とは言っても,国宝である鳳凰堂内部の写真撮影は禁止されている。
朝一番の鳳凰堂の内覧券を取ったのはいいけど,内部は写真が撮れないんだって。
ちょっと残念だな。
という訳で,貰ったリーフレットをちょっと紹介。
鳳凰堂内部って予想してたよりも狭かったけど,詳しい説明聞きながらの見学はとっても楽しい。
修復作業の為に一部が隠れているけれど,それでも見ごたえもあった。
本堂内部は修復作業中で,一部に作業用ネットが貼られていた。*
長押の上壁に飾られた菩薩像群の一部(博物館で見ることができる。)*
*上の2枚はリーフレットからの抜粋なので,著作権は平等院鳳凰堂に帰属します。
その為,問題があった場合は上の2枚は予告なく削除することがあります。
定朝作の金色の阿弥陀如来坐像は,実は寄木造で黒漆が塗られた上に金箔を重ねている。
周囲の壁にはそれを取り囲むように52もの雲中供養菩薩像が見られる。
天井や壁には綺麗な文様や絵が描かれていたんだけど,やっぱり剥落や退色していたな。
でも,だからこそ創建当時の美しさが容易に想像がつくって感じだ。
数年前のニュースで,文献に「金箔(?)を十重ねにした」と聞いた覚えがあるけど,もしそうだとしたら物凄い量の金が使われたってことだよなぁ~。
しかも純度が97%くらいだって言ってた気がする。
まさに藤原一族って感じだな。
自分が極楽浄土に行く前に,お財布が成仏しちゃいそうだ・・・・・・。
向こうに見えるのは鐘楼かな?
天女や獅子の姿が見える。
後で分かったけど,オリジナルは保存上の問題で鳳翔館(博物館)の中に収められていたんだ。
なんでも平安時代を代表する鐘で,天下の三名鐘の一つ「姿(形)の平等院」と呼ばれているんだって。
蓮もいいけど,今度は違う花の季節か冬に来てみたいなぁ~♪
取り敢えず院内を一周できたので,宇治川へ戻ることにした。
川のほとりには紫式部の像。
一瞬,紫式部と宇治?って思う人もいるだろうな。
でも,源氏物語の宇治十帖はその名の通り宇治が舞台となっている。
光源氏の亡き後,子供たちの世代のお話は仏教色も濃く,なんとなくもやっとした感じのお話だ。
ただ,この頃の宇治は今のような観光地ではなく,仏門に入ることを望む人や修行をする人が来る場所だったみたいなんだな。
宇治橋に一か所だけある欄干の出っ張り部分。
妙な位置にある妙な出っ張り・・・気になるだろ?
ここは三の間(3つ目の橋脚にある)と呼ばれていて,元々は橋姫を祀る神社があった場所と伝えられている。
(橋姫については後日)
また,豊臣秀吉はここからくみ上げた水を使ってお茶を点てていたと言われている。
今でも裏千家(かな?)の献茶式のお水はここから汲むそうだ。
この続きを書くと長くなるので,続きはまた今度。
という訳で,興味のある人は,国宝の阿弥陀如来坐像が見られる平等院鳳凰堂内へも是非とも足を運んで欲しいんだなっ♪
内覧券等の詳細は前回を参考に。
宇治でまったり。~平等院鳳凰堂へ行ってきたぞっ♪~ 2017年7月23日
(では,DQ11の続きをプレイしようっと・・・)