芸術の秋という訳で,名古屋市美術館ザ・ベスト・セレクション展を見に行ってきた。


   

   Twitterにセンシティブ判定された#59143;フリーダ・カーロ「死の仮面をかぶった少女」


メキシコ美術に関しては日本最大のコレクションを持つと言われている名古屋市美術館だけあって,看板にもフリーダの作品が使われている。

そして,日本で唯一フリーダ・カーロの作品を所蔵している美術館なんだって。


いつもの事だけど,展示室内の撮影はできなかった。

なので,代わりに京都の紅葉でもUpしようと思うんだな。



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毎度のことだけど,思い立ったが吉日。

「そうだ,京都行こう。」


   

             少しシーズンには早いって?


今回の特別展は,実は市美のコレクション展なんだけど,見たことのない作品もあってなかなかの見ごたえだった。

まずは,公式のTwitterでも紹介されている東山動物園に飾られていたという大作3点。

修復がされないままの展示だったけど,それが却って名古屋の戦中戦後の歴史を感じさせるものだと思った。

「かえる」的には,ペンギンのが一押しかな?



   


現代美術のコーナーでは最近見かけなかった「ロボット家族」の展示があって,ちょっと嬉しかった。

実のところ,余りにも長い間展示が無かったので,壊れたと思ってた (´・ω・)


後は,藤本由紀夫さんの「TABLE MUSIC」も必見というか,必聴?

音楽家でもある藤本さんのオルゴールを使った作品なんだけど,鑑賞者が螺子を巻いて楽しめるんだ。

どんな旋律になるかは一期一会のお楽しみ・・・ってなっ♪


   


郷土の作家のコーナーもなかなか。

なかでも,冨澤 有爲男(とみざわ ういお)の作品があって驚いた。

冨澤さんっていうのは,名古屋育ちの画家なんだけど,芥川賞作家でもあるんだ。

「かえる」は受賞作の「地中海」しか読んだことが無いけど。

最初の数ページは「うぅ~ん」って感じだったけど,途中からどんどん話に引き込まれていったのを覚えてる。

当世流行りものって言うのかなぁ?

しっぽり行くと見せかけて,ぶん回す感じ?

まぁ,随分前に読んだ時の記憶だから,読み直した方がいいと思ってるけど。

(名古屋なら,鶴舞図書館あたりに蔵書がある気がする)


大島哲以の大きな作品も興味を惹かれたけど,カエルを七輪で焼いてはいけません


後は,昔の名古屋の景色が分かる風景も何点かあったな。

   

   


メキシコは勿論,フリーダ・カーロ抜きには語れないけど,シケイロスの作品の裏面が見えるように展示してあったのも面白かった。

岡本太郎の例の明日の神話の下絵も展示されてたな。


忘れちゃいけないのが,エコール・ド・パリ・コーナーの看板娘の「おさげ髪の少女」。

いつもはガラスの向こうが定位置なおさげちゃんが,手を伸ばしたら触れそうな距離にいた!

これはすごい事だと思う。

 

   


本当はもっと早く行くつもりだったんだけど,スーチンの「農家の娘」が出ていないと聞いて延期していたんだな。

なんと,名古屋の姉妹都市であるフランスのランス市からやっと帰って来たそうなんだ。

そう,ランス美術館に貸し出しされていたものの,台風の為にずっと帰国できなかったんだって。

本当に,台風って碌な事をしないな (´・ω・)


   


ランスかぁ~。

一度くらい行ってみたいけど,どう考えても遠い。

あ・・・・・・ランスと言えば,フジタ(藤田嗣治)。

「そうだ,(フジタを見に)京都行こう。」   

雰囲気だけでも,ランスに行った気分になれるかもしれないじゃないかっ(/・ω・)/

という訳で,ぷらぷらっと「そう京」してきたんだなっ♪


   


ふと思う。

去年はランス美術館展,一昨年はフジタ展を見に行ったっけ・・・・・・。

三年連続フジタ展!

「かえる」が初めてフジタの存在を知った頃は「レオナール・フジタって誰?」とよく言われたのが嘘のような人気ぶりにちょっと戸惑うくらいだ。


   


名古屋の話をしながら京都の写真をUpしてるから,混乱してる人もいると思うけど,今日のぷらぷらっと京都は永観堂さんの紅葉でお送りしてるぞっ♪


         


京都一周トレイルが歩けるようになったらハイキングしたいんだけど。

正直,当分,無理だろうな。

叡山電車は復旧したけど,すっごく混みそうだし・・・。

やっぱり,奈良まで遠征する計画を立てるべきなのかな?



まぁ,先の話はともかくとして,近代美術館フジタ展を見に行ったので,カフェで限定メニューを頂いてきたぞっ♪


   

             国立近代美術館カフェ・ド・505(ごまるご)。



   

         自家製麺が選べるパスタが美味しいという評判のカフェ。


         

藤田嗣治展特別メニューホタテと蟹と絹ごし豆富の明太子カルボナーラ 季節の野菜を添えて

   

   

             ぐつぐつと音を立ててパスタが登場。


フジタの乳白色のようなソースが特徴的だ。

そこに彩りを添えるのは,蟹と明太子に季節の香味野菜。

麺は,かぼちゃを使った限定のものをチョイス。

ソースの中には絹ごし豆腐が隠れていて,温かくつるっとした豆腐がハラの中で飛び跳ねる。

濃厚な香りが漂うけど優しい味で,麺はするすると飲み込まれていく。

この日は10月にしては暑いくらいだったから,うっすらとおでこに汗をかいたけど。

もう少し季節が進んだら,冷えた体を芯から温めて貰えそうだ。


   

       サラダセットとかもあるけど,あんみつセットにしちゃったぞっ♪


飲み物はコーヒー紅茶やジュースも選べるけど,甘味には,ほうじ茶だな。

だけど予想以上にパスタのボリュームがあって,あんみつが苦しいっ#59142;


お昼時だったけど,平日だったのと,まだ期間の前半だったせいか,待ちもなく座れてハライッパイ♪




という訳で,今日は名古屋市美術館から始まって,ぷらぷらっと永観堂フジタ展に出かけたお話だったんだな。

名古屋市美術館ザ・ベスト・セレクション展11月25日まで

国立近代美術館藤田嗣治展12月16日まで。

どちらの美術館も金曜だけは19:30が最終入場(20時閉館)だぞっ♪

秋の夜長に紅葉のライトアップ鑑賞もいいけど,風邪をひきそうって人には,美術鑑賞をおすすめするんだな。


   

   永観堂さんの紅葉の青葉からのグラデーションが楽しめるのは今だけ!(10/24現在)