さてっと,今日も京都散歩のお話だぞっ♪

宇治神社見返りうさぎに導かれてやって来たのは・・・?



宇治神社の脇に宇治上神社と書かれた看板を見つけた。
宇治神社と宇治「上」神社。

「下」「上」じゃないんだ。

・・・・・ちょっと気になるから行ってみよう!


緩やかな坂を登り始めると,すぐに朱い鳥居が目に飛び込んできた。


   

                朱と緑のコントラストが美しい。




   

       向こうに見えるポスターがちょっと怖いけど,心霊写真じゃないぞ。




   

             国宝の拝殿(1215年頃建立)


拝殿の前には二つの清め砂が盛られている。

他の神社同様,お砂を分けて頂くこともできるんだって。

対称に見える景色だけど,実際には左右非対称。



そう言えば,なんで宇治上神社宇治神社なんだろう?って書いただろ。

どうも,元々は上社と下社で二社で一つの神社だったみたいだな。

それが明治時代になって,二つの神社に分けられたようだ。



   

               宇治上神社お手水舎


小さな家のようなお手水舎の中は,昼でも少し薄暗い。

石の階段を数段降りて,柄杓を手に取る。



   

        フラッシュを点けないと水面が真っ暗になってしまうようだ。


腰をかがめて,柄杓で水をすくう。

凄く冷たくて気持ちがいいっ♪

水も透き通っていて,そのまま両手を浸したくなるようなくらいだ。


ここの湧き水は,桐原水(きりはらすい)と呼ばれていて,宇治七名水の一つと数えられているそうだ。

それじゃあ,他の6つはどこ,って思うだろ?

阿弥陀水,法華水は平等院に湧き出ていたそうだけど,明治の頃に失われたそうだ。

残りは,宇治駅の北にある工場近くに2カ所,残りは橋姫神社内,宇治橋商店街にあったらしい。 

どうやら残っているのは,ここ桐原水だけのようなんだな。



因みにこの桐原水,手水用なので,冷たくて美味しそうだけどそのまま飲んだりしないように・・・。

(煮沸すれば飲めるらしいけど。)



   

        こちらの本殿は日本最古(1060年ごろ建立)の神社建築だそうだ。


平安時代後期の木材が使われていて,平等院とほぼ同時期に建てられたものなんだって。

そんな歴史ある建物の為か,やっぱりと言うべきか,国宝だそうだ。


そう・・・国宝と言えば,平等院の鳳凰堂での写真不可。

あの時,内部の写真は駄目ですよ~と言われたので,悩んだ末に本殿の写真を撮ってみた。

びびりな「かえる」は中の様子が写らない位置で,写真を一枚。


でも,中国人観光客っぽい人たちはお構いなしに写真を撮ってて,なんだかなぁ・・・と思った。


こちらの御祭神は右から,前回紹介した宇治神社の菟道稚郎子命(弟),応神天皇(父),仁徳天皇(兄)と並んでいるそうだ。





   

                重要文化財の春日社。


こちらは,建甕槌命(たけみかづちのみこと,建御雷之男神)と天児屋命(あめのこやねのみこと)を祀ってるんだって。



   

               なんだろう,この不思議な岩は?


天降石(岩神さん)と呼ばれる不思議な巨石。

上に載っている石も気になるけど,なんとも言えない不思議な感じがする。

実は,お手水舎の後,本殿をすっ飛ばして,ここへ先に進んでしまったほどなんだな。

   

・・・そうだ。

満足さん(満足稲荷)*にも岩神さんって巨石があったな。

(満足さんについては,また日を改めて)

更に思い返せば,お稲荷さん(伏見稲荷)にも磐座信仰(巨石を祀る)があったし・・・。

これは,もしかすると何か不思議なパワースポット的な何かだろうか?


もっと近くに寄りたいけど,やめておこう。

何かやらかしそうな予感がする。



で,後で詳しく調べたら,この岩神さんの上に石を載せると願い事が叶うらしいな。

ただ,「他の人の乗せた石を崩さずに」という但し書きがあるので要注意だ。

自分の欲だけで他の人の願いを踏みにじるな,っていう戒めなのかな?


石を置きたかった気もするけど,上手く載せられなかった気がするんだ。

もし,もしも今度行くことがあったら試してみたいけど,他の人のお願いを壊すかもしれないって聞くとなぁ・・・。



あ・・・。

境内で貰った「宇治上神社の不思議」っていう紙をしっかり読んだら,境内と建物は勿論の事,周囲の木々の景観も含めて世界文化遺産指定区域だったみたいだ。



   

さて最後に久々に御朱印をUp!

季節限定,一日10枚限定という御朱印清流を頂いてきたぞっ♪


   

     最近は,中国や台湾の人も御朱印を頂くようだけど,お土産感覚なのかな?


桐原水に因んだ「涼やかな水の流れ」を現した色和紙の御朱印だ。

残念ながら,限定の物は御朱印帳に直に書いて頂けないので,後で貼り付けることになるけどな。

でも,この浅黄色の御朱印を見る度に,今日の事を鮮明思い出せる気がするなっ♪




   


という訳で,うさぎに導かれるままに散策した宇治神社宇治上神社

興味のある人は,是非とも出かけてみて欲しいんだな。

平等院から宇治川を渡って,10分~15分程度の距離にあるので,迷うこともないと思うぞっ♪



さて,DQ11はラスダン前の図鑑埋め作業中だ。

メタルハンドに2回も逃げられて,ストレスマッハな感じだけどな (;´∀`)