今日も京都をぷらぷらっと散策するぞっ♪


   

            朱塗りの太鼓橋が印象的なここは・・・・・・?



今回やって来たのは,神泉苑

   

                  史跡 神泉苑


神泉苑は,桓武天皇が平安京遷都の際に造られた禁苑だったようだ。

禁苑って言うのは,宮中の庭のことを指すんだな。


元々この辺りは湿地帯だったようで,それをうまく利用した庭は3万坪という広さがあったそうだ。

そして,天皇や貴族たちは大きな池に船を浮かべて宴を催したんだって。


ただ,後に武家が台頭してくると,次第に庭は荒廃してしまったようだ。

そして極めつけには,徳川家康が二条城の築城する際に,神泉苑の土地を切り取りしちゃったそうだ。

そんな訳で,時代の流れとともに変遷したお庭は,今のような規模になってしまったんだって。


   
             五位鷺とはゴイサギのこと。


ある日,神泉苑で鷺を見かけた天皇は,その鷺を捕まえるように命じたそうだ。

すると鷺は,捕まるのが嫌だからか飛び立とうとした。

そこで召使が「勅命だ」と言うと,なんと鷺は羽を畳んでその場でかしこまったと。

これに感銘を受けた天皇は,この鷺に五位の位を授けたんだって。

そして,正五位の鷺→ゴイサギと呼ばれるようになったと。


ゴイちゃんは基本夜行性なので,単に眠かっただけかもしれないけど,それを言っちゃうとロマンが無いだろ?

まぁ,多分,そういった性質が関係してるんだろうけど。

ただ近所で見かけるゴイちゃんsは真昼間でも動いてるし,好奇心旺盛だ。



   

          まずはお庭中央にある善女竜王社へと足を進める。


   

                善女竜王社舞台


ある時,時の天皇が長引く干ばつの為に雨乞いをするように,と勅命を下したそうだ。

そして東と西の僧侶がそれぞれ雨乞いをした。

最初はどちらの雨乞いも不発に終わったものの,東の空海は善女竜王を勧請(呼び寄せる)することに成功し,無事に雨が降ったそうだ。

それ以来,善女竜王はこの神泉苑の池に住んでいるらしいんだな。

その為か,この御池は枯れたことがないんだって。

そしてこの御池が御池通の由来となったとも,言われているそうだ。


どうでもいい情報だけど,善女竜王は8歳の女の子みたいだな。

(男性の姿で描かれることもあるようだけど)



   

               あ,何かいるぞっ♪


アヒルっぽいけどお昼寝中のようだし,そっとしておいてあげよう。



      

              こちらは珍しい恵方社


歳徳神(としとくじん)を祀ってるそうだけど,面白い造りだな。

石造りの円錐台の上には小さなお社が設置されている。

何が面白いって,お社がその年の恵方を向くように移動するって点だな。

恵方って言うのは,節分の時にその方向を向いて恵方巻を食べるっていう風習(関東では一般的じゃないんだっけ?)のあの恵方だ。


ところで,みんなが今何を考えてるか「かえる」は知ってるぞっ♪


「この台のどこが回転するんだろう?」


残念だけど,台が回転する訳じゃないんだな。

単にお社を持ち上げて向きを変えるだけだそうだ。



   

        弁天様のお社の土台?が朽ちてきていて修復が必要なようだった。

   

   

            あれって歴史の教科書に載ってた舟だ。


正式名称は,竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)。

竜の頭と鷁(げき=白くて鷺に似た想像上の水鳥)の頭がついてる,貴族たちが宴で使用した舟だな。

でも,大抵の場合,船首の鷁は白くない。

鳳凰か何かとごちゃ混ぜになってる気がするけど,理由はよく分からないな。

ただ,水鳥である鷁が船の守り神的な存在だってことは確かだ。

    

   

             アオサギが池のほとりで佇んでる。


この神泉苑は,街中にあるとは思えないような静かな空間だ。

野鳥も色々いたし,とっても静かだ。

近所に住んでたら毎日にように立ち寄りそうな気がする。

まさに憩いの水際って感じだったぞっ♪


あ,アヒル発見!

   

             こちらを気にする様子もなく,マイペースに歩いていく。



   

                  ・・・・・・ん?


