旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)
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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。
ようこそぼくと「かえる」日記2へ!
今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう
なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪
突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し
やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない
人生いつ何が起きるか分からない
そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。
お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪
紫陽花って日本原産らしいぞ。~三室戸寺のお話。その1。~ [ぷらぷらっと京都]
さて,前回導入編という事で紫陽花の花をUpしたんだけど,覚えてるかな?
という訳で,三室戸寺のお話でもしようか。
西国十番 三室戸寺とは?
しかし暑いなぁ・・・。
しかし暑いなぁ・・・。
この暑さの中,家に放置してあるパソコンの事が不安で仕方ない。
夜,クーラーがかかっていた部屋の日陰に置いてあるけど,出掛けてる間の室温が想像するだけで恐ろしいな。
JR宇治駅から坂道をひたすら登ると見えてくるのが,宇治茶の伊藤久右衛門さんのお店。
ここまで来たら,後もう少しの辛抱だ。
「かえる」はJRで動ける範囲は動いちゃうけど,京阪を利用すればもっと楽に行けるんだ。
三室戸寺と彫られた石柱?を通りの向かい側に発見!
側面には 花の寺 みむろとじ と書かれている。
この角を曲がって暫く歩く。
途中の分岐には案内看板があるので,それに沿ってひたすら住宅街の中を歩いていく感じだ。
で,京阪電車の三室戸(みむろど)駅を利用すると,JRと違ってだらだら坂を登ることなくこの交差点へ出ることができる。
京都駅からの所要時間は変わらないと思う。
だから,坂道を歩くのが平気で乗り換えが面倒な人はJRでもいいと思う。
ただ,JR宇治駅からは徒歩約30分かかるので,夏場は水分補給しながら日陰を移動して欲しいんだな。
静かな参道。
今回やって来たのは,西国三十三所の一つ,三室戸寺だ。
この西国三十三所って言うのは,近畿と岐阜の33カ所の観音霊場を指すんだな。
有名なのは,八番の長谷寺とか十六番の清水寺あたりかな?
京都市内で日帰りで行きやすいのは,上に挙げた清水寺と頂法寺(六角堂)*とか六波羅蜜寺だろうか。
清水寺はみんなもよくご存じだろうからいいとして。
紫雲山頂法寺(六角堂)については,こちらをどうぞなんだな。
*「京都の「へそ」は自分で動く!?」 2017-04-06
*「京都の「へそ」は自分で動く!?」 2017-04-06
六波羅蜜寺の開山は,空也上人。
空也上人と言えば,口から「ぴゃぁぁ~」って,6体の阿弥陀様が飛び出してる立像でも有名だな。
何しろフィギュアにもなったくらいだし。
で,お寺の写真を探したんだけど見つからなかった,ごめん。
因みに,空也上人像は宝物館に収められているので,撮影はできないけどな。
お寺自体はそんなに広くないんだけど,できることなら,この宝物殿に行って欲しい。
正直,お寺を回っていて,拝観料と見合わないよなぁ・・・って事があると思う。
でも,この六波羅蜜寺は規模から考えると信じられないくらいに素晴らしい仏像が収められていると思う。
美術と歴史の教科書で見た,あの「ぴゃぁぁ~」って飛び出してるアレを是非とも見てきて欲しいんだなっ♪
位置的には建仁寺さんと陶器さん(若宮八幡宮)**の間にあるので,立地も抜群だ。
六道珍皇寺も近いし,幽霊飴のみなとやさん***もすぐだし,うろうろするにはうってつけの場所なんだ。
**陶器さん(陶器神社=正しくは若宮八幡宮)はこちら。
「身も心も美しく」。~陶器神社 in 京都~2016-12-11
**
*六道珍皇寺と幽霊飴のみなとやさんはこちらをどうぞっ♪
*六道珍皇寺と幽霊飴のみなとやさんはこちらをどうぞっ♪
「あの世とこの世を繋ぐ辻 in 京都。」2017-06-25
さて,今日も今日はで脇道へ逸れていく。
* * * * * * * * * * * *
・・・もう少し頑張らないといけないな。
何故って,また坂道だからだよぉ!
考えたら,宇治駅からの道のりの半分は坂道な気がする。
まぁ,山に向かってるんだから仕方ないんだけど。
や,やっと山門に到着。
急な坂道ではないんだけどな。
だらだら登るのって,急勾配の道より疲れないか?
何しろ,日本の紫陽花の名所全国第3位だったりするんだぞっ♪
看板にあるように,、ツツジや紫陽花が有名だけど,実はそれだけじゃない。
紫陽花って日本原産の植物なんだって。
英語だとhaidorannzia(ハイドランジア)って呼ぶんだ。
余談だけど,アメリカ人とかと話しててhaidorannziaって言えると驚かれる事がある。
以前言われたのは,普段の会話力からこの長い綴りをするっと発音できるのが予想外だったと。
当て字としか思えない紫陽花という呼び名から,外国産っぽいイメージが強いアジサイ
実は,よく目にするアジサイは江戸時代に海外へ持ち出され,品種改良されたものが逆輸入されたものなんだな。
実は,よく目にするアジサイは江戸時代に海外へ持ち出され,品種改良されたものが逆輸入されたものなんだな。
その為,セイヨウアジサイって呼ばれることもある。
変わった漢字を使うから,大陸から伝わったように思う人も多いと思う。
でも,この紫陽花という名前が初めて登場するのは,白居易の白氏文集の中だ。
ある時,山寺を訪ねた白居易は美しい紫色の花を見せられた。
とてもいい香りのする花だったが,寺の誰も名前を知らない。
そこで,この花に紫陽花と名前をつけたのだそうだ。
ただ,紫陽花っていい香りがするって訳じゃないので,この謎の花はリラだったんじゃないか?と言われてるんだな。
因みにアジサイは中国語では綉球花。
日本でも見かける事がある八仙花でも通じるらしい。
額紫陽花ってこんな感じ。
で,日本の紫陽花は?って言うと,原種は額紫陽花(ガクアジサイ)と呼ばれるものだ。
特徴としては,中央の小さな両性花の周囲を華やかな装飾花が取り囲む。
この装飾花の花びらに見える部分は実は萼(ガク)で,中心のポチっとしたのが花なんだって。
右側の装飾花の中央をよく見ると,小さな花が開いてるのが分かるかな?
