やっぱり緊急事態宣言が延長したな。
仕方ない,今日はローカルなお話でもしようか。

「名古屋って観光するところないよね」 名古屋へやって来た県外の人によく言われるセリフだ。
無い訳じゃないんだぞ。
歴史ならお城や熱田神宮。

雨の日なら水族館。

外国人向けにはトヨタ産業技術記念館。

まぁ,市内には沢山あるとは思わないけどな。


ちょっと話が飛ぶけど,地元民かそうでないかを見分けるのに「名古屋大学を普段何と呼ぶか聞く」と言うのがある。
前にもお話した気がするけど,答えは名大(めいだい)だ。

他には「やさ〇い~もり〇は~」と歌ってみるとかもある。

(気になる人は熱田神宮会館/動画で検索して欲しい)

   

 

前振りが長くなったけど,そんな訳で熱田神宮へぷらぷらっとお出かけしてきたお話だぞっ♪




あ・・・みつけた。              

     

                   参道の真ん中に鎮座するのは・・・

   

                      そう,にわとりだ。


熱田さんと言えば,にわとりが有名だ。

でも,ただのにわとりじゃないんだぞ。

なんと,神使である「神鶏」さまなんだって。

          

   

        横に並んでも全く動じない姿は,さすが神使さまだ。

そう,神の使いだけあって,まったくこちらの事を意識していない。
少しくらい近づいたって,そこには人なんていないかのように振る舞う。
平日でも結構な数の参拝客がいるから,人慣れしてるっていうのもあるとは思うけど。
一方,こちらも子供の頃から見慣れてるから,見かけても驚きはしない。

ただ,このにわとり,境内を縦横無尽に歩き回ってるので遭遇率が高い訳ではない。

一応,出没ポイントはあるけどな。
他にも数羽いて,白い子以外に茶色っぽい名古屋コーチンもいる。
だから運がよければ一羽くらいなら出会えると思うぞっ♪                    



おや,手水舎前が賑やかだな。   


   

        コロナなので柄杓でなく,流水タイプも右手に併設されている。   


          
                 どうやらを撮っているみたいだ。

   

           ひらひらと手水舎の前を飛び回る二羽の
                 暫く見てたけど,やっぱり気になってタブレットを取り出した。 
   
                  水を飲みに来てるのかな?  

   
      ふと後ろに気配を感じると,スマホを構えた人が並んでいた・・・(;´∀`)

   
    参道沿いには「熱田神宮千九百年の歴史」と書かれた長ーいガイドがある。

全部紹介するのは大変なので,一部抜粋で。



織田信長と言えば比叡山の焼き討ちが知られているだろ?

だから,神仏を恐れない~ってイメージだと思うんだ。

(「かえる」は三英傑の中で一番好きなんだけどなっ♪)

でも・・・


         

          信長が桶狭間での戦勝祈願のお礼に寄進した信長塀

   

       日本三大土塀の一つである信長塀は今も境内に残ってる。


神をも恐れぬ・・・なイメージが付きまとう信長だけど,このような塀を寄進しているんだ。

しかも,当時の熱田神宮の荒廃ぶりも気にかけていたようで,何度も社殿の造営を行っていたんだって。

どうだろう?

信長への人物評価が少し変わったりはしないだろうか?


では,拝殿へ進もう。      

   
                申し訳ないけど拝殿の写真は無いんだな。

参拝を終えて一息。


   

          10月3日に剣の宝庫 草薙館がオープン。


熱田さん
と言えば草薙剣

そのご利益の為か,なんと約450口(ふり)もの刀剣を所蔵しているんだそうだ。

で,今年の10月から新たに草薙館での展示が始まるんだって。

今は宝物殿で刀剣類の展示をしているけど,展示上の問題でなかなか見られないものもある。

だけど,こちらでなら見られるようになるのかもしれないな。

ちょっと楽しみだ(*´ω`)


実はこの週は,草薙館竣工記念特別鍛錬奉納が行われていたんだな。

   

       刀匠さんたちの写真をupはできないので・・・休憩中の様子。



草薙館
前にはくさなぎ広場が整備された。

      

                        船かな?



しかしハラガヘッタ・・・   

          
       境内にあった宮きしめんさんがくさなぎ広場でリニューアルオープン。  


   

                     と言う訳で,宮きしめんを注文。  
  
これを見て質素と思うか,結構盛沢山だよね?と思うかは,人による。

でも,お出汁を吸った鰹節って美味しいんだぞ(´艸`*)  


                                

              「宮」の字が入った蒲鉾がトレードマーク。


ハラの虫がおさまったので,散策を再開。
   

                高さ7.45mの佐久間燈籠


この燈籠を寄進した佐久間勝之*は,1630年に海難事故に合ったそうだ。

その時,彼の祈りを熱田さんが聞き届け,救われたと。

迫力あるこの石燈籠は,江戸時代より日本三大燈籠として知られているんだって。


   
   
佐久間勝之*
織田家の家臣の一族に生まれる。
柴田勝家を叔父に持ち,佐々成正の婿でもあった。

秀吉に召し出されたが,関が原では東軍として参戦。

日本三大燈籠の残りの二基である大坂夏の陣の鎮魂の為に建てられた南禅寺の「佐久間玄蕃の片灯篭」,上野東照宮の「お化け燈籠」も彼によって寄進されている。

あれ,ひょっとして燈籠マニア?




もう一つの見所は,これ。 
   
              室町時代に架けられた名古屋最古の石橋(反り橋)。

         

            二十五枚の板石でできているので二十五丁橋


元々は,周囲に巡らされた堀に架かっていたこの二十五丁橋

昭和の頃に一旦解体後,現在の位置へ設置されたそうだ。

   

           老朽化などで安全性が保てないとして渡れなかった。


う~ん,確かに渡れ・・・る?

いや,金網の上を歩いているので,なんだかふわふわして変な感じだな。


でも,整備してくれたんだし,折角なので向こう側まで渡り切ろう。

熱田さんにピンヒールの靴を履いてくる人は余りいないと思うけど(玉砂利があるので)嵌るかもしれないので要注意。


   

                    くさなぎ広場を臨む。
   

                   やっぱり船だったな。


何故,船?って思った人もいるだろうな。

その昔,この近くには熱田湊と呼ばれる船着き場があったんだ。

(現在の宮の渡し公園辺り)

東海道最大の宿場であった宮宿もあり,熱田~桑名間は海路で移動していたんだって。

それに因んで,ってことらしいな。



では,そろそろ帰ろうかな?



   

                      おや,また会ったな。

   

             相変わらず,こちらの事は気にしない自由気ままな様子。


      



ついでに道路を挟んで向う側にある歴史スポットにも寄ってこよう。

          

                      源頼朝出生地

          


歴史小説が好きな人や大河ドラマとか見てる人は知ってると思うけど,頼朝はここ熱田の地で産まれている。

と言うのも,頼朝の生母は熱田の藤原季範(すえのり)の娘である由良御前なんだな。

今は誓願寺という尼寺になってる。


   
             誓願寺の山門には葵の御紋が見られる。


山門の葵の御紋は,誓願寺の開祖である善光上人が人質時代の家康(竹千代)の教育係だったことに由来するみたいだな。

(因みに,山門のすぐ裏は駐車場?に整備されている)



さて,妙に長くなってしまったな。

最後までお付き合い頂きありがとうなんだなっ♪


ひょっとすると次回はワクチン2回目でお休みするかもしれない。

その時は,また予約投稿のお知らせを流すので,申し訳ない(´・ω・)