では,今日も蔵出しアリゾナ(AZ)日記のお話だぞっ♪
これは・・・大きな岩?
二酸化ケイ素 SiO2。
あまり聞きなれない名前だけど,実は身近な存在だ。
一番身近なのはシリカゲルで,その成分の殆どは二酸化ケイ素なんだって。
なんでこんな話をし始めたのかっていうと,これから紹介するモノに関わりがあるからなんだな。
まぁ,頭の片隅に置いておいて貰えればいいレベルだけど・・・。
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前回紹介したアリゾナの大隕石孔(Meteor Crater National Landmark)から東へ向かう。
俗に言うU.S. Route 66(ルート66)と呼ばれる道路だ。
途中,小さな街を幾つか通り抜け,出発してから1時間もすると周囲には建物がなくなった。
人工物と言えば,規則正しく並ぶ電柱くらいだ。
Petrified Forest National Park(ペトリファイド・フォレスト・ナショナル・パーク)
みんなは,化石って言われたらどんなものをイメージするかな?
動物なら恐竜の骨や卵,アンモナイトやサメの歯あたりだろうか。
植物は残り難いけど,植物由来なら琥珀が有名だな。
と言う訳で,今日はPetrified Forest National Park(ペトリファイド・フォレスト・ナショナル・パーク)別名:化石の森国立公園の導入編としようと思うんだ。
そもそもpetrifiedってそもそもなんだろう?
まずはこれを見て欲しい。
これ,なんだと思う?
とっても大きな板状のもので表面はつるっとしていて,少しひんやりする。
なんと,この巨大な物体は木の化石なんだって!
スライスされた状態じゃわかりにくいけど,丸太なら木と分かるかな?
つまり,petrifiedとは「石化した」という意味なんだな。
公園の名前は化石の森国立公園・・・「石化した森」の国立公園,そのまんまって事だ。
庭先のティーテーブルになりそうなサイズもある。
さっきも書いたけど,植物の化石は残り難い。
倒れた木や草は殆どの場合,最終的には腐ってしまうだろ?
でも,腐ることなく残り化石燃料へと変化する物もある。
そして,偶然にも木の中にケイ素が染み込むと,化石燃料とは違うものが出来上がるんだ。
それがこのペトリファイド・ウッド=珪化木(けいかぼく)と呼ばれるものなんだって。
「かえる」の説明じゃ分かりにくいと思うので,図解を1枚Up。
木がペトリファイド・ウッド=珪化木になる流れ。
大抵の場合,まずは倒れた木に地下水などに含まれるケイ素が染み込む。
ケイ素がの働きによって,地中に埋もれた木の細胞がガラスのような物体に変化する。
やがて,何かのきっかけで地上へ剥き出しとなる。
なんて書くとすごく貴重なモノのように思えるかもしれないけど,そうでもないのかもしれない。
何しろ,悪い書き方をすれば,石炭のなり損ないとも言える訳で・・・。
九州の炭坑では松岩と呼ばれ,その硬さ故に石炭を掘り起こす際には邪魔もの扱いをされてきたそうだ。
と,ここまでで,ペトリファイド・ウッドがどんなものなのかは分かって貰えたと思う。
では,実際に公園の中を散策してみよう!
次回へ続くっ♪
【おやつ】
豊橋市民のソウルフードピレーネ。
あ,「かえる」は名古屋市民なので,同じ県内と言っても豊橋の事はよく知らない。
名古屋から電車で1時間かかる反対側の半島は(愛知県は知多半島と渥美半島という2つの半島がある)ちょっと遠いと思うんだ。
春だけの期間限定桜ピレーネ。
ふんわりとしたスポンジ生地の四隅を合わせてあるだけの,とってもシンプルなケーキだ。
その様子がピレーネ山脈のようだという訳で,ピレーネなんだって。
レトロクラシカルなパッケージは,50年以上前から変わらないそうだ。
普段取り扱ってるのはバニラ味。
ただ,この時はチョコのブラックサンダーとの夢の豊橋コラボ?なピレーネだったんだ。
ブラックサンダー入り。
ほろほろと崩れそうな柔らかなスポンジの中には,たっぷりのクリーム。
更に,ザクザクなブラックサンダーが混ぜ込まれている。
シンプルなのもいいけど,食べ応えのあるのも捨てがたいかなぁ?
桜色に染まった桜ピレーネ。
見た目も桜っぽいけど,ほんのりと桜の香りが漂う。
ナイフもフォークも要らないケーキかぁ~。
さすが元和菓子屋さん(今は和洋菓子)だけあって,おまんじゅうを頂くようなお手軽さがいいなっ♪
と言う訳で,ピレーネに興味のあるみんなは,ボンとらやさんの通販サイトをチェックして欲しいんだなっ♪