暑いなぁ・・・。

ちょっと仕事が忙しいので,鳥さんの写真をUp。

蔵出しアリゾナ日記の続きは,もう少し待っていて欲しいんだなっ♪ 



ある日の事。

      

           コサギが川で躍っていた。


一心不乱に踊るその姿に目を奪われた。


      

          羽を広げ水飛沫をあげながら動き回る姿はとても美しい。


      



ふと,村上春樹の小説の事を思い出した。


村上春樹との出会いは「パン屋再襲撃」という本だった。




      





実は,小学校の頃は二宮金次郎とあだ名されたほどで,三度の飯より本が好きだったんだな。





      





そのうち学校の図書室で借りる本が無くなって,市立図書館で文庫本を借りた。

その頃,大好きだったのはデュマの本。

三銃士が最初の一冊だったけど,モンテクリスト伯の方がお気に入りだった。





     


                 水面を走る様に踊る





次が吉川英治の水滸伝。

偶々目に入ったのが水滸伝と言うのは,一種のアクシデントだった気もする。

何故,三国志演技から入らなかったんだろう?と,今でも思う。

今にして思えば,子供には少々キツイ話だったと思う。




     

               ムーンウォークじゃないぞ(前に進んでる)



で,村上春樹の話に戻るけど「ダンス・ダンス・ダンス」っていうお話があるんだ。

その中で羊男と言う人(?)は,生きる為に踊り続けろと話す。

踊ると言っても実際に躍る訳じゃなく,このお話の中で主人公は多くのものを喪失する。

それでも主人公は再び人との繋がりを取り戻そうと動き出す。

そんなお話だった(と記憶してる)。

で,この動きの事を「踊る事」と表現してるんだと思うんだけど,残念ながらハルキストではないので解釈は合ってるか分からない。

もう随分昔に読んだものなので,読み直すと感じるものが違ってくるかもしれないけどな。




    


『踊るんだ。踊り続けるんだなぜ踊るかなんて考えちゃいけない。』



    


『それもとびきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。』


    


『オドルンダヨ。』


    


『オンガクノツヅクカギリ。』



    


『目をこらせば求められているものの姿が見える』




目を凝らせば,何か見つかる・・・って?


      

                あ・・・魚見っけ!



      

      

全然,村上春樹と関係ないな。

すまない。


そう,ふと頭に浮かび上がってきただけなんだ。

深い意味はない。


で,このコサギのダンスだけど,実は魚を見つける為の行動なんだな。

水の中に入れた足をブルブル震わせて,岩の影などに隠れた魚を驚かせておびき出す姿はよく見るんだけど,この個体はダンスの方が好みのようだ。

でも,これだけ動き回ったら余程大きな魚を見つけれないと,割が合わない気がするんだよなぁ・・・。

こちらとしてはコサギが真っ白な羽を広げ動き回る姿は涼し気で,見ていて飽きないのでいいんだけどなっ♪



 * * * * * * * * * * * *