【お願い】

前回,の字が潰れてしまうという話から,文字サイズを上げてみる流れになったんだ。

もしも以前のサイズの方が良いって人がいたら,コメント欄に一言頂けると嬉しいんだなっ♪


文字サイズ 12pt → 14pt


 * * * * * * * * * * * *


では,今日は前回の続き,貴船神社の本宮をぷらぷらっと散策しよう。


本宮正面でお出迎えしてくれるのは,2頭の馬の像。


  

          黒馬と白馬の像。


古来から馬って言うのは神様の乗り物とされていて,元々は生きた馬を奉納してたんだな。

なんでも神様は馬に乗らないと移動できない,って思われていたらしい。


じゃあ,御神輿の存在意義って何なんだ?って思うだろ。

残念だけど,御神輿の起源って言うのは,はっきりしていない。

一つは,奈良時代の隼人の反乱を鎮める際に,宇佐八幡宮の神様を御神輿に乗せて行ったという説。

もう一つは,奈良の大仏を建立する際に聖武天皇が同じく宇佐八幡宮から神様を勧請したという説。

どっちも奈良時代で宇佐八幡宮が関わってるから,奈良時代に宇佐の八幡さんを乗せる為に造られたものが御神輿になったんだろうな。

で,神輿の話は置いておいてだな,何を話そうとしてたんだっけ…?



あぁ,そうそう,馬の話だ。

実際,馬を用意するとなると奉納する側の負担はかなり大きい。

恐らくは,奉納された側も馬の世話は大変だったろうし。

そこで庶民は,馬形(木馬や土馬)を奉納するようになったそうだ。


みんなもよく知ってるであろう絵馬も生きた馬の代わりのものだな。

実は,ここ貴船神社が絵馬の発祥の地と言われている。

なんでも平安時代の文献に,生馬の代わりに板立馬を奉納したとあるそうだ。

因みに日本最古の絵馬は,奈良時代の遺跡である難波宮跡から出土したものなんだな。

絵馬本体はボロボロだけど,肝心の馬の絵姿は意外と綺麗に残ってるので,興味のあるみんなは画像検索するといいかもしれないな。



因みに,雨乞いには黒い馬を,雨止みには白い馬を奉納してたそうだ。

なんで黒馬と白馬なんだろうな?

そう言えば,黒仙人と白仙人っていうお話が中国にあってだな。

この二人は,死を司る北斗七星の化身と生を司る南斗六星の化身なんだな。

そう考えると五行思想が関わってそうだ。

それに神事では鯨幕(くじらまく)を使うだろ?

きっと,明確な意味があるんだろうけど,残念ながら「これだっ!」っていう答えは見つからなかった。

 

後は・・・例えばだけど,雨雲は黒っぽいから,快晴の日に浮かぶ僅かな雲は白っぽいからとか?

すごく子供じみた発想だけど,案外,的を射てるかもしれないぞ (´ω`*)



思わず神馬(しんめ)で停まってしまったけど,肝心のご神水はどこだ・・・?

  

            という訳で,ご神水発見。


     

      石垣の上の方から湧き出ているみたいだ。


本当は水占いが有名なんだけどなぁ~。

鞍馬山の由岐神社の天狗みくじの一件があったばかりなので,少なくとも今日はお御籤を控えることにした。

後ろ髪を引かれるけれど,水みくじは下鴨神社で体験済みだし*・・・と諦めた。


*下鴨神社の水みくじについては下記参照。

【聖なる湧き水で未来を読む。~世界遺産 賀茂御祖神社へ。その4。~】 

https://bokutokaerunikki2.blog.so-net.ne.jp/2017-10-22

  


   

          石庭 天津磐境(あまついわさか)。


言っておくけど,甘栗の天津(テンシン)じゃないぞ。


天津」=「天つ」で,「天の」って意味だ。

天照大神がいる高天原(たかまがはら)をイメージしてもらうと分かり易いかな?


磐境」は,聖域って思って貰えばいいかな。

伏見稲荷で磐座(いわくら)のお話をしたことがあると思うけど,要は磐座と同じで神様をお迎えする依り代的なものだ。

但し,磐座って言うのは岩単体の事を指す。

それに対して,磐境は,岩を組み合わせて造った区切られた聖域の事を指すんだ。



  

      頬擦りしたくなるほどに苔生した岩が並べられている。

  


対するのが「国津」=「国つ」(くにつ)で,「国の」って意味だ。


国津神って言うのは,一般的には,葦原中津国(あしはらなかつくに)で生まれた神様を指すことが多い。

例えば,日本神話で知らない人がいない程の超有名神,出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)は国津神だな。

それでだろうけど,葦原中津国って言うのは,出雲を代表とする場所を指す。

そこは葦がぼーぼーと生える未開の地で,荒ぶる神たちがいて,更には黄泉の国にも近いとか言われていた。

「世はまさに世紀末!」・・・ヒャッハーな世界を想像しちゃうな。

え・・・「かえる」だけ?

まぁ,どこの国の神話でも隠された背景があるからな,そう言う事なんだろう。


ただ,例外って言うのは,いつでもあるんだな。

姉であるアマテラスから追放されたスサノオは,高天原の生まれなのに国津神だ。



      

        御神木の桂の木は樹齢400年以上らしい。

本宮への石段を登っている時から気になってた桂の木。

すっごく大きくて,残念だけど写真を撮ろうとしても収まりきらない。       


  

        そうそう,ご挨拶は忘れちゃいけないな。

        

参拝を済ませたので御朱印を頂こうと思ったら,行列ができていた。

よく考えたら,奥宮から戻ってからまとめて受ければよかったんだけど。

そう,貴船神社には結社と奥宮もあって,奥宮の御朱印は奥宮での参拝を済ませないと頂けないんだな。


さて,ちょっと長くなっているので,さらっとおやつ。


  

     豆政さんの京の町かどシリーズより,わさびピーナッツ

豆政さんと言えば,近所のスーパーでは通常は五色豆しか手に入らないんだ。

スポット商品?か何かで,他のものも売ってる事もあるけど,大抵,五色豆しか置いていない。

甘党だって,たまにはしょっぱいものも食べたいんだな  (´・ω・)


  

         最近,これにはまってる。

この京の町かどシリーズは,パッケージに京都の有名な観光名所や西陣織の和柄テイストを取り入れているんだ。

しかもワンコインでお釣りがくる!

これは,まさしく自分へのお土産にぴったりだなっ♪


  

  醤油風味のコーティングには,細かく刻んだ海苔が混ぜ込んである。


  

         いっただきま~す♪


さくっとしたコーティングは,出汁のきいた醤油風味。

仄かに香るのは,磯の香り Д`*) 

そして,一瞬の遅れを持ってやって来るのは,ツ~ン!としたワサビ。

うぅ~ん!!


 Σ(°Д°υ)


ワ・・・サ・・・鼻に・・・突き抜けるぅぅぅ~ 。゚・(>Д<)・゚。


という訳で,甘党の人はちょっぴり泣けるかもしれないけど,是非ともお試しして欲しいんだなっ♪

パッケージの絵柄で選んでも良し,中身のテイストで選んでもいいと思うんだな。

五色豆とかもあるから,お好きなものをどうぞなんだな (´ω`*)