最近,眠くて眠くて,気を付けないとパソコン触りながら寝落ちしちゃうんだな。

で,朝もぐったりしてる。

まさに「春眠暁を覚えず」状態だ。

ただ,うちの場合「さえずり」ではなく,ひよちゃんsのけたたましい地鳴きだったりする #59124;


では,今日も晴明神社の続きをお話ずるぞっ♪


 * * * * * * * * * * * *


二の鳥居をくぐってすぐ右手に不思議な物体があった。


         

             北斗七星のように配置された石。


北斗七星と言えば,道教の世界では「北斗を踏む」という歩き方があったっけ。

有名な話だと,三国志演義の秋風五丈原で,孔明が北斗七星に祈りを捧げるシーンがある。

横山三国志のファンなら,あのシーンはすぐに頭に思い浮かぶだろ?

後は,封神演義の中でも姜子牙(太公望)が,剣を持ち北斗を踏んで水を動かすという話もある。

こっちはちょっとマニアックかもしれないけど,昔,漫画とアニメ放送があったらしいから名前だけは知ってる人もいるだろうな。

(「かえる」は小説版しか知らなくて,漫画もアニメも見たことが無いけど。)

封神演義と三国志演技の話は楽しいけど,長くなるからこの辺でストップだ。


今日も早速,道草気味だけど,そもそも陰陽道と言うのは中国から伝わった道教が基になってるそうだ。

道教の陰陽思想が,日本で独自に発達して変化したものが陰陽道なんだって。

だから,道教に関わるものがあるのは当然と言えば当然なんだな。


そんな訳で,この不思議な物体の話に戻ろう。


   

            「晴明井」と干支の文字が彫られている。


どうやら湧き水が出ているようだ。

安倍晴明の念力によって湧きだしたとされているこの水は今も飲めるようだ。

ご利益は,病気平癒だって。

取水口はその年の恵方の方角へ向けられる為,いつでも吉祥の水が頂けるそうだ。

折角なので,後でペットボトルに分けて貰おうっと。

(中国人っぽい人は,そのまま生で飲んでいたけど,一応,気を付けてくれよ。)


         

         ここは千利休の屋敷跡らしく,このご霊水で秀吉に茶を振舞ったそうだ。



    

お待ちかねの本殿へ到着。   

                  左に見えるのは安倍晴明の像


晴明神社に伝えられる肖像画を元に作られたんだって。

手元はよく見えないけど,手は印を結び星を読んでいる姿を写し取ったものだそうだ。

え~おじさんじゃないか!?って思った人もいると思う。

映画のイメージが拭えない人も多いと思うけど,実際の晴明さんは80歳以上まで生きたそうだからな・・・・・・。


映画と言えば「式神は綺麗な女の人じゃないの?」というコメントを頂いたんだな。

言い伝えでは,晴明さんは十二天将を式神として使役したそうだ。

この十二柱は北極星を中心とした星や星座を起源としているんだけど,その中には女神もいるんだ。

だから,女性の姿の式神と言うのもあながち間違いではないと思う。


その他には,比較的馴染みがあると思われる四神,朱雀や玄武なども含まれている。

何それ?って人もいるかもしれないけど。

朱雀門とか白虎隊とかキトラ古墳の壁画とか・・・意外と身近なところでその名前を目にするんだな。これなら身近に感じられるだろ?

(話が脇道に逸れて修正がきかなくなってきてるぞ・・・)


   

               ご神木の楠と末社。


樹齢は推定300年の楠が末社の前に生えている。

ご神木って触っていいのか?と思ったけど,『両手をあてて大樹の力を感じ取ってください』とあるので,そっと触れてみた。

流石に,抱き着くような事はできないけどな。

見た目はごつごつした感じだけど,広げた掌に伝わるぽこぽことした手触りは優しく心地よかった。



奥に見える末社は,斎稲荷社

晴明さんの母親は白狐さんという伝説がある為,お稲荷さんが祀られているようなんだ。

そんなの嘘に決まってる,と言う人もいるだろうけど・・・・・・。


そう言えば,みんなは九尾の狐のお話は知ってるかな?

