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旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)

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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。

ようこそぼくと「かえる」日記2へ!

今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう [揺れるハート]

なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪



突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し[たらーっ(汗)]

やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない[あせあせ(飛び散る汗)]

人生いつ何が起きるか分からない[爆弾]

そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。 

お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪

狐は躍る。~合槌稲荷大明神~ [ぷらぷらっと京都]

今日はどこへいこうかな?

桜の写真もまだあるんだけど,ちょっと気分転換しよう。
と言う訳で,今日はぷらぷらっと京都を歩こうと思うんだ。



まず最初に【お願い】

今回紹介するお稲荷さんは,住宅地の真っただ中にあるんだ。

参拝する時は,周囲のお家の方々のご迷惑にならないように細心の注意を払って欲しい。

そうだな・・・「一般の人がお庭を特別に公開してくれている」くらいのイメージでお願いするんだな。



やって来たのは,小さなお稲荷さん。

      IMG_8716.JPG

           民家の間に小さな鳥居が並んでいる。


                    DSCN1363.JPG

         正一位 合槌稲荷大明神参道と彫られている。


      DSCN1362.JPG

         ここは合槌稲荷明神,つまりはお稲荷さんだな。


みんなは,この合槌稲荷さんの事を知ってるかな?

お能や歌舞伎などの伝統芸能が好きな人は,よくご存知だと思う。

まぁ,上の写真に載ってる通りなんだけどな。


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三条宗近と小狐丸については,2017年の稲荷山踏破時にも少しだけ触れているぞっ♪

(最近はボートを漕がなくなってきた気がする (;´∀`) )


お山巡り公認のパワースポット? ~稲荷山探索。その3。~




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時は平安時代。

一条天皇の御代,三条辺りに住む宗近という刀工がいたそうだ。


・・・って言われても「誰?」って思うだろうな。

  


      DSCN1361.JPG

       参道は民家の間(軒先)にあるので,静かに進む。


(いつもの事ながら道草が酷くなりそうなので,200文字以内を目指そう)


みんなの知ってる日本刀って,反りがあるだろ?

実は,そういう形になったのって平安時代なんだな。

それまでは,真刀(剣のような形)だったんだ。

で,宗近さんは,反りがある日本刀らしい日本刀を打った人として知られている。


特に有名なのが,三日月宗近と呼ばれる太刀。

かの剣豪将軍足利義輝の手元にあったそうで,徳川吉宗の時代の刀のランキングでは「名物」とされている。

今は国宝となってトーハクの所蔵になっているぞっ♪



とまぁ,超が付くすごい刀工だという事が分かって貰えたかな?

ただ,この人の銘の入った刀は真偽が不確かなものもあるので気を付けて欲しい。


   DSCN1359.JPG

      僅かな距離の参道を歩くと,突き当りには小さな稲荷社がある。


さて,話を戻す前に,みんなは鍛刀場の様子を見た事はあるかな?

実際には無くても時代劇とかでもいいんだけど。

そう,刀って一人じゃ作れないんだ。

主鍛冶と相槌を打つ人(要は助手)が必要なんだな。




そんなすごい宗近さんの身に,少々困った事が起きた。

天皇が「宗近に刀を打たせよ」との神のお告げを受け為に,作刀の勅命が下ってしまったんだ。

献上する刀ともなれば,ペアを組む相手にもかなりの腕前が必要となる。

案の定,なかなか思うようにいかない。

             

   DSCN1360.JPG 

      本当に民家の合間にあるので,写真を撮る時も気を付けて欲しい。


進まぬ作刀に悩んだ宗近さんは,氏神のお稲荷さんに向かう(場所はここではないんだけど)。

すると,どこからともなく童子が現れ「相槌を打ちましょう」と言い姿を消してしまったのだそうだ。

そんな事があって宗近さんが刀を打つ準備をしていると稲荷大明神が現れ,約束通り刀作りを手伝ってくれたんだって。

無事に完成した太刀には「小鍛冶宗近」と「小狐」の銘が入れられた。

こうして献上されたこの宝刀は「小狐丸」と呼ばれ,後に九条家へ下賜された。

・・・が,この太刀は,いつの間にか所在が不明となってしまったそうだ。


  
そんな訳で,興味はあるけどお能はボートを漕いでしまうから~と言う人は,歌舞伎か文楽をおすすめするぞっ♪

ちょうどいいことに歌舞伎座の四月大歌舞伎では中車さんの舞台,大阪では4月文楽公演で見れるようだ。

名古屋は・・・残念ながら無い(ノД`)・゜・。




では,この辺りでおやつにしよう。

      DSCN1508.JPG

            今日のおやつは老松さん。

      DSCN1509.JPG

    老松さんと言えば落雁も捨てがたいけど,今日はちょっと趣向を変えて。

      DSCN1510.JPG

        暖かくなってきたので,本わらびもちをチョイス♪

      DSCN1511.JPG

   一般的な水羊羹サイズの缶入りなので,ちょっと重くなるけど長期保存が効く。

      DSCN1512.JPG

   身軽な時に買っておいて,忘れかけた頃に慌てて食べる羽目に陥る・・・とも言う。

      DSCN1513.JPG

     見た目は完全に水羊羹だけど,これは本わらび粉を使ってるからなんだな。

      DSCN1514.JPG

          器に盛ると,その半透明な様子に気付く。


では,きな粉と黒蜜を投入~♪


あ,これは・・・やってしまった感がすごい。


      DSCN1515.JPG

    深さのないお皿に載せたせいで,事故っている(動揺して写真も事故ってる) 


スプーンを差し込む

   ↓

弾力があるので,本わらびもちが飛び出す

   ↓

同時にきな粉が辺り一面に舞う

   ↓

黒蜜ときな粉の混ざった「どろどろ」がこぼれ落ちる

   ↓

 (ノД`)・゜・。



      DSCN1516.JPG


ぷるんとした本わらびもちは,勿論そのままいただいても美味しい。

希少な国産の本わらび粉が使われているそうで,弾力があるのに口の中で融けていくような不思議な食感を楽しめる。

わらび餅やれんこん餅のような,ちょっと弾力があって,つるんとしたのど越しの物好きなんだよなぁ~。

(デンプンわらび餅やタピオカの「むにむに」した感じは苦手だけどな。)



でも,きな粉と黒蜜の誘惑には敵わない。

ここからは好みの問題だから,どう食べるかはみんな次第だ。

艶やかな黒蜜だけで,つるりとした食感を楽しむもよし。

更に黄金色に輝くきな粉を添えて,濃厚な風味を味わうもよし。


個人的には(お行儀悪いけど)黒蜜ときな粉を器で混ぜて,わらびもちに絡める。

そして更にきな粉を上からかけるきな粉増し〱がおすすめだ(´艸`*)

 

今回は考えなしに行動に移した為,ナイフでカットしてスプーンで食べる,というおかしな事になってしまったけどな・・・。

出来れば,少しでいいから深さのある器に盛る様にした方がいいと思う。


と言う訳で,老松さんの本わらびもちの興味のあるみんなは是非ともお試しして欲しいんだなっ♪

勿論,お店でもいただけるので,嵐山方面へでかけた際にはどうぞなんだな。

(夏期は品質の問題でイートインは無いかもしれないので気を付けて欲しい)

今回紹介した缶入りのものは,デパートや京都駅新幹線コンコース内のお土産コーナーでも取り扱っている筈だぞっ♪

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