麒麟が戻って来る前にupしてしまえ!と勢いづいて書いたので,いつもにも増して誤字脱字があるかもしれない。

ごめんなさいなんだな。


では,今日もアリゾナの巨大な隕石孔のお話だ。



    


とっても大きなクレーターだ。

正直言って,クレーターと知らなかったら極小な盆地だと思ってしまうかもしれない。

その大きさは直径約1マイル(約1.6㎞),円周約2.4マイル(約3.8㎞),深さは550フィート(約170m)以上もあるんだって。

    


約5万年前に飛んできた隕石は,大きさは30~50メートル重量は30万tのニッケル鉄隕石だったと推定されるそうだ。

さすがにこの程度の大きさでは,恐竜の絶滅を引き起こした隕石のようなことはなかったようだ。

ただ,この辺りに生息していた生き物には,当然のことながら大きな影響を与えた。

その当時は現代のアリゾナよりも涼しく湿潤で,この辺りには草原が広がっていたんだって。

そんな豊かな自然には,大型の哺乳類が生息していたそうだ。

具体的には,マンモスやオオナマケモノ?やバイソンが生息していたみたいだな。

だけど,衝突の勢いで融けた隕石は金属の細かな礫となり地面を吹き飛ばし,瓦礫と共に周辺にいた動物たちへと襲い掛かった。

恐らく多くの生き物が死んだり怪我を負ったことだろう・・・。


   


そして月日は流れ氷河期が終わり,気候も今の乾燥した状態へと変化した。

皮肉な事に,この乾燥した気候が隕石孔の保護に役立ったみたいだな。

だって,以前紹介したアンテロープキャニオンのように浸食されちゃったら,今こうしてここに立つことは無かったと思うんだ。



   


前回の何故バリンジャー・クレーターと言う表記をするサイトがあるのかってお話をしただろ?

実はこの巨大な隕石孔は国や州の土地ではなく,個人の持ち物なんだ。

そしてその持ち主がバリンジャーさんだったって訳だ。

正確には,元々この隕石孔を発見したバリンジャーさんは亡くなってるので,彼の一族がこの土地を引き継いでるんだけどな。


ダニエル・モロー・バリンジャーさんは,アメリカのNC出身の地質学者(鉱山技師でもある)だ。

アリゾナまで来てNCの出身者と出会うなんて不思議なご縁を感じるなぁ~♪

              

   

   採掘に使われたボイラーと温水器が当時のままにあるそうだけど,あれだろうか? 


当時,この穴は火山の爆発によってできたとされていたんだって。

でも,バリンジャーさんは納得がいかなかった。

何故かって言うと,この辺りではニッケル鉄合金(鉄ニッケル合金?)が多く見つかっていたんだって。

で,それを根拠にここが隕石が衝突してできた穴だと推測したそうだ。

そして,ここには何百万トンもの隕鉄が埋まっているに違いない!と会社を設立し1904年に調査を始める。


   

     日除けとベンチがあって座って隕石孔を眺めることもできる。        


当初は順調そうに思えた採掘だったが,それは途中から難航し出した。

何故かって言うと,この隕石孔の底には堆積物と湖があって,採掘が思うように進まなくなってしまったそうだ。

そして1911年には待望の隕石が発見されたんだって。

だけど,バリンジャーさんはどうしても「埋まっている筈の隕鉄」を見つけたい!と更に張り切った。


結局,彼はその生涯を賭けても何百万トンもの隕鉄を見つけることはできなかった

金策も尽き,失意のうちに亡くなったバリンジャーさん。

実は,彼の最後の採掘作業中に,科学的な見地から隕鉄は見つからないと結論付けられているらしい。

計算上では隕石の大部分は,衝突の際の衝撃で蒸発してしまったみたいだ。


元々はゴールドラッシュ的なものを期待していたようだけど,ここまで来ると学者としての意地があったのかもしれないな。

いずれにしても,これがアメリカンドリームっていうものなんだろうな。

夢やロマンを追う事は素敵な事だと思うけど,現実は厳しいって事だな・・・・・・(´・ω・)

  

   

            散策路にはMoon Mountain Telescope pathとか素敵な名前がついてる。


   

              散策路から眺めた建物。

ま~ったく何もないだろ?

