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旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)

https://bokutokaerunikki.blog.so-net.ne.jp/

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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。

ようこそぼくと「かえる」日記2へ!

今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう [揺れるハート]

なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪



突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し[たらーっ(汗)]

やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない[あせあせ(飛び散る汗)]

人生いつ何が起きるか分からない[爆弾]

そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。 

お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪

見上げればそこには屋根がある。~橿原でハイキング。その11。~ [思い立った奈良]

今日も今井町を散策だ。

今回は,屋根の上の飾りを見て歩こうか・・・。


ただ,年の瀬でなんだかバタバタしてるので,今日はさらっと・・・。


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                鍾馗さん。      
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             こっちにも鍾馗さん
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             こちらも鍾馗さん

前にも書いたけど,鍾馗さんって言うのは鬼よりも強い。
見るからに強面だし・・・とか思ってる人,鍾馗さんに謝ってあげて欲しい。
何しろ,見た目ほどはメンタルが強くない人なんだな。

中国は唐の時代,鍾馗青年は進士(科挙)の試験を受けたが,残念な結果に終わってしまった。
故郷にも帰れずにショックのあまりに自死してしまったそうだ。
その後,熱病(マラリア?)に侵された玄宗皇帝は悪夢を見る。
その夢の中で鬼を退治した男は,自らを鍾馗と名乗ったんだって。

で,鬼より強い鍾馗さんという訳だ。

この話には色々なパターンがあって,進士で首席合格したのに強面なのを嫌がった皇帝が合格を取り消したとか(誰でもメンタル崩壊するな)
はてまた,同じ試験を受けた有力者の息子(不合格)に妬まれ,鍾馗さんの合格が取り消されたとか。
いずれにせよ,やりきれない思いを抱えたまま憤死したり,頭を柱に打ち付け(中華の定番?)死んでしまう。

鍾馗さんは鬼瓦と同じ理由で飾られてると思って貰えばいい。
お向かいさんの鬼瓦に弾かれた物が,自分の家に流れてきてしまうのを防ぐ為に,鍾馗さんをお迎えするって訳だ。
多分,より大きな迫力のある鬼瓦を設置すればいいんだろうけど,物事には限界があるだろ?
そんな時には,鍾馗さんの出番ってな。

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                流水の意匠が美しいな。

中央には「井」の字のようなものが見える。
こういう鬼瓦を時々見かけるけど,多分,「水」の文字の代わりの火事除けなんじゃないだろうかと思う?
     
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           屋根の上には煙出しがある。
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       小さな屋根が乗っているようにしか見えないものもある。
        
煙出しは,その名の通り,囲炉裏や竈などから出た煙を抜く為につくられた物だ。
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        小さな屋根なのに,こだわりが見られる。   
  
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            小さな櫓状のものもある。         
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最後に紹介するのは壁。
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             うだつ・・・袖壁かな?

軒が下がるのを防ぐのと隣家への延焼を防ぐ為の袖壁
白漆喰と黒漆喰のコントラストに目を見張る。
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うだつと呼びたいのは分かるけど,独立した屋根瓦が無い以上はうだつとは呼べないと思うんだ。
この黒い漆喰だけど,白い漆喰に煤(墨)を混ぜて作ることができるそうだ。
奈良が墨の産地だからこそできる技なのかもしれないな。

さて,軽くだけど今井町の中を歩けたみたいだ。
ちょっと名残惜しいけど,駅に向かおう。
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       今井町の北側には大きな榎の木が立っていた。

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       さよなら今井町・・・また来ることができるだろうか?


という訳で,大和八木駅から電車に乗ることにした。
アーバンライナー(名古屋-難波)は,どちら方面からも基本00分と30分発なのでかなり便利な電車なんだ。
問題は午後。
八木駅には停まらなくなってしまう・・・。
そこでおすすめするのが,この電車。

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            VISTA CAR(ビスタカー)。

伊勢中川での乗換が必要になるけど,同じホームからの乗り換えなので特に問題は無いと思う。
「かえる」的おすすめポイントは,この2階建て車両部分だ。
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            階段を上って,2階席へと進む。
因みに奥の下り階段の先(1階部分)は,グループ向けの半個室になっている。
ちらりと覗いたことがあるけど,ぐるりと囲むようなソファーが見えたぞっ♪