さっきちらっと書いた封神演義の舞台となる殷王朝には,妲己と呼ばれる傾国の美女として,日本では殺生石となったとされる玉藻前が九尾の狐が化けた姿として登場する。

晴明さんは,この九尾の狐の正体を暴いたとも言われている。

そう・・・白狐さんと九尾の狐。

不思議な事に安倍晴明という人物には,狐という存在が濃く関わっているんだ。

晴明さんの一族か母親の家が,お稲荷さんに関連する家だったのかもしれないな。

 

まぁ,玉藻前の正体を見破ったのは晴明さんでなく,子孫の泰親さんという説もあるんだけどな。

個人的には,岡本綺堂の「玉藻の前」のお話が好きなので,泰親さん説を推すぞっ♪

そんなに長いお話じゃないから,興味のある人は是非とも読んでみて欲しいんだな。

悲恋物だけど,とっても綺麗な文章でさらっと読めると思うんだ。



   

            つるんつるんした厄除け桃


中国では桃は災難除けをする果物と言われている。

日本では古いもので古事記に桃が登場する。

イザナミノミコトがイザナミノミコトを訪ねて黄泉の国へ下った際に,黄泉比良坂になっていた桃を投げて追手から逃げ切る話は知っている人も多いんじゃないかな?

後は,桃太郎が入っていたのも桃だろ?

それに3月3日は雛祭,これは桃の節句だ。

そんな訳で,昔から,桃は鬼とか邪気を払うものとして扱われてきたんだな。


なんだか最近もやっとするなぁ・・・と思ったみんな。

そんな人は,この厄除け桃に厄を撫でつけてしまおう。

信じる信じないは別として,磨き込まれたように光るこの桃を撫でていると,気持ちが落ち着いてくる気がするんだな。

夏だったけど,不思議な事に少しひんやりとしていて,なんだか癒されたぞっ♪

まぁ,潔癖症でないなら・・・だけどな。



そんなこんなで一周できたな。

因みに御朱印は御朱印帳に頂けるけど,プレス式スタンプ?のみのようだ。


先日,別の神社で「どうしたら直に書いて貰えるんですか!」と社務所で声を張り上げている人を見かけたんだ。

御朱印について何か言える立場ではないし,予め書いてある物では嫌という気持ちもも分かるけど,余り無理を言わないように,な・・・・・・。   


そんな訳で,晴明神社参拝のお話はこれまでだ。

でも,ぷらぷらっと京都散歩は,まだまだ続くぞっ♪



では,道草をし過ぎたので,おやつはさらっと。


   

             生八つ橋フォンデュ 宇治抹茶ソース


新京都銘菓と書かれていたので,前回か前々回行った時に買ってみたんだな。


   

            中身は,生八つ橋,抹茶ソースとソース用の器。


   

        抹茶ソースを器に移し替えだけど,濃い抹茶色なのでよく分からない。


         

            宇治抹茶ソースに抹茶生八ツ橋をダンク!・・・


と思ったけど,1枚目はそのまま素で頂く。

う~ん,もっちもっちしてる。

ニッキの味は抑えめのようだけど,ちょっぴり厚めのようで食べごたえがあるな。


で,2枚目。

今度こそは,宇治抹茶ソースへドボン!

   

      インスタ映えしないと言うか,ビジュアル的にマズイことになっちゃったな#59122;


宇治抹茶ソースは見た目通り濃厚だ。

少し甘い気もするけど,ニッキ好きだからそう感じるだけかもしれない。


流石に全部は食べ過ぎかな?

と思ったけど,残しても仕方ないので完食!

後に残った宇治抹茶ソースは,お行儀が悪いけど,温くした牛乳に加えて即席抹茶オレ風にして頂いたぞっ♪


という訳で,おたべ生八つ橋フォンデュ 宇治抹茶ソースが気になったみんなは,是非ともお試ししてくれよなっ#59128;

新幹線コンコースのお店で取り扱ってる筈だぞっ♪