寺田屋が元々船宿だったっていうお話をしたのを覚えてるかな?

で,近くを歩いていたら船を見つけたんだな。


どうやら十石舟のようだ。

   

               誰か乗ってるかな?


そのまま船を追いかけていたら,今度は大きな船を見つけた。

   

             さっきのより大きいから三十石船かな?


どちらも近くの船着き場から乗れるようだ。

少し前を歩いていた団体さんが船着き場の船頭さんに呼ばれていたんだけど,予約していたようだ。

でも,個人でも乗れるようなので,興味のある人は伏見観光協会さんの十石舟三十石船を見て欲しいんだなっ♪


そのまま暫く歩いていたら珍しい楼門を見つけた。

   

                弁財天長建寺


竜宮門かぁ~。

しかも壁も丹の漆喰で塗られてる。

これも珍しいよなぁ。


そう言えば,漆喰の色は違うけど赤間神社の水天門もこの造りだな。

って,名古屋の桃厳寺も竜宮造りだった気がするぞ。

・・・金沢の前田利家を祀った神社も変則的な竜宮作りっぽかったな。

まぁ,あそこはもっと西洋風でステンドグラス風なガラスもはまっていたから,番外編かな?


う~ん。

うろ覚えなだけで,意外とメジャーなのか?


そもそも,こういった竜宮門は黄檗宗の寺に使われていたものが起源なんだな。

どうして弁天様を祀った寺に,このタイプの楼門があるのかが気になるので中へ入ってみよう。




「山門迎福」

いきなりジュディ・オング倩玉さんのお言葉という看板が目に入る。

「この門をくぐるだけでも福が来る。弁財天におまいりすることにより,どんなにご利益があることでしょう。」


・・・・・・なにこれ。

って言うか,ジュディ・オング倩玉さんって木版画の作家さんだろ?

一体どういう関係性があるんだ?

よく分からないけど,なんだか妙な気分になってきた (; ゚Д゚)


   

           看板に「右の石はカエルです」と書かれていた物体 ↑

か,カエル?

見えなくもないけど・・・。

う~ん,よく見ればカエルかもしれない。




本堂は撮影禁止のサインがいくつも貼られていたので,写真は無し。


弁財天を祀っていると書いてあったけど,ご本尊は二臂でなく,一面八臂弁財天(いちめんはっぴべんざいてん)のようだ。

その名の通り,顔は1つで腕が8本ある。

仏様の腕は1本でなく,臂(ひ)で数えるんだな。


よく凄い人を指す時に「八面六臂の大活躍をした」とか言うだろ?

あの八面六臂は,顔が8つで腕が6本ある仏様のことを指すそうなんだ。

ただ,実際のところ,顔が8つで腕が6本の仏さまは存在していないっぽい。

六面の明王様はいるんだけどな。


で,肝心のご本尊だけど,残念ながら良く見えなかった。



って言うか,正直,小心者の「かえる」はこの場から早く逃げ出したかった。

人っ子一人いない境内にポツンと佇む「かえる」一匹。

小鳥の鳴き声も聞こえず,僅かな風も吹かず,薄暗い本堂の中にはおぼろげに見える仏像らしき影・・・・・・。



こ,これ以上は絶対無理ーっ!



境内に足を踏み入れた以上はお参りだけは済ませていかないと失礼だろうと思い,急いでお賽銭を取り出す。


ごめんなさい。

興味本位で入って来てごめんなさいなんだなっ!



さっきから一体何なんだろう。

すっごく失礼な事を書いてる自覚があるけど,これがよく聞く「相性が合わない」っていうのかもしれない。

このblogに遊びに来てくれる方が「天神さんとは,どうも・・・」と書いていたのを,ふと思い出した。

多分,人間同士と同じで相性の善し悪しとかがあるんだろう。

うん,そういう事にしておこう。



そんな訳で,ゆっくり散策することが無理っぽいので,少しだけこのお寺の謂れについて分かったことを書いておこう。


   

     建部内匠頭政宇(たけべ たくみのかみ まさのき)って誰?


みんなは,那須与一の墓があることで知られる即成院というお寺を知ってるかな?

