今日は名古屋市美術館の至上の印象派展 ビュールレ・コレクション展にぷらぷらっと行ってきたお話だぞっ♪
昨日から始まったんだけど,早速,行ってきたんだな。
初日の朝一番!と思ったら,9:00過ぎには列ができてた・・・・・・(;´Д`)
みんないつからいるんだ?
開館は9:30なのに。
まぁ,人が多いと早く開くかもしれないし,電車の都合とかもあるから待つしかないんだろうけど。
しかし,お向かいのコナン展には人が並んでないっぽいけど,ヘンダナ?
今回のパンフレットにも出てくる看板娘イレーヌ嬢。
どうやら,このポストカードは名古屋だけの限定っぽいな。
と言うのも,名古屋市美術館開館30周年記念の来場者プレゼント企画の物のようなんだな。
8月19日まではルノワールの「可愛いイレーヌ」。
8月21日~8月26日はセザンヌの「赤いチョッキの少年」。
8月28日~9月2日がモネの「睡蓮」。
期間限定でポストカードの絵柄が変わるようなので,どうしても欲しいものがある人は狙って行ってもいいかもしれないな。
でも,セザンヌとモネは期間が短いので,混雑するかもしれない。
その辺りも考えた上で予定を立てないといけないな。
因みに名古屋会場のみのアイテムで上のイレーヌ嬢と同じモノクロのチケットフォルダーが販売されていたぞっ♪
名古屋限定のレアものなので,日程上の理由でポストカードを貰い損ねた人はそちらを買うといいかもしれない。
スタッフの人に聞いた限りでは,1日当たりの枚数は限定していないそうだけどな。
でも,配布予定枚数があるようだから,どうしても欲しい人は早めに出掛けた方がいいと思う。
前回の「モネ それからの100年」展でもジュニアガイドがあったな。
今回は,小学生向けと中学生向けに分かれていて,小学生用はクイズ形式で楽しみながらビュールレ・コレクションに触れることができるようになっている。
中学生用は6作品についての簡単な解説も掲載されていて,読む人へ問いかける様な内容になっている。
美術の基礎知識が無い人で「へぇ~」って感じでさらっと読めるので,なかなか便利だと思う。
名古屋市美術館って黒川紀章さんの設計した作品なんだけど,そのせいかちょっと不思議な造りになっている。
今回のビュールレ・コレクションのような特別展は1階2階が会場で,地下1階が常設展示室なんだな。
だからいつもは,1階→2階で特別展を見て,常設展示の為に地下へ向かう。
そしてエントランスは1階なので,また,地上へ戻る。
ちょっと不便だろ?
だけど,今回は何故か2階が入場口になっていて,1階へ降りて,更に地下へ進むというパターンだった。
長く名古屋に住んでる「かえる」の記憶では,こんなルートは初めてなので少し戸惑うものの,中へ入れば変わらない。
色々書き出すとキリがないので,ジュニアガイドに載ってる作品の紹介を少々。
モネの「陽を浴びるウォータールー橋,ロンドン」だ。
陽炎のようにも見える柔らかな景色に浮かぶのは,ロンドンのウォータールー橋。
触ったら消えてしまいそうな儚げな様子だけど,光に満ちた世界がそこにはある。
お次は,マネの描いた明るい風景「ベルヴュの庭の隅」だ。
緑がまぶしい庭には色とりどりの花が咲き乱れている。
その中で読書する女性の姿が印象的な作品だ。
同じように太陽の光を描いた作品なのに,マネとモネでは全く違う。
そして可愛いイレーヌことルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」。
「かえる」が何か言うべきことはなさそうだけど・・・・・・。
成長したイレーヌが奔放な女性に育つことをルノワールは気付いていたのかな?
だって,当時の肖像画ってすごく堅苦しいものだったし,正直,少し名が売れてきた頃のルノワールに頼んだこと自体が謎なんだけどな。(イレーヌの母の愛人経由の仕事だったと言われてるけど。)
結局,この肖像画はトラブルの元となってしまう。
支払いは滞り,作品は長い間使用人部屋で埃をかぶっていたらしい。
ルノワールはこの一件が原因でユダヤ嫌いになってしまったと言われている。
で,ルノワールの預言が当たったのかどうかは知らないけど,イレーヌは離婚と再婚を繰り返すこととなる。
原因は不倫。
愛人と駆け落ちをしたりとかな。
かなり奔放なので,正直,「可愛いイレーヌ」という別称はどうなんだろう?と思ったりする#59143;
あ~,どんどん逸れていくので,お次はセザンヌの「赤いチョッキの少年」。
今年の名古屋市美術館の協力会会員向けカレンダーの元ネタ(失礼な書き方だけど)の作品だな。
不思議な角度の身体と妙に長い腕。
そして・・・「もみあげ」!?
