今日は化石の森国立公園ペトリファイド・フォレスト)のお話だぞっ♪


むか~しむかし,この辺りにはプエルコ先住民族が住んでいたんだって。

公園内では,プエルコ遺跡(Puerco Pueblo)を見ることができるそうだ。

と言う訳で,古代への情熱を探しに出かけよう♪




・・・なんだろう?

望遠鏡が設置してあるぞ。

Newspaper Rockだって?

直訳したら「新聞岩」。

全く想像がつかないな。


と言う訳で,早速覗いてみたぞっ♪


      

        レンズ越しに見えたのは,様々な絵が彫られた岩。


どうやらニュース(ズ)ペーパーロック*と言うのは,一つの岩を指す訳ではないようだ。

この辺りには,こういったペトログリフ(絵文字)が彫られた岩がいくつもあるんだって。

ペトログリフは合計650以上もあって,およそ650年前から2000年前のプエブロ人によって描かれたそうだ。 

*面倒なので「ニュース」で統一。


      

        ニュースペーパーロックNewspaper Rock) 


ぱっと見で何を表しているか見当がつくものもあれば,よく分からない謎な落書きっぽいものもある。

手形や足形,何か四足歩行の動物,太陽,人間,うずまきやギザギザの波模様。

子供の落書きみたいだけど,見ていて飽きないな。

一体どういった意味なんだろう・・・?


解読できているんだろうか?と思い後で調べたけど,残念ながら難しそうだ。

何世代にもわたって沢山の人々が描き込んだ為,このペトログリフを「読む」ことはできないんだって。



ニュースペーパーロックから1.6キロほど離れた場所には,かつての居住地の遺構がある。

      

          プエルコ遺跡Puerco Pueblo)。


西暦1200年代に旱魃があり,プエルコ川の近くへとプエブロの人々は集まってきたと言われている。

1300年代には,200人規模の集落だったそうだ。


   

             当時の集落のイメージ図。


中央に広場があって,その周囲を取り囲むように砂岩のブロックの建物が建てられたみたいだな。

上のイラストを見ると所々に梯子があるのが分かるだろ?

どうやら建物には外側へ通じるドア(穴)がなかったようで,梯子を使って出入りしていたらしいんだ。

どんくさかったら,外出もままならないって・・・(;´Д`)



こちらもペトログリフの描かれた岩。

      

                                    うずまき?や足形などが彫られている。 

      

                   どうやら至点カレンダーのようだ。


夏至の前後2週間,隣の巨岩の割れ目を通った太陽光線がうずまきに向かって伸びていくみたいだな。

大体午前9時~9:15あたりにうずまきに接触するっぽい。 

面白そうだな。

ただ,残念ながら(写真を撮った日は)1月なので,どう頑張っても日は差し込まない・・・(;´Д`)


      

           この「うずまき」が至点マーカーなんだって。



      

            巨大な鳥に食べられてる!?∑(゚Д゚ll)


ヨーロッパの人たちはコウノトリのお話を思い浮かべるとあったけど,日本人的にはどうだろう?

ネイティブアメリカンのホピ族には,悪い事をした子供を食べる巨鳥のお話もあるらしいぞ・・・。


このイメージはWhite faced Ibis(カオジロブロンズトキ)に似ているらしいんだ。

そして人間のようなイメージは,カエルなのかもしれない。

  

 

様々な解釈ができるこのペトログリフ。

みんなはどんなお話を思い浮かべたかな?


・・・例えば,二つの氏族の関係性を表しているのかもしれない。

トキの氏族とカエルの氏族が争って,トキの氏族がもう一つを併合したとか・・・。

なんでそう思ったのかって?

実はこのトキの大好物はカエルなんだなぁ~。

そう考えると・・・・・・(;´Д`)


一つの絵柄から色んなことが想像できるけど,何が正解かはっきりしないので,十人十色なお話が作れそうだ。

過去に生きた人々からの挑戦状とも取れるなっ♪


      

              表面がボロボロになってるものもある。


1960年代頃は,まだこういった岩の間近で観察をすることができたらしいんだな。

今は保護の観点から,傍へ行くことはできないけど。


      

              ちょっと怖いんだけど・・・。


人が肩を組むように並んでるように見えるので友情のシンボルかもしれないけど,確証はない。


      

              スタイリッシュ?なものもある。


そばにあった解説にはMigration symbolとあったけど,移住のシンボルってなんだろう?

ホピ族には「移住のうずまき模様」と言うのがあって,定住地を求めて移動したという意味だけど,これはうずまきじゃない。

ギザギザ模様が川を指すらしいけど,知ってる川の模様とはちょっと違うし,四角で囲んでるのもよく分からない。

上に乗ってる器?と山のシンボルっぽいのものとの関連性もよく分からない。

う~ん,こういうのって子供の方がいいアイディアを思いつくのかもしれないなぁ~。


      

            Kachina panelカチナ・パネル)。


どうみても子供の落書きにしか見えないけど,ちゃんとした意味がある。

カチナというのはホピ族が信仰している精霊の事なんだって。


昔々,酷い飢饉がホピ族の集落を襲った時に,カチナたちは人間の姿で現れて人々を救ったそうだ。

でも,人々がカチナへの感謝の気持ちを忘れた為,彼らは姿をくらましてしまった。

そんなことがあってホピ族ではカチナを模した人形を作り,彼らへの感謝の気持ちを忘れないようにしているんだって。

カチナは精霊だけあって,その姿形は様々。

ネイティブアメリカンの文化を体験できるような場所のお土産コーナーなどで,カチナ人形を見かけることがあるので,興味のある人は探してみるといいかもしれない。




では,そろそろおやつの時間だな。


   

              弁財天フルーツ大福だ。


   

                  冷凍温州みかん


   

          ちょっと分かりにくいけど,直径6cmくらいだった。


   

             すまない,肝心な時にブレていた。


そろそろ手慣れたもので,「すっ!」と紐を大福に巻き付ける。

覚悟を決め,紐を左右に引く。

だって,中途半端に引っ張ったら上手く割れないかもしれないだろ?


   

              ジューシィーなみかんが登場!


水分が多いせいか,わずかな躊躇いでも羽二重が「ぐにゅっ」としてしまい形が変形してしまうようだ。

まぁ,でも綺麗に切れた方じゃないかな?


   

        上の写真もボケてたので,この断面が一番きれいだと思う。


・・・・・・。

みかんだなっ♪

美味しいけど,他のフルーツと比べると,羽二重とみかんがいささか分離気味だ。

餅は餅,みかんはみかん,それぞれが美味しいだけに,少し期待値が高すぎたのかもしれない。

でも,おいしく完食!


と言う訳で,興味のあるみんなは弁財天まで出かけてみてくれよなっ♪