   

             ごはんになるものでもあるのかな?


後で分かったけど,このアヒルたちは神泉苑さんで飼われている子たちだったんだな。

どうりで人を怖がらない筈だ。




そうそう,忘れるところだった。


   

                   法成橋


この神泉苑は,実はパワースポットとしても知られている。

ある時,後白河法皇が白拍子たちにに祈雨の舞を舞わせた。

しかし,99人の白拍子はとうとう雨を降らせることができなかった。
そして最後にあの静御前が祈雨の舞を奉納すると,たちまち雨が降ってきたんだって。
大喜びの法皇は静に日本一の称号を与え,この時に彼女を見初めたのがあの源義経だったと言う。

いや~,なんだかすごい面子が出てくるな。

という訳で,恋愛成就,心願成就のパワースポットなんだって。


で,この法成橋を(写真と反対側から)渡る際に,一つだけ願いを念じながら一歩ずつゆっくりと歩く。

そして善女竜王社に参拝する。

うん,欲張らなければ簡単な作法だなっ♪


本当はパワースポットとか書かない方がよかったのかもしれないけど,新聞の切り抜きが掲示されていたから大丈夫かなと思った次第だ。

でも参拝するみんなは,周囲が住宅街だってことを忘れないようにしてくれよっ♪

あと,あひるを追いかけまわしたりしないようにな。




さてっと,今日のおやつだな。

   

   

           前回に引き続き伏見稲荷傍のまるもち家さんのまるもちだ。


   

                  10個入りを購入。


フレーバーは自分で選べるので,好きなまるもちを詰めて貰える。

例えば,全部チョコ!っていう,ぱっと見が「かりんとう饅頭」状態にもできるんだな。

少ない数なら紙袋に入れてくれるようだけど,名古屋まで持ち運ぶことを考えると,箱の方が正解だな。

しかもこの箱,内側がコーティングされているので,まるもちが貼りつかないんだなっ♪


   

 お店のような出来立てほやほやとはいかないだろうけど,一応,トースターで温め直す。


常温なら翌日までOK,お店の方のお話では冷凍保存もできるという事だった。

それで安心して10個入りを買ったんだ。

さすがにこんなに一気には食べれないだろ?

冷凍した場合は,自然解凍後にトースターかレンジで温め直せばいいようだ。



   

            焼き目がマーブル模様になってて美味しそう♪



   

        では,一番気になってたみたらし餡をいっただきま~す!


丸吞みしようと思ったけど,中が熱い可能性を考慮して,ちょっとだけ齧る。

甘い香りと共に,とろっとしたみたらしの餡が口の中へ入り込む。


・・・・・・うん,ちょっと熱いかも (;´Д`)


一気に噛んだら,猫舌の人は火傷するかもしれないな。

でも,このみたらし味好きだなぁ~♪


あ,そう言えば,このみたらし餡は関西風の甘い醤油だれなんだな。

名古屋風の焼き目のついた,たまり醤油味とは全くの別物だ。

因みに飛騨地方では,醤油の味がストレートに来る「みだらし団子」というものが,みたらし団子だとして認識されている。

これもまた名古屋飯の一つなのかもしれないな。


っと,また話が逸れ始めたので,軌道修正をしよう。


   

        手前中央から粒あん,みたらし,抹茶,チョコ(時計回りに)


チョコは限定品だったかもしれないけど,忘れちゃった・・・・・・。

餡が少な目だったというレビューを見かけたから,ちょっぴり不安だった。

でも,結構ぎっしり詰まってると思うんだけど,どうだろう?

外はパリッとしてるけど,食べてみるともっちもっちしてて,やっぱりお餅だなぁ~♪

餡がパサついてるように見えるのは,「かえる」が上を切ってから,もたもたしてたせいだ(お店の人ごめんなさい)。

小さいんだけど,結構食べごたえがあるっていうか,やっぱりお餅だからハラ持ちはよかった。



【まるもち家さん情報】

6月19日~7月2日まで星が丘テラスに出店予定のようだな。

伏見稲荷まで行かなくても,まるもちが食べれるチャンス!

という訳で,まるもち家さんのまるもちに興味のあるみんなは,是非ともお試しして欲しいんだなっ♪