さてっと,お稲荷さんのお話の続きだぞっ♪



   



三度目の正直とか,三文の徳とか,二度あることは三度あるとか,仏の顔も三度までとか,3年目の浮気とか言うだろ?

こうやって考えると,「三」って言うのは,やっぱり特別な数字な気がするな。


何が言いたいかって言うと,実は三度目の参拝でやっと稲荷山の山頂を目指しているんだな。
もうちょっと早く来たかったんだけど,冬は岐阜羽島~米原辺りの雪が怖くてな#58945;





では,瀧からメインの道へ戻ったところから始めようか・・・。


   

                天龍社清橋とある。



ふぅ・・・。
滝からここまで上って来たんだけど,まだまだ上り階段のようだな。





   

               上り階段に散らされた赤い花。




椿・・・こんな山の中だし,藪椿かなぁ?
ポトリと落ちる花を縁起が悪いと一蹴するのは簡単だ。

だけど「ゆっくりでいいから登っておいでよ」と言わんばかりに,こちらへ微笑みかける花を見ていると,そんな気持ちは湧いてこない。






暫く石段を登ると,大きな杉が祀られているお社があった。   




   


            御簾の向こうには杉の幹が透けて見える。



平安時代には,人々が稲荷山の杉の枝を頂いて帰ったそうなんだな。

伏見稲荷大社のサイトによれば,当時流行していた『(熊野詣の)道中の安全を守護してくれる』とある。

また,「平治物語」の記載についても触れられていて,「平清盛が熊野詣の途中,平治の乱のきっかけとなる政変が起きた知らせを受け六波羅に戻る際にも,伏見稲荷へ参拝し,枝を身に着けて戻った」と紹介されていた。


今でも「験(しるし)の杉」として2月の初午大祭の時に授与されるんだって。


                     


       

                   
        この辺りは杉の木をご神体をするお社がいくつかあるようだ。


そう,この稲荷山は杉山でもある。
だから,花粉症の人はマスクをした方がいいと思う。


で,「かえる」も花粉症なのでマスクをするべきなんだけど,息苦しいのでマスクを外したまま歩いてた。

と言うか,途中から花粉症の事なんて忘れてたんだな。

今にして思うと,不思議だよなぁ・・・。

雨上がりって花粉が飛びそうだけど,朝早かったからかな?


前日は鼻をぐずぐずやってたんだけどなぁ~。

 

  


        

   



って言うか,この話,稲荷山七不思議の中に入れてもいいんじゃないかな?


七不思議って,合ってるか分からないけど「おもかる石」「千本鳥居」「谺ケ池」「奴禰鳥居」「お塚」「劔石」「験の杉」とか・・・?
このうち,「おもかる石」「千本鳥居」「谺ケ池」「お塚」「験(しるし)の杉」は紹介済みだな。
残るは,「奴禰鳥居」「劔石」だ。


他にも,稲荷山に「おいなりさん」を持って行くと食べられちゃう,とかいう可愛いのもあるんだけど,ひょっとして7つじゃすまないのかもしれないな。



 * * * * * * * * * * * * 

8時台だからかお店も開いておらず,ひっそりとしている。
でも,歩いていると聞こえてくるウグイスの声とか,時々,猫も居て,山登りは意外と楽しい。


あ・・・猫発見!
にゃ~ん?ね~こ~ねこねこ?こっちこっち!



あまり興味がなさそうな猫を手招きしていたら,突然,猫が後ろを振り向きそのまま固まった。


   

             え・・・・・なんかいるのか・・・・・#59143;



   
 
    暫く固まっていた猫だけど,後ろを気にするようにくるりと周り,台の上へ飛び乗った。


    


・・・・・(;´・ω・)


なんなんだよぉ・・・。
不安になるじゃないかぁ・・・。



実は,この後,ちょっぴり速足で移動した#59144;#59144;#59144;



       
       

お次は,薬力大神を祀る薬力社だ。


       

    名前が示すように,薬効,無病息災の他,製薬会社のお護りもしてくれるそうだ。



          

       

             すぐ脇には,薬力の滝が流れている。




       

            滝にも小さい鳥居が納められている。
              
      
        

実は,お塚の歴史は比較的浅くて,明治の神仏分離令がきっかけと言われている。

だけど,今ではお塚は一万基以上はあるらしいんだ。


一番最初にお塚群を見ることができるのは熊鷹社の脇のお塚が密集している所だな。

興味はあるけど山頂まで行くのは・・・って言う人は,熊鷹社谺ヶ池)まで行くといいんじゃないかな?

参拝する人っているのか?って思うかもしれないけど,この日は池の淵にあるお塚で御念仏?を唱えている人が複数人いたな。


そう,苔むしててもお塚は観光地ではないので,騒いだりしちゃ駄目だぞ。






   

          喉や咳の病気平癒のご利益があるというおせき大神



物凄くどストレートなネーミングだけど,元々は関所の「関」の字を当てられていたんだって。

関所的な場所だったという話もあるけど,いつの間にか「咳」の字になってしまったみたいだ。


で,このおせき大神には(写真では見えないけど)郵便ポストのようなものが取り付けられている。

全国から届いた喉の病気平癒の祈願の手紙が「おせきさん」に届くように,ということらしい。

で,平癒したらお礼の手紙を送るみたいだな。


うん・・・もしも喉を痛めていたらお山に登れないだろうから,こういうのは助かるな。

そんな訳で,歌舞伎役者なども参拝に来て,ご利益があったと言われているんだって。



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さて,ちょっと長くなってきたので,この辺で一旦〆ることとしようかな?

という訳で,申し訳ないけどまだ続くっ♪ 



【おまけ】


おいなりさんと言えば,いつものアレ。

   

              鳥居のような鮮やかな色の包装紙。

                   


   
 
             総本家いなりやさんのおせんべい。



   

    焼き印を押した懐かしい味のたまごせんべいなので老若男女を問わず食べれる。




興味のある人は,元祖いなり煎餅総本家いなりやさんへ行ってみてくれよなっ♪