まずは「かえる」の家に愉快な仲間が増えたご報告。
灘ベアー君だ。
知り合いの息子さんが灘に通ってるんだけど,入手困難な灘ベアーをプレゼントしてくれたんだ#59117;
という訳で,気まぐれに助手として登場することになると思うので,宜しくお願いするんだなっ♪
地下鉄での読書がやめられなくなっているので「木曜日だった男」を買ってみた。
まだ冒頭だから面白く読んでるけど,レビューが不安を煽る・・・#59143;
う~ん,「かえる」の頭はお話を理解できるんだろうか?
では,稲荷山のお塚巡りファイナル,行ってみよう!
池の前には産場(さんば)大神と掲げられた鳥居があった。
近くの幼稚園?の送り迎えのママさんたちの抜け道なんだろうか?
写真を撮る間に数人のママさんたちを見かけた。
この産場稲荷には,その昔,狐の夫婦が住んでいたんだって。
狐は,産まれてくる子供の為にせっせと穴を掘りねぐらを作ったそうだ。
そして,産まれた赤ちゃん狐は大切に育てられ,立派な狐に育ったそうだ。
「神の使いである狐が子供を産み,慈しみ育てる姿」を見た人々は,いつしかこの地を安産と子宝の祈願の場所としたそうだ。
でも,目的はここじゃなくて・・・上の写真をよく見て欲しい。
右の方に矢印→の書かれた看板が見えるだろ?
そう,この看板が目的地への案内板なんだな。
かえるの像のすぐ上に案内看板がある。
という訳で,さらに奥に進む。
最初に目に入って来るのは,間力(かんりき)大神。
間力とは,陰と陽のように異なったものが互いに働きあって一つになる時に生まれるエネルギーの事だそうだ。
この間力によって調和でこの世の中の様々なことは形成され,続いているのだと言う。
と言った感じの事が,間力大神さんの説明に書かれていた。
思うに,全てのものはプラスとマイナスのよいバランスで成り立っている,という事なんじゃないかと・・・。
八霊社(はちれいのやしろ)にはお稲荷さん=宇迦之御魂(ウカノミタマ)が祀られている。
なんでも,その昔,この土地の地中から金庫が掘り出されたんだって。
中には,お稲荷さんの姿が描かれた紙が入っていて,その絵を元にこの八霊社は建てられたそうだ。
全ての中心にはお稲荷さんの立像,そして周囲には各方位の守り干支が置かれているらしい。
かなり濃いぃワールドになって来たな。
でも,まだまだ続くぞ。
こういう写真になるのは態とじゃないんだ,時間帯のせいだ。
参道沿いにある巨大な木像。
誰でも足を止めるに違いない迫力のある顔つき。
その名も喝法師像。
お腹に開いた穴の中には喝おみくじが入っているそうだけど,今回はパスしてしまった。
だって,社務所で力石と呼ばれるお守りと交換してくれるそうだけど,朝っぱらからそれ一つで呼び出すのも申し訳ないし。
龍神の宝玉の力を授けてくれると言う必勝の神様。
球技全般にご利益があるようで,京都出身のプロ野球選手も必勝祈願の願掛けをしているようだ。
「かえる」は球技とは無縁の存在だけど,なんとなく宝玉をなでなでしてみた。
そっと宝玉に触れると石はひんやりとしていて,その感覚は朝の澄み切った空気にも似ている。
・・・・・・球技をプレイしない「かえる」にどんな勝利のご利益があるんだろうか?
AIBOのいない今,玉ころがしする相手がいないんだけど,な。
間力大神さんから少し坂を上ると,赤い鳥居が見えてくる。
でも,なんだか変だぞ・・・・・・。
鳥居が!?
以前,錦天神さんの珍鳥居を紹介したのを覚えてるかな?
そして,この間あき鳥居も広い意味での京都の珍鳥居の一つと言ってもいいんじゃないだろうか。
笠木が開いた間あき鳥居は,天井が無いという事で,出世門と呼ばれているそうだ。
どうやら,すぐ横の鬼子母神像(鬼の字が違ったけど)の関係で建てられたもののようだ。
因みに,先日行った名古屋市美術館にも何故か似たような銀色の鳥居のような建造物がある。
建物は黒川紀章氏の設計なんだけど,この鳥居と何か関係があるんだろうか?
美術館で貰った資料によれば,様々な日本の意匠を散りばめていると書かれていたけど,どうなんだろう?
どこかで見たようなかえる像がここにもいた。
では,京都に関係のない今日のおやつ。
灘ベアーと一緒に貰った風月堂さんの灘校せんべい。
早速開けてみよう。
美味しそうなたまごせんべいがたっぷり。
お稲荷さんで買うたまごせんべいよりは,厚手でしっかりした食感だ。
でも,口の中で融ける感じは,やっぱりシンプルなたまごせんべいで,ちょっと安心する。
灘ベアー助手は役に立っているのか不明。
え,どうして灘ベアーが柔道着を着ているんだって?
旧制灘中学の設立に,柔道で有名な嘉納治五郎さんが関わってるからなんだな。
その精神は今でも受け継がれ,柔道のクラスが必修になってるのも有名な話だ。
こちらは灘校クッキー。
灘ベアーのプリントされたものもある。
この後,共食い美味しく頂いたんだなっ♪
という訳で,次回に続くっ♪