いや,違うのかもしれないけど、一度「もみあげ」と認識したら,もう「もみあげ」にしか見えない。
じっくり見ると変だけど,全体を少し離れて見てみる,別に変じゃない。
離れて見ると,パーツの一つ一つの微妙さが感じられなくなり,違和感が無くなり完成された作品になる。
不思議だなぁ~。
ゴッホは「日没を背に種をまく人」がジュニアガイドに載ってたけど,個人的には「花咲くマロニエの枝」の力強い感じの方が好きかな。
・・・・・・ゴッホの「マロニエ」をどこかで見た気がするけど,何処で見たんだろう?
思い出せないけど,どこかに写真とか保存してあるかなぁ?
で,展示室の最後に登場するのはモネの「睡蓮」。
大きな壁面一杯に飾られた睡蓮はすごい迫力だ
そう言えば,この間までの「モネ それからの100年」展が開催されていたけど,あの時はここまで大きな作品は来なかったからなぁ~。
因みに,こちらの作品は写真撮影OKだ。
勿論,フラッシュ禁止だぞ。
みんな横並びでシャッターボタンを押したら隅へ移動するという,日本人らしい行動のお陰でスムーズに撮影できた。
約30分と慌ただしかったけど,結構,満喫できたな。
まぁ,チケットはまだあるから出直せばいいんだし・・・・・・。
という訳で,展示室を出てきたぞっ♪
なりきりスポット?
どうやら,イレーヌをイメージした衣装を着ることができるようだ。
専門学校や短大の学生さんたちが制作した作品のようだな。
種類はなんと全部で6種類。
左3点が大人用,右3点が子供用なんだって。
なりきりイレーヌ衣装を着用して,専用ブースで撮影できるんだって。
ちょっと恥ずかしい気もするけど。
でも,パニエまで履いてセルフィーしてる女性がいたので,時間に余裕のある人は衣装が綺麗なうちにお試しするといいんじゃないかな?
因みに子供用は前,大人用は後ろにマジックテープがある。
名古屋あたりの人だと,これを「明治村方式」と呼んだりするけど,要は被るのでなく両手を突っ込んでマジックテープで留めるだけなので,服の上から着用可能だ。
これなら小さなお子さんでも簡単に着れるから,来場記念の写真を撮れるなっ♪
まさに#59130;インスタ映え#59130;
では,お楽しみのおやつのコーナー。
可愛いイレーヌ缶の中身は・・・
アンファンのクッキーとマシュマロ。
アンファンと言えば,松坂屋のデパ地下にある「ガラスの中のアリス」のお店だな。
アイシングクッキーが有名だけど,さてさて・・・・・・。
アイシングクッキーが可愛すぎて食べられないじゃないかっ!!
仕方がないので,一週間くらい眺めてた後で食べよう。
代わりにマシュマロをいただきま~す♪
こちらは,可愛いイレーヌのパッケージに入ったサブレ。
ピエール・エルメのサブレ イスパハン。
バターのいい香りがする。
ラズベリーとライチを使っているからか,少し甘酸っぱい仕上がりだ。
そして口の中に広がる薔薇の香り。
う~ん,美味しいっ♪
微かにだけど,食べた直後の息が薔薇の香りになった。
他にもチョコレートとかもあったので,興味のあるみんなは1階の特設ミュージアムショップへ行ってみてくれよっ♪
特設ショップは会場内だけど,ショップは無料エリア内だ。
ついでに紹介。
ビュールレ・コレクションの次の展覧会のチラシだ。
名古屋市美術館の所蔵品が一堂に揃うっぽいな。
看板娘モディリアーニのお下げ髪の少女は勿論,岡本太郎の巨大壁画の原画も展示されるようだ。
そして来年の4月からは,なんと,吉野石膏さんのコレクション展がくるようだ。
吉野石膏さんと言えば,前回のモネ展の時のチラシの「睡蓮」を所有している事でも知られてるな。
こちらも見逃せないな。
という訳で,至上の印象派展 ビュールレ・コレクションは,9月24日まで名古屋市美術館で開催中だ。
ところで,このビュールレ・コレクションだけど,これだけの作品数が来日するのはこれが最後になるそうだ。
約10年前にビュールレさんの美術館に泥棒が入ったのは知ってるかな?
そんなことがあって,コレクションの大半がチューリヒ美術館へ移管されることが決まっているんだな。で,名古屋展が最終巡回地なので,お見逃しのないようにしてくれよっ♪
最後に。
招待券を持ってるみんなへ。
今回の招待券には,有効期限が付いてたけど気付いたかな?
後で見に行けばいいや~と思っていたら,期限切れしてた・・・なんてことが無いように,念の為注意してくれよっ♪