お花見に行きたいんだけどなぁ~。

雨降りなので,別の場所へ行ってきたんだな。 


   

           名古屋市美術館のアドルフ・ヴェルフリ展だ。


来週で終わっちゃうから急いで行ってきたんだ。


この名古屋市美術館だけど,お隣の科学館と違って「穴場」だ。

要するに,意外と空いている。

ゴッホとかモネとか超がつく有名どころじゃなければ大抵静かで,展示室内のソファーに座って鑑賞もできる。

   

              ワークシートを貰ってきちゃった。

子供向けかな?と思ったけど,子供でも読めるようにと簡易な言い回しとひらがな表記なだけで,興味深かったぞっ♪

来週の日曜までのせいか,昼過ぎに入った時は空いてたけど,段々人が増えてきたので外に出ちゃったけどな。 

そんな訳で,興味のある人は,名古屋市美術館まで出かけて欲しいんだなっ♪


次の巡回先は東京ステーションギャラリーだけど,それが最終っぽいので,ひょっとすると暫く見られなくなるかもしれないぞ・・・。




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では,今日も京都をぷらぷらっと散策するぞっ♪



今回やって来たのは,烏丸御池駅近くにある六角堂という場所。

昨日,金ローで放送された「名探偵コナン 迷宮の十字路」にも出てきたな。

「丸竹夷ニ押御池 姉三六角蛸錦」の「六角」だ。 



   

            正式な名前は紫雲山 頂法寺と言うそうだ。





   

         でも,一般的には六角堂(六角さん)の名前の方が有名みたいだ。

六角堂と呼ばれるのは,本堂の形が六角形だから。

この写真では分からないけど,隣にある池坊ビルから見下ろすとよく分かるそうだ。

残念なことに,この時は時間が無かったので上っていない・・・。



この六角堂は,あの聖徳太子が創建したと伝えられる歴史のあるお寺なんだな。

聖徳太子と言えば,最近,名称変更の話があったっけ。

厩所皇子になると思ったら,また聖徳太子に戻ったんだよなぁ?

どっちでも分かるからいいんだけど,小学生とかに厩所皇子の書き取りは難しいんじゃないんだろうか?

 


話は戻して,この六角堂はパワースポットとしても有名だそうだ。

まずはこの柳の木。

   

       寒い時期に行ったので,葉っぱが無くてちょっと寂しい感じだ。

この柳は縁結びの柳(地ずり柳)と呼ばれていて,この柳に願掛けをすると良縁が叶うと言われているそうだ。

平安時代,観音様のお告げにより当時の天皇がお后と出会ったのがこの柳の下だったそうだ。

その為か,沢山のお御籤が結ばれているだろ?

このおみくじ,よく見ると二本の枝をまとめるように括られている。

理由はよく分からなかったけど,多分「二人を結びつける」といったような意味合いなんだろう。 





お次は,その地ずり柳のすぐ脇。


   

                不思議な石が埋まっている。

これが謎多き「へそ石」なんだって。

ここが京都の中心に当たると言われているので「へそ」なんだって。

よく見るとこの「へそ石」,真ん中に穴が開いている。

そう,元々は六角堂の本堂の礎石だったらしいんだ。


なんでも,都を建設する時に,六角堂が道路の建設予定地になってしまったそうなんだ。

そこで桓武天皇が祈りを捧げたところ,あら不思議。

勝手にお堂が動いたという。

・・・・・。

・・・お堂はどうして基礎になる石を忘れちゃったんだろうな?

慌てたのかもしれないけど,礎石が欠けてたらぐらつくと思うんだなぁ~。

 

もう一つ,聖徳太子の時代に作られた礎石が残っているという説もあるそうだ。

だけど,こちらの話でも忘れた理由が分からない。

どっちも腑に落ちない点があるけど,興味深い話でロマンがあっていいとは思うんだけどなぁ~。




ただ,現在の「へそ石」は中心からはずれているんだって。

明治時代には六角通のど真ん中にあったけど,邪魔になるってことで現在の場所へ移動されたみたいだ。


      

            西国三十三所観音の十八番札所でもある。





   

                こちらは十六羅漢さん。

とっても可愛い像が並んで,微笑んでいる。

ちょっとひねくれたような顔をしたのは,邪鬼たち。

でも,この六角堂の邪鬼は仏様の教えを学ぼうとしていたり,すすんで縁の下を支えていたりと,ちょっと風変わりだ。




その中に,間違い探しのように溶け込んでいるお地蔵さんがいる。

 
   

                 合掌地蔵さん。

お祈りに来た人の願いを優しく両手で包み込み,その願いが叶うように一緒にお祈りしてくれているんだって。

地上で人々と共にいると言われるお地蔵さん。

だから,一緒にお祈りしてくれるのかもしれないな。

 

 

ところで・・・これをどう思う?


   

                 遠慮のない鳩。

鳩が屋根や像などにとまるのはよくあることだけど,ちょっと罰当たりに思える。

写真では大したことが無いように見えるけど,さして広くない境内には沢山の鳩がいた。

この六角堂では鳩はウェルカムされている為か,人を恐れる様子はない。

カメラを向けると寄ってくるので,ちょっと怖いくらいだったぞ・・・。




   

              こちらは一言願い地蔵さん。

一つだけ(ここ重要)願い事を叶えてくれるお地蔵さんだそうだ。

普段から優柔不断でなかなか選べないことが多い「かえる」だけど,一つだけお願いことをしてきたぞっ♪




   

      

       六角堂に100日間おこもりをしたと伝えられている親鸞聖人像。

 

   



   

                    親鸞堂。





        
             
            ここは,池坊生け花発祥の地でもある。

 





   

                  太子堂。


聖徳太子像が納められていて,↑ 左側の池には聖徳太子が沐浴をしたと伝えられる跡もある。          



池には大きな白鳥が2羽(柵の向こう側にもいたけど)。

    

                 太子堂前から撮影。

す~っと寄って来たと思ったら,「ぷいっ」と首を横に振った。

愛想が無い白鳥だな・・・。

鳩は放っておいても寄ってくるのに。


            
                      

           『かみつきますので,白鳥に近づかないようにして下さい』

・・・・・#59122;

白鳥って見た目と違って気性が荒いのは知ってるけど,ここの子は噛みつくのか・・・。

これだけ参拝客がいたら,人に慣れそうなのになぁ~。

いずれにせよ,愛想がなくってよかったみたいだ。





境内には沢山のお地蔵さんがいる。

      

         こちらは,御所を護る為に北を向いた北向地蔵さん。



      
 
           こちらは,子供を守ると言われるわらべ地蔵さん。






       
              
              こちらは,水掛不動さん。
                       

写真では見えないけど,脇にも木でできたお不動さんのお堂がある。

 

            

     お堂脇には大きな銀杏の木があり,銀杏はお守りとして授与されている。




そんな訳で,ちょっと長くなってきたので,2回に分けようと思うんだ。

今なら池坊の生け花イベントの夜間ライトアップ中のようなので,興味のある人は出掛けてみて欲しいんだなっ♪     


では,次回へ続くっ♪