紅葉のピークは終わってしまったある秋の日の午後。
山麓へと向かう「かえる」一匹。
しかし,その足取りは軽やかとは言えない。
何故って・・・・・・食べ過ぎちゃったからだよぉ!
反省はしてる。
つもり。
忘れっぽいのか,心から反省していないだけかは分からない。
という訳で,「うっぷ」となりそうな胃袋をさすりながら坂を上っているんだな。
今回やって来たのは,蹴上駅近くの日向(ひむかい)大神宮さんだ。
浄水場かな?(ポンプ室かも。1/21追記)
人気のない坂道をひたすら上る。
途中で安養寺との分岐があったけど,看板ではなく張り紙だけ。
ちょっぴり不安になって来る。
このまま進めばいい筈なんだけどな・・・。
頑張って地図を思い出そうとするけど,なんだか靄がかかったような地図しか出てこない。
民家はあるけど,歩いている人が居ない。
最終的には山頂を目指す筈だから,間違っていないハズ。
筈だけど,ハズだけど・・・。
赤いけど・・・鳥居だ。
ひょっとして,近くまで来てるのか?
蹴上から10分ちょっと・・・の筈が20分かかってしまった。
透き通った水に浮かぶ紅葉と濡れた苔のコントラストが美しいな。
紅葉シーズンは終わりかけだけど,思ったよりは綺麗な眺めだ。
ゆっくりしている暇はない。
何しろここはまだ入り口。
ここから更に山を登らなければならないんだな。
この日向大神宮は天照大神を祀っている為,内宮と外宮があるんだって。
お伊勢さんと同じで,まず外宮。
その後,内宮へと参拝するのが正しいルートなんだって。
日向大神宮の外宮。
山の上という事もあってか,お伊勢さんと比べると妙にこざっぱりした感じのする外宮。
でも,ほんわかした感じがして「かえる」は好きだなぁ♪
そして案の定,写真に薄~く靄が入り始める。
でも,もう,心霊写真とか言われても気にしない事にしたから大丈夫。
見ていて不安になる訳じゃないから,きっと大丈夫。
橋を渡ると,すぐそこには内宮が見える。
お伊勢さんと違って,外宮から内宮まで歩いすぐなのは助かるなっ♪
まぁ,ここに来るまでに坂道を20分歩いて来た訳だけど・・・・・・。
雨が降りそうだったけど,少し日が差してきた。
何枚か撮ったけど,全部,写真のピントが合わない内宮の様子。
内宮脇には巨大な磐座が鎮座していた。
祭石 影向岩(ようごういわ)。
どうやら神様が降りてくる磐座のようだけど,初見では「ようごう」と読めない気がする。
言われれば,あぁ~あの「ようごう」ね,レベルだと思うけど,みんなは読めたかな?
「ようごう」と言うのは,神仏が仮の姿で来臨することなんだな。
みんなは,以前,フォーエバー現代美術館の「老松」の話の時に,春日大社の松の話をしたのを覚えてるかな?*
あの松は神様が現れる場所で「影向(ようごう)の松」と呼ばれているんだ。
そう,これで今度から,神社とかで「影向」と書いてあったら,ちょっと自慢気に説明できるなっ♪
*永遠に反復し増殖する愛を体感する。~フォーエバー現代美術館 祇園京都・後編~
さて,ちょっと長くなりそうなので前後半でお送りするぞっ♪
では今日のおやつ。
菓子處 京ぽんとの京えくぼだ。
レアクッキーってなんだろう?
抹茶チョコ味なのは分かるけど,とろけるクッキーって??
宇治抹茶をたっぷり使ったお菓子のようだ。
持ち帰る時にひっくり返しちゃったからか表面に傷が入っちゃったな・・・。
見た目は,抹茶クッキーっぽいけど,チョコっぽい香りもする。
パッと見がそら豆っぽいけど,多分,ハート型だと思う。
では,試食開始っ!
「かえる」の小さなお口にぴったりの一口サイズだ。
いっただきま~す。
ん・・・・・・?
何だこの不思議な食感は?
チョコレート風味のレアクッキーと書いてあったけど・・・・・・。
( ,,`・ω・´)ンンン?
あ・・・・・・口の中で融けてるっ!
これは,以前紹介したエルミタージュ美術館展で買ったお菓子ポルボローネじゃないか?**
抹茶味よりもホワイトチョコの味の方が強いけど,この触感と言うか口溶けは癖になるなぁ~。
**「隠れ家」で見つけた幸運を招くお菓子♪ ~大エルミタージュ美術館展~http://bokutokaerunikki2.blog.so-net.ne.jp/2017-07-09
という訳で,菓子處 京ぽんとの京えくぼに興味のあるみんなは,是非ともお試ししてくれよなっ♪
日向大神宮さんのお話は,次回へ続くぞっ!