で,まぁ,一人なので当然上に進む。
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          ぬいぐるみがお出迎えしてくれる。

乗り込み口の階段には志摩スペイン村パルケエスパーニャのキャラクターのぬいぐるみが置かれている。
他のキャラのぬいぐるみも見た事があるので,何種類かあるようだ。
隣県ながら,未だに行ったことがない (;´Д`)
三重でも長島(スパーランド)なら近いんだけどなぁ・・・。
   
で,VISTAの名の通りに2階建てなので展望列車になってるんだな。
ただ,八木-伊勢中川間は山の中を走っていく感じだし,伊勢中川-近鉄名古屋間も海とか見えない
なので,ありがたみが薄い。
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         VマークはVISTAシートに印字されるようだ。

因みに中2両だけがVISTA CARで先頭とかは普通の車両なので,注意が必要だ。
橿原神宮前には特急券券売機がないけど,八木駅なら券売機があるので特急券を買う時に指定をしたらいいと思う。
とは言っても,乗換があるのでそれぞれ約1時間の乗車となる。

強いて言えば,アーバンライナーは直行便だけど,約2時間ずっと座りっぱなしになる。
万が一,隣の人が酔っ払いだと(朝7時から飲んでる人がいた)結構辛いものがある。
それにアーバンライナーは乗車率が高いので,時間によってはほぼ満席だったりする。

まぁ,そんな訳で,時間がかかっても伊勢中川乗換を選んで乗る「かえる」だ。
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              深みのある青いシート。

Bon voyage
Limited Express Vista ex(p?)
よい旅を!とのメッセージが込められている。

落ち着きのある色合いのゆったりとしたシートから,ぼ~っと窓の外を眺める。
・・・・・・。
うん,山だな。
紅葉シーズンはそれなりに楽しめるんだけどな。
賢島まで乗って行ったら,海が綺麗だろうなぁ~と考えているうちに乗換駅に着いてしまう。
そんな感じに過ごしやすいVISTA CARは,ブルーリボン賞を受賞してるんだな。
ブルーリボン賞って言うのは,鉄道友の会がその年に営業運転を開始した車両に贈っている賞なんだ。
古いものだとビスタカーⅡ世は第3回,現行のオリジナル車両が第22回ブルーリボン賞に選出されている。

ちょっと興味が湧いてきただろ?
たまにはゆったりと電車を楽しむ旅っていうのもいいんじゃないかな?
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                という訳で,無事に名古屋へ到着だ。


いや~思い返すと,よく分からないままに慌ただしい一年だった気がするな。
なんだかんだと無事に令和元年を終えることができそうだな。
で,年内のUpは今日が最後になるので,ここでご挨拶を。



今年一年  大変お世話になり  ありがとうございました
寒さがより一層厳しくなる季節です
体調を崩さないよう くれぐれもご自愛下さいませ
どうぞ佳いお年をお迎え下さい
                      こじろう

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白漆喰に魅了される。~橿原でハイキング。その10。~ [思い立った奈良]

前回は今井町の歴史とかをさらっと流したんだけど,覚えてるかな?

