オリンピックにあまり興味のない「かえる」だけど,フィギュアは見てしまう。

何しろ名古屋(愛知)出身のフィギュアスケーターが多いからだ。

そんな訳で,今日は某フィギュアスケートの選手と関わりのある場所を紹介するぞっ♪


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時は約2年前の夏まで遡る。

京都に出掛けたのはいいものの暑い日で,バスの中で涼をとっていた。

運転席傍に貼られていたルートマップを眺めていると,ふと,ある言葉が目に飛び込んできた。

一条戻橋・清明神社前


・・・・・・。

晴明神社って,確か安倍晴明を祀っている神社だよなぁ~。

時間もあるし,行ってみようかな?



思い立ったが吉日なので,早速バスを乗換えることにしたぞっ♪

   

       乗換に結構時間がかかったけど,バス停からはすぐで分かり易かった。


通りに面した場所には,見覚えのある桔梗紋が掲げられた鳥居があった。

ここで間違いないな。


一の鳥居をくぐると,すぐ脇には石造りの橋があった。

   

            一條戻橋って一条戻橋だよなぁ?


説明によると,戻橋を架け替えた時に,古い橋の親柱を境内に移動させたそうだ。

親柱って言うのは,手すり(欄干)を支える太い柱の事を指すんだな。

この場合は,「一條」「戻橋」と彫られた石柱部分だ。

川の幅から考えて,古いものをリサイズして設置したって事だろうな。

(今時の橋は親柱の装飾性が高くなり,欄干と繋がっていないこともあるけど。)


一条戻橋と言えば,以前紹介した橋姫伝説とも関係深い場所だ。

みんな覚えてるかな?


カップル禁止!・・・なパワースポット。

http://bokutokaerunikki2.blog.so-net.ne.jp/2017-09-03


そう,鬼と成り果てた女が渡辺綱に出会った場所でもあるんだ。

今でも,嫁入り前の女性は戻橋を避けると言う話を聞く。

「戻る」という名前も縁起が悪いんだろうけど,それだけじゃない気がするのは気のせいだろうか?




   

           愛嬌のある石像は式神をかたどっているそうだ。


安倍晴明と言えば陰陽道の人だろ?と思われているようだけど,天文道の方が得意だったとも言われている。

当時の天文道と言うのは,天文学と言うよりは占いに近いものだったそうだ。

日蝕などの自然現象の異変から物事の吉凶を読み解く,って言うのが分かり易い例えかな?

そんな晴明さんは当時の陰陽道に天文道,祭祀儀礼など全てにおいて素晴らしい能力を発揮していたんだって。


そして,陰陽師安倍晴明と言えば,当然のようについてくるのが「式神」という存在だ。

映画の中でも「式神」を使役していただろ?

で,この「式神」だけど,晴明の奥さんに怖がられて橋の下に封じ込められてしまったんだって。



あぁ,どんどん脱線していく。

このままじゃ1回に収まらない。


   

             二の鳥居と晴明桔梗紋の入った四神門


   

          四神門は誰もいないのに勝手に開閉したと伝えられている。


晴明さんが式神を使って門を開閉していたと言う,言い伝えがある四神門の再現。

この時は開けっ放しになっていたけど,電動の扉になっているそうだ。

時代の流れってコワイなぁ~(;´∀`)


   

           7月初旬だったので,桔梗の花が見ごろだった。



ごめん息切れしてきた。

という訳で,今日のおやつ。


       

                   伊勢源六たちばなや丹波銘菓 黒豆ぼうろだ。


このぼうろは,「かえる」のお気に入りのお菓子なんだな。

一般的には,蕎麦ぼうろの方が有名だと思う。

でも,蕎麦アレルギーの人って意外と多いみたいなんだな。

ある日,蕎麦粉を使ったお菓子をお土産に渡そうとしたら「家族が蕎麦アレルギー」と言われたことがあった。

蕎麦殻枕で顔に発疹が出るって話も聞いたことがあるし。

うっかり,アレルゲンを持ち込んだら大変だからな。

そんなこともあって,代わりに見つけたのが,この黒豆ぼうろだったんだな。


   

             「かえる」のつぶらな瞳サイズのぼうろ。


一口サイズなので,小さなお子さんからおじいちゃまおばあちゃま世代まで,幅広い年齢層の人が食べれる。

本当はお皿に盛って出すべきだけど,試食なのでな。

という訳で,いっただきまぁす!


   

                蕎麦ぼうろのような歯ごたえ。


黒豆を使っているそうだけど,特に豆の香りがするとか言う訳ではないようだ。

でも,ぼうろの中には確かに黒い粒々が見える。


ちょっぴり甘めなので,コーヒーか濃い目のお茶が合いそうだ。

でも疲れていると,その甘さが病みつきになるんだなぁ~♪

そんなこんなで気が付くと,結構な量を食べていたりする。


お値段は,お土産としてはお手頃価格な300円と言うのも嬉しいな。


という訳で,伊勢源六たちばなやさんの黒豆ぼうろに興味のある人は,新幹線コンコースやホームのお店で取り扱っているので,お試ししてくれよなっ♪



晴明神社のお話は後半へ続く。