みんなはアマビエを知ってるかな?

山梨県立博物館ではアマビエに続く不思議なイキモノ?(妖怪)「ヨゲンノトリ」を紹介してるんだ。

この「ヨゲンノトリ」が鳥好きの「かえる」のハートを鷲掴み。

そして,今はタブレットの待ち受けになっている (´ω`*)



閑話休題。

今日は橿原のお話の続きにしようか・・・。


まず最初に。

誤解を招くといけないので書いておくけど,これは2019年10月に橿原を訪れた時のお話だ。

なので,緊急事態宣言が出ている現在とは,色々と状況が変わっているであろうことを念頭に置いて読み進めて欲しいんだな。


   

   藤原宮跡の列柱(再現)前で撮ったけど,合成写真みたいだ・・・(;´Д`)


   

   再現された列柱の奥にこんもりと木々が繁っている場所がある。


気になったので近づいてみると,この辺りだけ少し土地が盛り上げてある事が分かった。

ひょっとして,これって大極殿の基壇(きだん)なのかな?

基壇って言うのは,建物の下にある盛った土や石を積んだ土台の事なんだな。

(基壇で画像検索すれば良い例が出てくる)

なんでも,ここは大宮土壇と呼ばれているそうだ。


そのままの土地に建物を建てると,瓦とかの重さで建物が地面に沈みこんでしまうことがあるんだ。

それを防ぐ為に瓦や石を積んで地盤を改良・強化したのが基壇なんだな。

また,長雨があったり多湿な環境から建物を守る為にも,周辺の土地よりも高さが必要だったって言うのもある。

他の理由としては,高さを嵩増しして,より立派に見せる為とも言われている。


   

          森の中には広い空間が広がっていた。


   

            鴨公(かものきみ)神社跡?


って事は,ここ大極殿跡は森っぽいんじゃなくて「鎮守の森」になっているようだ。


一般的に鴨公とは鴨氏のことを指すんだけど,時代的に香具山の歌を詠んだ鴨君足人(かものきみたりひと)あたりに関係してるのかな?

大極殿跡にある神社のようだけど,創建理由がよく分からなかった。

鴨氏の誰かが,遷都後の土地神様を鎮める為に建てたのかなぁ,と勝手に推測。


そう言えば,向うの方にショベルカーが見えるな。

   

          今も発掘調査は行われている。


この藤原宮跡の場所についての議論は,随分昔からされてきた。

710年に都が平城京に遷った後,この辺りは水田になってしまったみたいなんだな。

平安時代の記録では,この一帯にはいくつかの荘園が置かれていたそうだ。


そして,江戸時代に賀茂真淵が「大宮土壇と呼ばれる土地こそが藤原宮跡」だと提言。


その後,時は随分流れて200年以上経った昭和に入ってから,この土地から瓦や礎石が出土した。

それを受けて,三菱の岩崎小弥太の援助により本格的な調査が始まったそうだ。


昭和41年には,バイパス工事の為の事前調査が入り,やっと藤原宮跡の全体像が掴めるようになったんだって。   


   

        道路の反対側には大きな醍醐池があった。


この時は全くと言っていいほど鳥の姿は見られなかったけど,冬になったら何か見られるんだろうか?

ただ,路側帯が滅茶苦茶狭いので,ここに立つのはやめた方がいい気がする。

正直,池の様子を見ていた僅かな間でも怖かった・・・(;´・ω・)



   

       藤原宮跡の隣の区画には,藤原京資料室がある。


JAの二階にあるので,ちょっと手狭な感じはするけど。

でも,藤原宮跡の出土品が無料で見られるので,時間がある人は訪ねてみるといいと思うんだなっ♪


   

           土器とか瓦が展示されている。

   

   宮殿としては初めての瓦葺きだったとされる藤原宮の貴重な瓦が見られる。

   

           予想以上にいい状態の瓦がある。


       

      他には,藤原宮で実際に使われていた柱(部分)とかもある。


   

パンフレット類も置いてあるし,展示ケースには簡単だけどキャプションもあるので,自分のペースで見学できるぞっ♪

それに入口にはボランティアガイドさんたちが控えていて,藤原宮についての質問も受け付けてくれるのもありがたい。


   

   美麗な写真が豊富に載っている「飛鳥・橿原観光ガイドブック旅さらら」。


   

      記念スタンプコーナーもある(2019年10月現在は3種類)。

   

     さらには藤原宮跡の四季の花の写真を使った記念の栞も。


どれにしようか悩んで,やっぱり10月に訪ねたと分かるようにコスモス畑をチョイス。

この栞は1人1枚なので,どの季節にするかよ~く考えて欲しいんだなっ♪

 

   

         花畑の説明パネルも写真付きで分かり易い。


   

        2階なので窓から藤原宮跡の様子が見える。


道路に見えるのは奈良バス

ここから橿原神宮前駅へ帰る時には手前側のバス停(丁度バスの向かい辺り)から乗るんだけど,本当に本数が少ないので気を付けて欲しいんだな。


記念撮影コーナーもあるんだなっ♪

   

   顔出しパネルはコロナウイルス感染拡大防止の為に撤去されてそうだけど。


という訳で,藤原宮跡のお話はこれでおしまいだ。

次回は・・・どうしようかなぁ?

橿原のお話もできるんだけど,ちょっと考えておくんだな。