という訳で,座学(?)が終わったので,今回は実地という訳だ。


ただ,残された時間は約30分。

別に遅れてもいいんだけどな。

単に八木駅から名駅まで2時間かかる事から逆算して,名駅からの帰宅ラッシュを避ける時間の電車に乗りたいだけなんだけど。


因みに華甍今井町の南側に位置するので,ここから北上して行って八木駅へ向かう道すがら見学って感じだな。


 
まずは,今井町の町屋のおさらい。


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           こんな感じの町屋があるみたいだ。


どうやら今井町の町屋は,一般公開していなかったり事前予約が必要な場所もあるようなんだな。

なので,事前に調べてから出かけた方がよかったかもしれない。


それと,京都でも同じことが言えるけど,町屋と言っても文化財ではない普通のお宅も多いそうだ。

写真撮影は・・・さすがに屋根は大丈夫だろうけど,こちらも注意が必要そうだな。


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               出格子。


字のそのまんまで,外壁よりも外へ張り出した格子窓だな。


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               透かしの入った集水器。


今井町を散策していて,集水器とか呼び樋の装飾が凝っている家が多いと思った。 




      IMG_7036コーベル?.JPG

          持ち送りには(こて)が見られる。


今井町の町屋は白漆喰の塗籠が特徴のようだ。

まるで蔵のようにも見える二階部分にも,様々な意匠が見て取れる。   



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           懸魚(げぎょ)も装飾的なものだ。


見慣れた鰭(ひれ)付き蕪懸魚でも,寺社仏閣のような木の地肌が見えないだけでもとても新鮮に感じる。

後で気が付いたけど,浪鰭ではなく植物のように見えるな。


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            これは柄振(えぶり)と呼んでいいんだろうか?


出し桁を止めてるから柄振板と呼んでいいんじゃなかろうかと思いつつも自信がない。

日本の建築用語とか部位って,本当に難しいな。

正直,現在進行中に勉強してる最中なので,合ってるのか自信が無い。

(合っている前提でだけど)わざと外に突出させた梁(出し桁造り的な)を隠す部分を柄振板と呼ぶんだ。


それはそうとして,これは塗籠ではなく一種の鏝絵なんだろうか。

撮った角度が悪くて,植物なのか水流なのかよくわからないのが残念過ぎる (;´Д`)



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          見事な鏝絵の技法で装飾された懸魚。


懸魚の話は以前にもしてるから覚えてる人も多いと思うけど,屋根の破風( /\  の形の部分)の下に取り付けるものだ。  

棟木や桁の木口を隠す為のもので,殆どの場合は写真のように破風の合掌の合わせ目部分の下についてる。

ただ,破風板の下の方の桁を隠すように複数の懸魚がついてる事もあるんだな。


中国では,火伏せのまじないの意味合いを込めて魚の形っぽい板が下げられる事もあるそうだ。

でも,これは日本ではレアで,現在では東寺の通称「魚尾形懸魚」と呼ばれるものくらいしか見られないみたいだな。

因みにこの魚尾形,「かえる」的には見れば見る程「エビフライ」に見えてくる代物だ・・・(*´Д`)

で,火伏せの意味合いから,水に関連した装飾を行う事も多い。

まぁ,亀なので縁起も担いでるのかもしれないけど。  

               


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           お次は,窓。


厨子二階(つしにかい=中二階)には虫籠窓(むしこまど)が見られる。

京都の町屋でもよく見られるんだけど,虫籠格子(むしここうし)と呼ばれる虫籠のような格子が並んだ窓なんだな。


虫籠窓の原型は,屋根裏を物置として使う為にすのこを張ったものと言われてる。

次第にそういった物置を部屋として整えるようになり,採光や通風の為に今のような窓に進化したんだって。


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江戸時代には,庶民が天井の高い二階を持つ許可が下りない事もあったらしいんだ。

勿論,時代によっても違うし,例外もあって,例えば水害の恐れがある地域や旅籠などは許可が下りたそうだ。

2階建ての許可制は防火の為っていう理由もあったようだけど,単に庶民には贅沢だから・・・って理由もあったとか。

でも,それがこの虫籠窓を創り出すきっかけになったというのは,面白いな。

      

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            虫籠窓丸窓


丸窓の格子のデザインが目を惹くな。

白漆喰で塗籠められた窓枠が浮かび上がって見えるのが面白い。

ちょっとした違いがアクセントとなって,壁面にリズミカルな軽やかさを醸し出している感じがする。

この特徴的な窓のある河合家住宅は18世紀後半に建てられたものなので,比較的しっかりとした天井高の2階が作られている。

言い換えると,より古い町屋の方が小さい虫籠窓を備え付けてる可能性が高いってことだな。





さて,この辺りで一旦終了して,おやつだな。


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           Vent vertオーク リーフパイ


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      前回に引き続き,今日も橿原神宮御用菓子だぞっ♪


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    大きなリーフパイの表面は,たっぷりのお砂糖で飾られている。


このVent vert(ヴァンヴェール=みどりの風)シリーズは,橿原神宮の樫の葉をモチーフにしたお菓子なんだって。


橿原神宮は周囲に山や丘があって,豊かな緑に囲まれている。

そこを吹き抜ける風=緑の風ってことなのかな?


