12/31追記:

毎年元日にUpとご挨拶をさせて頂いてるけど,21年は松の内までにお伺いする予定だ。



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では,今日も二尊院のお話の続きだぞっ♪

みんなも予想してると思うけど,このお話は2021年に年越しすることが判明した。

そして短く書くつもりが,少しばかり長くなってしまった。

重ね重ね申し訳ない。



   

          紅葉の馬場の最後は,緩やかな石段となっている。

   

             奥に見えるのが小倉山だそうだ。

   

       用事のついでじゃなかったら,カメラを持ってきたかった・・・。

   

      ちょっと分かりにくいと思うけど,正面の塀には5本の線が入っている。


京都で5本線の入った筋塀と言って,ぱっと思いつくのは金閣寺と二条城かな。

(京都御所も絶対にそうだと思うけど,記憶にない。)

この線の数は5本が最も格式があるんだって。

元々は出家した皇族が住職となった門跡に与えられたもので,皇族との関わりが深い場所の象徴なんだそうだ。


   


最新のタブレットなら,もう少し綺麗に写せるのかもしれない。

実はこの少し後に使っていたタブレットがおかしくなってしまったんだ(゚Д゚;)

バッテリー残量60%から突然落ちて,再起動しようとしてもバッテリーが空表示のまま,うんともすんとも言わない。

結局,帰りに新幹線で電源に繋ぐまで,薄っぺらい文鎮と化してしまったぞ・・・(´・ω・)

5年くらい前に買ったものだから寿命かもしれないな。

                   黒門(通用門)               

   

                唐門(勅使門)。

その名の通り勅使のみが通る事を許された門なんだけど,普通に解放されていた。

締め切っているお寺も多いので,ありがたみが増すなっ♪


「小倉山」と書かれた扁額がかけられている。

その横には小さい板がかかっている。

何か書かれてるようだけど,よく見えない・・・

   

           「勅額 後柏原天皇」と書かれていた。


どうやらこの扁額は後柏原天皇の勅額だったようだ。

二尊院さんは応仁の乱で建物が全て焼失しているそうなんだけど,1521年に諸国から集められた寄付によって本堂とこの唐門が再建されたそうだ。


   

                本堂前の竜神遊行の庭

かつて門前の池に住んでいた竜女(蛇の幽霊?)は夜な夜な寺へやって来て,少しばかりの悪さををしていたそうだ。

その妄執を気の毒に思ったお上人が戒律を書いた紙を池に沈めたところ,竜女は無事に成仏できたと言うお話があるんだって。

二尊院垣」と呼ばれる庭を取り囲む低い垣根は,この竜女の姿を写し取ったものとされている。

言われてみれば,竜と言うか蛇っぽいような・・・・・・?


   

    本堂の裏手に回ると小高い丘のような斜面があり,六道六地蔵の庭が見られる。

(この辺りでタブレットの調子がおかしくなり始めてるので,写真が少なくて申し訳ない)

上の写真の左隅に小さなお地蔵さんが見えると思うんだけど,こんな感じの小さなお地蔵さんが六体いらっしゃる。



        


            おや・・・この斜面は小倉山だったのか!?


「小倉山 峰のもみじ葉 心あらば 今一度の 行幸待たなむ」  貞信公


貞信公とは平安時代の藤原忠平の諡で,延喜式(律令)を完成した人として知られている。

神社の事を調べていると,必ずと言っていいほど出てくるのが延喜式と言う単語だ。

この法典には法律だけでなく神社の事も書かれているんだ。

国を挙げて祀るべき神社が載っていて,有名どころではお伊勢さんとか熱田さん,伏見稲荷などだな。

まぁ,その話は置いておこう・・・。


この歌は,宇田上皇が息子である醍醐天皇に「素晴らしい大堰川の景色を見せてやりたい」と言ったことに起因し詠まれたと伝えられている。

で,宇田上皇ってどんな人・・・(;´∀`)

藤原氏の専横を抑え込むために菅原道真を引き立てた人物と言ったら,何となくイメージが湧くだろうか?


そう言えば,この歌がきっかけとなって小倉山周辺が紅葉の名所として認識されるようになったと言われているんだ


   


「忍ばれん ものともなしに 小倉山 軒端の松ぞ 馴れて久しき」  藤原定家


私は小倉山の家の軒先のにある松です,あの人から偲ばれる事がない状態に慣れてしまった・・・って感じかなぁ?

この場合の「偲ぶ」は,故人を~でなく,誰かを恋い慕う気持ちだ。

で,松と待つをかけてるんだな。


そう言えば,すぐそばの常寂光寺の別名「軒端寺」は,この定家の歌に出てくる「軒端」からとられたらしい。

定家の小倉山の山荘は時雨亭(しぐれのちん)と呼ばれているんだけど,どこにあったのかは分からないんだって。

ただ,候補地は幾つかあって,そのうちの一つは常寂光寺。

そして,この小倉山も候補地の一つだそうだ。  



さて調子に乗っていたら長くなってしまったので,申し訳ないけど続きは2021年までお待ちいただきたいんだな。

おやつはさらっと。

       

    SNOOPY Chocolat(スヌーピーショコラ)京都嵐山タブレットショコラだ。


パッケージに70yearsと入っている。

実は1950年10月4日はPEANUTSに初めてスヌーピーが登場した日なんだ。

だから今年はスヌーピー生誕70年だったんだな。

それで記念のロゴデザインのパッケージでの販売がされていたんだって。


   

   タブレットショコラの絵柄は他にもあるんだけど,この四コマ漫画は嵐山限定だそうだ。

   

 大き目だけど厚みはそれ程でもないし,癖のないミルクチョコなのでお茶請けにピッタリだ。

 

70周年記念パッケージは2020年内だけの販売なのかもしれないな。

でも,嵐山限定の四コマ漫画はきっと2021年も取り扱うんじゃないのかなぁ?

と言う訳で,SNOOPY Chocolat京都嵐山嵐山限定タブレットショコラに興味のあるみんなは,お試ししてくれよなっ♪





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では,この辺りで2020年を〆るとしようか。


いつも当blogをご覧いただき,ありがとうございます

2020年も残すところ僅かとなりましたが,如何お過ごしでしょうか?

話が半端で申し訳ありませんが,本日の記事をもって年内の更新を最後とさせて頂きます


来年も引き続きお付き合い頂けますよう,宜しくお願い申し上げます


再び寒波襲来の年末年始となりそうですので,どうぞご自愛くださいませなんだなっ♪(*´ω`)