では,鞍馬寺の山門へ向かおうか。

秋に来たばかりだけど,何となく新鮮な気持ちに感じるな。

   

   

               山門前はとっても静か。


前回はケーブルカーに乗って上まで行ったけど,今回は通行止めも大部分が解除されたそうなので歩くつもりだ。

   

           普明殿。(写真がボケボケでごめん)

前回は紹介しなかったけど,この普明殿の中には毘沙門天像があるんだ。

そして2階がケーブルカーの山門駅なんだな。

今回はケーブルカーは使わない予定なので,一応,ご挨拶だけして外へ出た。


では,早速,参道を歩こう♪

この参道は,九十九折り参道と呼ばれる山道なんだけど,名前程には曲がりくねっていないので安心して欲しい。

そう言えば,枕草子の「近うて遠きもの」には「鞍馬のつづらをりとふ道」と紹介されているな。

確かにケーブルカーを使った時と比べたら,かなりの時間がかかった。

そう考えると,ここの幾重にも折れ曲がった参道は,近いように見えて距離はあると思う。

そんな訳で,九十九折参道を歩く予定の人は,必ず運動靴で来て欲しいんだな。

踵の無いパンプスは?って思った人いるよなぁ~。

石段もあるけど,舗装されていない砂利道や天気によっては「ぬかるみ」もあるので,上に着くまでに靴か足を痛めると思う。


ちょこっとだけど急な坂道を登ると小さな建物と滝が見えてくる。

          

                魔王の滝(またボケボケでごめん)。

お寺の中に魔王

そう・・・打ち間違いじゃないんだ。

魔王の滝だ。


この魔王なんだけどな。

話がとってもややこしいと言うか,「かえる」の理解力を超えているのであまり説明をしたくないんだ。

ただ,それじゃ話が進まないので,かいつまんで説明するつもりだ。


まず,魔王と鞍馬寺の関わりについてだ。

実は・・・鞍馬寺のご本尊って言うのは,毘沙門天王じゃないらしいんだ。

いや,元々はそうだった,と言った方が正しい。

(「かえる」はず~っと毘沙門天だと思ってたけど)

現在では,毘沙門天王(太陽)と千手観音菩薩(月)と護法魔王尊(大地)の三尊を一体=「尊天」としているんだって。

キリスト教の三位一体っぽくて,なんだか不思議な感じだけど,三尊一体って呼んでいいのかな?

つまり,この「魔王」とは日本人が思う浮かべるサタン的な何かではなく,鞍馬のご本尊だったってことだ。


正直,この護法魔王尊という存在については本当によく分からない。

なので申し訳ないけど,興味がある人は取り敢えずwikiでも読んで欲しいんだ。


なにしろ一言で言うなら650万年前に金星からやってきた永遠の16歳だからな。


そして付け加えるなら,ヒンドゥー教などではサナト・クマーラと呼ばれている存在だ。

・・・さなと・くまーら?くらーま?

偶然にしては出来過ぎてる気がするけど,まぁ,何しろ始まりは650万年前だからな。

そうだとしても,異論はない。


因みに鞍馬のご本尊は秘仏の為,丙寅の年にしか見られないんだな。

で,次の丙寅はいつなのかっていうと,2046年だ。

結構先だから,正直,山登りできるか不安だな (;´Д`)



なんだか魔王の話だけで終わりそうな勢いだなぁ・・・。


   

                  吉鞍稲荷社。

この写真だけ見ると,何の問題もなさそうに見えるだろうけど。

実際には,この辺りはまだ台風の影響が残っていて,立ち入り禁止区域もあるので注意して欲しい。


で,言ってる先からこんな具合だ。

   

                   鬼一法眼社

立ち入り禁止のテープが痛々しいな。


鬼一法眼と言えば,源義経に六韜(りくとう)の兵法を授けたと言われる人物だ。

但し,ここに「伝説上の」という言葉を付け加えるんだけどな。

鬼一法眼は一条堀川に住んでいたとされる陰陽師で,義経は彼の娘と恋仲であったとされる。

その娘をたぶらかし(?)秘伝の兵法書を盗み出させた義経は,その兵法を会得したとさ。


・・・よく考えて欲しい。

伝説上の人物から兵法書を盗み出して,それを会得したって,変だろ?

義経は,一体誰から教えてもらった(または盗んだ)んだろうか。

 


ところで,鬼一法眼よりも,六韜って言葉に馴染みがある人の方が少ないかもしれないな。

普通は六韜三略(りくとうさんりゃく)と,2つの兵法書を合わせて呼ぶことが多いかな。

どちらも中国に伝わる7つの兵法書・武経七書に含まれる物なんだけど,孫氏の兵法書に比べると,少々マイナーな扱いを受けている気がする。

でも,この六韜はあの周の呂子牙(太公望)が書いたと伝えられているんだぞ。

そして,その中の虎韜(ことう)の巻きは「虎の巻」の語源になった物なんだ。

「虎の巻」って言うと,これさえあればOKなマニュアル本とか秘伝の書っぽい扱いをされてるけど,実際の虎韜は平地での兵法と武器の扱いをまとめたもだから,これだけ読んでも勝てないと思うので注意が必要だぞ。

まぁ,今の日本でこれを読んで戦をする状況は限りなく0に近いと思うけどな。



やっぱりというか,このペースじゃ日曜美術館始まる前に書きあがらないじゃないか _φ(゚∀゚ ;)



という訳で唐突だけど,おやつ!

   

                あずきの花~京の風景~


井筒八ツ橋本舗さんの京都駅限定のお菓子だぞっ♪

舞妓さんや京都っぽい景色が描かれたパッケージが,いかにも京都土産どすえ~感を醸し出している。

何処へ行ったか分かり易くていいんじゃないかな?


では,箱オープン!

   

                あれ,マカロンだったのか?


そう,一瞬マカロンかと見まごうばかりのカラフルなお菓子だ。

   

           京都の有名な観光名所などがプリントされている。


ぱっと見はよく分からないだろうけど,あずきの花という名前の通り中身はあんこ。

つまり,一口サイズの最中なんだなっ♪


う~ん,プリントとは言えど,食べちゃうのが勿体ないなぁ・・・

・・・でも食べちゃえ!(*ノωノ)

   

                金閣寺と渡月橋。


一つ一つ個包装されているから,箱を開けても最中の皮がぺたっとしなくていいな。

見た目も華やかだから,ポットラックパーティーの時とかにも便利だと思う。

後は,会社の女性陣へのお土産にもおすすめするぞっ#59117;


ただ,日持ちは10日くらいだったので,その点だけは注意が必要だ。

   

                 いっただきま~す。


ぎっりしと詰まった粒あんがたまらないなっ♪

ちょっと甘めだけど,小さいからこれくらいの甘さでもいいのかもしれないなぁ~(*´ω`)


ただ,花粉症を継続中の「かえる」の口の中はちょっと大変なことになってる。

鼻づまりとダム決壊を繰り返す為に口呼吸しがちで,この時期は皮が上顎にくっつくんだよぉ・・・。

という訳で,みんなはお茶を用意してから,お試ししてくれよなっ♪   旦_(゚◇、゚;)ノ~