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    個包装の封を切った途端に甘い匂いとバターの香りが広がる。



では,試食!


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              さっくさく (*´Д`)


パイだけあって軽い食感でさくっとしている。

だけど,生地があまり飛び散らない程度にはしっとりしている。

たっぷり使われたバターのお陰なのかな?

バターの風味しっかりしていて,ほどよく甘い。


コーヒーのお供にと思いつつも寒かったので,すぐに淹れられるティーパックのお番茶で頂いてしまった。

でもこれが意外といける。

バターも表面を覆う砂糖もしつこくないからだろうか,濃い目に淹れた温かいお番茶がしっくりきたんだなっ♪

「かえる」がお番茶(ほうじ茶)を普段から飲んでるからかもしれないけどな。


という訳で,Vent vertオークリーフパイに興味のあるみんなは,橿原神宮前駅構内のお店を探してみて欲しいんだなっ♪

確か,前回紹介した蘇やねん橿原も売ってたと思うんだな。



ふと思ったんだけど,みんなの地域ではお番茶って何色なんだろう?



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華甍で歴史を学ぶ。~橿原でハイキング。その9。~ [思い立った奈良]

ごめん,寒くてお昼寝(夕寝)したら遅くなっちゃった・・・(;´・ω・)



さて,前回までは,いかにもハイキングって感じだったけど,今日はちょっと趣向を変えてっと。

という訳で,綏靖天皇陵から更に北にある今井町へやって来たぞっ♪

 

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         今井まちなみ交流センター華甍(はないらか)



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          門扉には高市郡の「高」の文字。


元々は,明治36年に高市郡教育博物館として建てられた建物なんだって。

そして昭和に入ってからは,今井町役場として使われていたそうだ。


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   門柱には「奈良県指定文化財 旧高市郡教育博物館」の文字が読める。


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    現在は,今井町の歴史博物館 兼 観光案内所的な場所になっている。


だから,今井町に来たら,まずはこの華甍からスタートするといいんだな。

今井町に関わる様々な資料が展示されているけど,なんと入館料は無料なんだぞっ♪
しかも,周辺マップなども貰える。
建物のすぐ横には公衆トイレもあるし,入館時に簡単な記帳(どこから来ましたか?程度)をすれば入れるので,時間が許す限りは立ち寄った方がいいと思うんだ。


1階が展示室になっているようだ(2階は閉鎖されていた)。


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        今井町は今でこそ古い町並みが見られるけど・・・。


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   住民の皆さんが協力し合って古い町並みを復活させたのがよく分かる。

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 平成5年に今井町は国指定の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたんだって。


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      電柱の位置が違うようだけど,同じ通りの写真なのかな?



では,今井町の歴史をたどってみよう。

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    今井町の成り立ちについての説明と様々な展示物が並んでいる。




今井町に一向宗が道場を構えていたことが町の発展に繋がったようだ。

だけど,一向宗と言えば一向一揆を忘れてはいけない。

時は1570年。

石山本願寺と織田信長との泥沼の戦いがついに始まったんだ。


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        武装解除した今井兵部は信長に降伏した。

   

そして・・・

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         織田信長今井郷惣中宛赦免状(複製)1575年。


1575年に信長から赦免された,という訳だ。 
   


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      明智光秀今井郷惣中宛書状(複製) 天正?年 


他にも秀吉,家康の書状(複製)もあった。

どれも本物は市指定文化財にもなっているそうだ。

遠く離れた今井町で,地元の武将が送った書状(複製だけど)が見られるっていうのも不思議な縁を感じるな。




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          狭い町屋でよく見られた箱階段だ。


階段の下ってデッドスペースができちゃうだろ?