だから,セイヨウアジサイは装飾花だけなので結実しないそうだけど,額紫陽花は中央の花に実ができるんだ。
お寺の紹介から思うに額紫陽花で合ってると思うけど,万が一,山紫陽花だったらごめんなさいなんだな。(´・ω・)
紫陽花の有名な場所ってお寺が多いけど,理由は幾つかある。
一つ目は,お寺の立地だ。
山って言うのはご神体だったり,神聖な場所な事が多いだろ?
そして,元々お寺って言うのは修行をする場だった為,外界と隔てた場所である山の上って言うのは格好の立地条件だったんだな。
そういった宗教的な面から山の上にお寺を建てることも多かった訳だ。
で,紫陽花って,根っこが横に長く広がるんだな。
その根はまるで牛蒡のようにしっかりしている。
植え替えしたことがある人は知ってると思うけど,掘っても掘っても根が繋がってて「いっそ切断するかっ!」って思うくらい。
そんな訳で,山の斜面にしっかりと広がる紫陽花の根は,土砂崩れを防ぐとも言われている。
二つ目は,季節的なものだ。
紫陽花の花が咲く梅雨頃って言うのは気候の変わり目だろ?
長雨は体調不良を引き起こす。
それは現代でもだけど,医療の発達していない時代であれば,流行り病や水害で亡くなる人も多かった筈だ。
そう言った理由で,亡くなった人を弔う時に供えられたのが,紫陽花だったって話だ。
もう一つは,宗教的なもの。
「花祭り」の時に甘茶(あまちゃ)を誕生仏にかけるって言うだろ?
余り詳しくないので興味のあるみんなは調べて欲しいんだけど,お釈迦様が産まれた時に天から甘露が降ってきたらしいんだな。
で,それを真似て行うんだけど,この甘茶の元になる甘茶(アマチャアジサイ)は額紫陽花に似てるんだ。
それで,お寺の周囲にアマチャアジサイを植えたとか言わないとか・・・。
そう言えば,この三室戸寺には恋愛成就の紫陽花が咲くらしい。
ありがちだけどハート形の紫陽花を見つけると恋が叶うんだって。
ただ・・・1万株の中から探すのだから,見つけようと思って見つかるものではないかもしれない。
心の綺麗な人にはハート紫陽花に見えるかもしれない(;´Д`)
まだ登るのか・・・。
でも,もう後ちょっとな気がする。
やった~登り切ったぞっ♪
・・・・・・って,ええっとこれは!?
結構,衝撃的な気がする。
本堂をバックに「デデドン!」と待ち構えていたこの謎の石像の正体は!?
ちょっと疲れてきたので,ここらで一旦終了で,答えは次回へ持ち越しだ。
でやって来たのは,伊藤久右衛門さん。
ここでは物販だけでなく,カフェも楽しめる。
暑いけど,温かい抹茶そばをいただく。
セットもあるけど,ここはぐっと我慢の単品。
何故って2017年のリベンジなんだなぁ~。
2017年に宇治へ行った時に,冷たいお蕎麦とかやくご飯のセットを頼んだんだ。
で,食後に甘味(ミニパフェとか)を~と思ったけど,ハライッパイで撃沈されたんだな・・・(;´Д`)
という訳で,追加注文!
紫陽花パフェ(5月中旬~7中旬)。
え?
え?
ミニパフェなのにこんなに大きいのかって?
誰も「ミニ」を頼んだなんて言ってないぞ。
紫陽花の季節限定の紫陽花パフェはレギュラーサイズのみなんだな。
たっぷりの抹茶アイスとゼリーを彩るのは,紫陽花の花を模したきんとんと清涼感を与えるクラッシュゼリー。
紫陽花きんとんの中には,香り高い抹茶餡が閉じ込められている。
抹茶クッキーの葉を添えて,本物の三室戸寺の花に負けない程の華やかな仕上がり具合だ。
はぁ~,幸せだなぁ~(*´ω`)
程よい甘さなので,ついつい食べてしまうなっ♪
ハライッパイどころか,十二分目くらいな気もするけどな。
まぁ,ここまで歩いてきたから,少しくらいなら大丈夫だろう。
帰りも宇治駅まで歩くから,それまでにはハラの具合も落ち着くだろうし・・・。
という訳で,三室戸寺の紫陽花庭園と伊藤久右衛門 本店茶房さんに興味のあるみんなは,是非とも訪ねて欲しいんだなっ♪
三室戸寺のお話は次回へ続く。
毎日暑い日が続くけど,熱中症にはくれぐれも気を付けてくれよなっ♪