元々は,藤原頼通の息子が建てた山荘の持仏堂で,即成就院と呼ばれていたんだって。

応仁の乱で荒れてしまった即成就院は,伏見城築城の際に移転させられたそうだ。


そして,大坂の陣の後に伏見城が廃城になり,この辺り一帯の活気はなくなっていく。

そんな中,伏見奉行に任命された政宇は,伏見の再開発をすることになるんだな。

で,強制移転されていた即成就院の塔頭*(たっちゅう)を分離してここに寺を建てたそうだ。

そうして建部長寿を願って付けた名が長建寺となったそうだ。

*塔頭:禅宗の高僧の死後,その墓のほとり(頭)に弟子たちが建てた庵,高僧の隠居した建物の事等を指す。

     


   

     後で見直したら肝心の部分が写ってなかった。ナンデダロウ・・・


マリア灯篭の下部,葉っぱで隠れている場所には女性の姿が彫られている。

少しだけ丸い頭が見えると思うんだ。

お茶屋「紅屋」の隠れ座敷の庭にあった隠れキリシタンたちが祈りを捧げたとされる灯篭だ。

色んな場所でこういう隠れキリシタン関連のものを見かけるけど,こんなに綺麗に人の形が浮かび上がってるのは珍しいと思う。



   

        三十石船に時を知らせたと言う鐘楼


残念な事に,戦争の為に供出させられた鐘は,大砲に変えられてしまったそうだ。

で,今はみくじ舎になっているようだ。


珍しい和歌のおみくじ200円に惹かれるものの,過去にひいたお寺のおみくじで佳い物が出たことがないので,スルーすることにした。

だって神社では,ほぼ大吉なのに,お寺だと全部小吉以下なんだぞ。

修学旅行で引いたら「凶」だったこともあるし。

そんな訳で,暫く前に行った龍馬ゆかりの寺でも,気になったけど諦めたんだ。

折角の連続大吉記録を大凶で止めたくないだろ?


う~ん,ひょっとして「ここ」との相性じゃなくて,お寺全般との相性が悪いだけなのかもしれない。

そんな気もしてきたけど,兎に角,急ぐことにする。


   

           へぇ~へぇ~へぇ~!と思って写真を撮ろうと・・・・・・


なんで全部ぼやけるんだよぉ!!

何枚撮ってもピントが合わない。



これ,早く帰れって言われてるのかもしれない。


         

         仕方なく楼門の外に出て写真を撮ったら一発でピントが合った。



・・・・・・。

うわぁぁぁぁぁん(ノД`)・゜・。

そんなに嫌わなくてもいいじゃないかぁ~。




という訳で,よく分からないけど,なんだかモヤっとしたままの長建寺参拝となってしまった。




では,気を取り直しておやつの話へレッツ・ゴ~♪


   

                                     グランマーブル京のrocher(ロシェ)。


   

          グランマーブルと言えばマーブルデニッシュで有名だけど・・・


   

          今日紹介するのはパンではなくてクランチ。


   

         サクサクのデニッシュがチョコクランチになったぞっ♪


ショコラ,抹茶,苺の3種類のチョコクランチが入ってた。

よくあるクランチよりもちょっと大きめで,食べごたえがありそうだ。


では,いっただきま~す。

   

           ちょっと写真がぼやけちゃったな。


サイズは大き目だけど,さくっ♪とした軽い食感だから,一気に3枚ともいけるな。


濃厚いちごは,ちょっぴり甘酸っぱい感じが食欲をそそるな。


祇園辻利抹茶アーモンドは,香りはそれほど強くないけど,口に入れるとほんわかした抹茶の香りが広がる。

もぐもぐと噛むとアーモンドの食感と香りも楽しめる。


ショコラオレンジは,ちょっと重めかも。

少し酸味のあるオレンジピールの風味もいいけど,ショコラが少し強い気がする。


という訳で,新幹線コンコース限定での販売らしいので,興味のある人は是非とも探してみて欲しいんだなっ♪



まだまだ暑い日が続きそうなので,くれぐれも体調には気を付けて欲しいんだな (*´ω`)