本当に感動するくらい周囲に何もない。

アメリカって言うとNYのような摩天楼をイメージする人も多いだろうけど,大都市以外は大抵こんな感じだぞ・・・。



館内へ入ってみよう・・・

        

                

この人形を見てると,シャーロックホームズの冒険のオープニングを思い出す。

新聞売りの少年が「パイパー!」と叫んでるのが何が分からず,随分長く悩んだ。

だいぶ後になって(news)paperがコックニー訛りで「パイパー」と発音すると分かったけど,冷静に考えれば分かる事だと落ち込んだり。


        

           隕鉄に磁石がくっつくかを試せる。



こういうのって子供向けなんだろうけど,大人でも試してみたくなるよなぁ~。

今はコロナウイルスの事があるから触れないかもしれないけどな。



                   

     ロシアの切手には,落ちてくる隕石の絵が採用されている物があるそうだ。


1947年にシベリアのシホテリアン山に隕鉄が降って来る様子を見ていた画家さんが描いたんだって。

この隕石は多数の細かな欠片となり,広範囲に降り注いだそうだ。

俗にいう隕石シャワーっていうのだな。

そして,その総重量はなんと70tにも及んだそうだ。

想像するだけで恐ろしいけど,幸いな事に隕石シャワーでの死者はでなかったと書かれていた。

          


こちらも同じくロシアの隕石のお話だ。

                     

      どうやら1908年のツングースカの大爆発の事が書かれているようだ。


上空で爆発した火球(隕石)によって,ツングースカでは大きな被害が出た。

少なくともこの隕石が落ちた場所から960km離れた場所でさえもその爆音が聞こえ,25km離れた場所にいた遊牧民たちは,その爆風でテントから投げ出されたんだって。


爆風でテントから投げ出されるって怖すぎるぞ・・・(゚Д゚;)


         

      

だけど,いくら探しても隕石の欠片は見つからないときた。

そのせいで,この現象が隕石によるものだという証明ができなかったそうだ。


事件から50年経った1958年になって,やっとにツングースカの再調査が開始された。

この頃には,隕石は高温で融けた後に小さな塵となって落下したと言う説が出ていたみたいだな。

そして,泥やミズゴケや樹木から球状の微粒子が見つかったんだって。


ただ,この発見された微粒子が宇宙起源と言う裏付けはできないままに現在に至っているそうだ。

続報が気になるなぁ~(*´ω`)





今日はここまでで,続きは次回に・・・

隕石のお話はもう1回くらい続くかな?   

         

では,おやつ。


   

        コメダ珈琲店監修のシェ・シバタシロノワールクランチ


コメダ珈琲については,そろそろそれなりの全国的な認知度があると思うので割愛する。

で,シェ・シバタと言うのは岐阜の有名パティスリーなんだな。

名古屋市内にもお店を構えてるんだけど,日泰寺の参道のお店は現在改装工事中なので,注意して欲しい。

 

   

       名古屋人なら分かるであろうどこかで見たような個包装のゴールドver.

  

   

             では,いっただきま~す♪


   

               ミンティアと大きさ比較。


ミンティアよりは小さいけど,それなりに食べ応えがありそうなサイズ感。


   

         シロノワールについてくるメープルシロップの甘~い香りがする。


サクサクというよりはザクザクした食感で,ソフトクリーム風なチョコがかかっている。

思った以上に甘いので,コーヒー必須だな。


と言う訳で,急いでコーヒーを準備する。

           夕方なので,デカフェのコーヒーKREISを用意した。


コメダとのコラボだけあって,お茶よりコーヒー向けの甘さだったな。


因みにこのシロノワールクランチ名古屋限定のお菓子みたいだ。  

7月に発売になってすぐに買いに行ったらラス1だったけど,最近また入荷してるようなんだ。

なので,興味のあるみんなはシェ・シバタの通販サイトか名駅構内などで探してくれよっ♪ 



夜半には秋の匂いを感じるようになってきたけれど,夏の疲れが出やすい時期でもあるので,みんなも体調にはくれぐれも気を付けて欲しいんだなっ♪ 


*サブタイトルを「隕石孔」→「大隕石孔」へ変更 2020/9/5