,長すぎると思った。
3行でまとめれるかなぁ?
・父親に仕官を止められて,家出する。
・家康に仕えてたけど,戦に抜け駆けした事を怒られて,逃げ出す。
・仕官先から,母親が亡くなったからと勤める意味がないと,出奔する。
・辿り着いた京都の一乗寺村に庵(凹凸窠=詩仙堂)を構えた。
4行になったけど,おおよそ間違ってないと思う (´・ω・)
説明ばかりでつまらないので,この辺で止めて写真をUp!
紅葉もいいけど,苔のもっさもっさ感がたまらない。
漆喰塗の白に赤い紅葉が映える。
つくばいと落葉。
流れ落ちる様な紅葉は,赤と緑のコントラストが美しい,。
そして詩仙堂と言えば,忘れちゃいけないのがこれ!
この詩仙堂はししおどしの発祥の地でもあるんだな。
その昔,周辺には沢山の鹿や猪がいたようで,それらを追い払うために作られたみたいだな。
ちょろちょろと水が注がれる音がする。
そして,ゆ~っくりと・・・
・・・・・・コーン!・・・・・・
静かな庭に鹿威しの音が響き渡り,そして吸い込まれていく。
う~ん,なんだか心が洗われる音と言うか,淀んだ空気が清められるような感じだ♪
木によっては終わりかけのものもあったけど,まだまだ見ごたえがある。
折角なので,記念撮影を一枚!と焦ったら背景がボケてた (´・ω・)
詩仙堂さんのお話はこれで終わりだ。
丈山さんの生い立ちを書くだけで疲れてしまって,後半の勢いが削がれてしまったな。
でも,とっても素敵なお庭だったので,興味のあるみんなは是非とも訪ねてみてくれよなっ♪
では,おやつ?
出町柳で待ってる間,ずっとパンの匂いが漂ってたので・・・。
別の駅の志津屋さんで,ついつい五穀の恵み(フランスパン)を買ってしまった。
普段はトースターで焼くんだけど,これはそのままでもいいんじゃないかなと思う。
という訳で,いっただきます!
焼いてないからか,表面もしっとり。
五穀と言う以上は,小麦粉だけじゃない。
他に何が入ってるかって言うと,風味に深みが出る全粒粉に,食感がいいオーツ麦,甘いレーズンと相性のいいライ麦。
これで4つ。
じゃあ,あとの一つは,何?
・・・なんと,大豆が入ってるんだって!
更には,香りがよく食感にアクセントを出すクルミもたっぷりと入ってる。
これだけ美味しいものが入ってて,ハズレる訳がない。
香ばしい表面と違って,中はもっちりとして重め。
軽い食パンが好きな人にはお勧めしないけど,この「もっきゅもっきゅ」した食感が癖になるんだな。
しかも,手で適当にちぎりながら,大きなマグに入れたコーヒーと一緒に食べるのにはぴったりだ。
あ,カルネも好きだけど,あれは持って帰ると言うよりも,帰りの新幹線で食べる用かなぁ?
という訳で,興味のあるみんなは,京都に行ったら志津屋さんのパンを是非ともお試しして欲しいんだなっ♪
・・・・・・コンデジが,そろそろ本気で寿命かもしれない(´・ω・`)
サンタさんが最新のカメラを持ってきてくれないだろうか?
カタログだけなら要らないぞ。
一日100名の狭き門。~京都で紅葉狩り2018導入編~ [ぷらぷらっと京都]
ある日の午後,急に紅葉狩りに出かけたくなった。
もう11月も終わるな。
でも,今ならまだ間に合う。
思い立ったが吉日。
今回の目的は,さっきも書いたように紅葉狩り。
どこへ行こう・・・・・・。
どうせなら,行ったことのない場所がいいなっ♪
秋の特別観覧がギリギリ間に合った白龍園さんへ行ってきたぞっ♪
こうと決めたら「かえる」の行動は早い。
ネットでちょっと調べものをして,目覚ましを4:50にセットして,就寝。
翌朝,真っ暗な中起き上がり,黙々と準備をする。
一応,ハイキング仕様で出かける事にした。
新幹線で京都駅へ着いた後は,奈良線の東福寺駅で京阪電車へ乗り換える。
交通系ICカードが相互利用できるって便利でいいよなぁ~と,感動しながら改札を通る。
出町柳へ着いたのは,7時半過ぎ。
駅のインフォメーションで,観覧券の発券について聞くと「あそこの自販機前の列に並んで下さい」と言われた。
・・・あそこの自販機に列?
ええっ!