その空間を勿体ない,ってことで利用できるようにしたのが,この箪笥だ。

これは独立した箪笥になってるけど,作り付けのものもあるんだな。



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              今井札(いまいさつ)。


江戸時代には商業で栄え,今井町独自の紙幣である今井札(藩札のようなもの)の発行さえも許可されたそうだ。

町独自の紙幣を持てるって事は,それだけ当時の今井町が商業的に成功し,信用度も高かったって事だな。



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  古い町並みが見られる今井町では,独特な造りの町屋が見られるようだ。


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          こんな感じの町屋があるみたいだ。


さっきから「へぇ~,へぇ~」と某テレビ番組の「へぇ~ボタン」でも持ってるのか?と言われそうなくらいには「へぇ~」と言ってる気がする。


と,気が付いたらもう13時過ぎてる。

駅まで約15分+チケット買うのに5分+ホームまで5分として,迷わなかったとして13時30分か・・・。

30分くらいなら町の中を見て回れるかな?



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          無造作に置かれてるけど,大丈夫なのかな?

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     中文の説明もあるってことは,結構,海外からの観光客も多いのか。


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          この鬼瓦,滅茶苦茶可愛いなぁ~(*´Д`)


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            こっちは鍾馗さん(鍾馗瓦)。


京都の町屋にもあるから,御存じのみんなも多いんじゃないかな?

鍾馗さんって言うのは道教の神様で,病(疱瘡)除けの神様としても知られている。

町屋の守り神として鬼瓦と同様に屋根に置かれるんだな。

しかも,鍾馗さんは鬼よりも強いときた。

だから,向かいの家の鬼瓦に弾かれた厄が家に入って来ないように,と鍾馗さんを屋根にのせたりすることもあるんだって。




さて,ちょっと長くなってしまったので,おやつタ~イム!


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         謎の橿原銘菓 蘇(そ)やねん橿原


とっても目を惹く鮮やかなパッケージとネーミングに引き寄せられる。


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         橿原神宮御用菓子の実力やいかに?



見た目はフィナンシェだけど,それが只のフィナンシェじゃないって事は確実だ。
だって,の字が物凄くアピールしてくるだろ?


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          見た目はフィナンシェだけど?


って・・・日本最古のチーズと言われたアレなのか?

文献には出てくるけど正確な製造方法は載ってなかったと思うんだけどな。

まぁ,古い文献にもその名前が出てきて一応製法も載っている。

「乳一斗を煎じたら一升ができる(1/10に煮詰める)」レベルな内容なんだけど・・・。


それでも再現を試みる人たちがいて,らしいものはできているんだ。

ただ,それが本物のなのかは現時点では誰にも分からない。

でも,が乳を煮詰めて作った「美味しい物」なのは確定事項なので,興味が引かれない訳がない。


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           ぷぅ~んと独特な匂いが漂ってくる。


・・・・・・?

なんだろう?

フィナンシェなのに,嗅いだことのない匂いがする。

ひょっとして,これがの匂い!?


取り敢えず,試食してみよう!      


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      甘い香りの中から,ふとした瞬間にあの独特な匂いが届く。


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うん,フィナンシェだな。

甘くて,軽めの食感のふわっとした焼き菓子だ。

ただ,味はいいんだけど匂いが独特で・・・ちょっと癖のある系のチーズを食べてるような?

これは食べる人を選ぶかもしれないなぁ。


フィナンシェと思って食べたら「あれ?味と匂いが一致しない?」っていうのがあって,そのギャップで変な気分になってるだけかもしれないけど。



 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆





蘇やねん橿原を食べてから数日後のある日の午後。


おやつが無いな。

う~ん,アレがあったっけ。
そう呟く「かえる」の手には蘇やねん橿原の箱がしっかりと収められていた。


・・・これ,癖になる味だよなぁ。

包装を剥いたせいか匂いは薄れてるけど,それがよかったのかもしれない。

最初の1個目は少々持て余し気味だったのに,何故か病みつきになってきた (;´Д`)


という訳で,蘇やねん橿原に興味のあるチーズの匂いに耐性のあるみんなは,是非ともお試しして欲しいんだなっ♪

匂いが強い系のチーズが苦手な人は,箱を開けて少し匂いを発散させてからの方がいいかもしれない。


参考になるかは分からないけど,「かえる」はロックフォールとかのブルーチーズはいける方で,ウォッシュ系はモノによっては微妙かも?程度にはチーズを食べれる。

そして,納豆は申し訳ないけど無理・・・(´・ω・)

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  [NEW] ぼくと「かえる」日記2 [ひらめき]


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