もう列ができてるっ!?
という訳で,発券開始の8時半までの1時間,ぼっちで立つことになった (´・ω・)
あ~,しずやさんのパンが美味しそう・・・・・・。
連れがいる人たちは,代わる代わるパンを買ってきては食べている。
いいなぁ・・・・・・ちょこっと食べてきたけど,ハラヘッタ。
あっ!ひえい発見!(ガラス越しなので画像がイマイチ)
来年は,あれに載って比叡山に行ってみたいものだなぁ~♪
ちなみに,ひえいは40分に1本程度しか走らない(平日)ので,この時出会えたのはラッキーだったと思う。
そんなこんなで8時も過ぎると人が増えてきた。
「かえる」が並び始めた時は7番目だったけど,随分長い列ができている。
発券予定時刻が近くなってくるにつれ,列を見て「えっ!なんで?」と言う声が聞こえてくるようになってきた。
ひょっとすると,ネット上で「9時開始」って書いてあるのを見たのかもしれないな。
9時開始なら8時過ぎで余裕~って思うだろうから,その驚きは当然だ。
みんなも,情報は公式サイト上でチェックした方がいいと思うぞ・・・。
時間になると駅員さんがやって来て,発券が始まった。
11月~12月の白龍園特別観覧券+一日乗車券(2300円)観覧券部分はもぎり済
チケットの種類は2つ。
・白龍園の観覧券のみ。
・白龍園の観覧券+叡山電車の一日乗車券がセットになった物。
もし,白龍園だけに行くなら観覧券だけを購入して,普通の切符か交通系ICカードで移動するといいと思う。
折角だから叡山電車沿線も見て回りたいなぁ~という人は,一日乗車券セットをおすすめするぞっ♪
なにしろ,観覧券1600円+一日乗車券1000円=2600円の筈が,300円お得に買えちゃう!
俄然興味が湧いてきただろ?
ただ残念なお知らせが一つ。
2018年の特別観覧は,今日12月2日で終了したんだな
という訳で,興味がある人は,来年の特別観覧の時にお出かけして欲しいんだなっ♪
大切な事を言い忘れるところだった。
特別拝観券は毎日100枚限定なんだな。
だから,みんな早くから並んでた訳だ。
しかも,チケットは1人1枚しか発券されないので,代表だけが並ぶのはダメなんだな。
では,今日はちょこっとだけ写真をUpして雰囲気を楽しんで貰おうかな?
(毎度のことだけど,写真が整理できてないんだ・・・)
二ノ瀬駅で下車する。
見事に苔むした大きな灯篭。
ピークは過ぎたけど,まだまだ綺麗だ。
白龍園は周囲を山に囲まれている。
休憩できる東屋も沢山ある。
では,おやつの話でもしようか。
京都に行ったのに,つい京都以外のお菓子を買ってしまった。
だって・・・駅ナカスイーツでこんな美味しそうなものが並んでたら,誰だって立ち止まるだろ?
残念だけど,生ものを持って帰るのは難しい。
という訳で,代わりにフィナンシェをgetだぞっ♪
KAnoZA(かのざ)の八重雲晴れて。
カノザは菓の座であり,火の座でもある。
お菓子の神様と火の神様がタッグを組んで,地元,鳥取の素材にこだわった焼き菓子を・・・というコンセプトのもとに作られた洋菓子店なんだって。
写真写りが悪いけど,ハートじゃなくて雲の形をしている。
では,いっただきま~す♪
手で持った感じでは,表面が思ったよりはしっとり目。
袋を開けると濃厚なバターの香りがする!
すごくしっとりしてる!
鳥取の奥出雲木次バターと木次牛乳という高級な乳製品を使っているんだって。
お砂糖の甘さというよりも,ミルクの甘い香りが特徴的だな。
表面はしっとりしてるけど,ちょっとだけ「かりっ」としてる。
中はまろやかなしっとり感。
噛むと,そのしっとりした食感とバターの旨味が口の中へ広がっていく。
あ・・・もぐもぐしてるとアーモンドっぽい香りもしてくる。
個人的にはもうちょっと表面がカリッ!な方が好きだけど,このバターの風味は気に入った!
出雲のお土産というだけあって【縁結ぶフィナンシェ】と書かれているのも特徴的だな。
これ,女性陣への鳥取土産に喜ばれるんじゃないかな・・・と思ったり。
という訳で,KAnoZAの八重雲晴れてに興味のあるみんなは,是非ともお試ししてくれよなっ♪
名古屋にも出店しないかなぁ~(*´ω`)