予想はしてたけど,緊急事態宣言が愛知県にも出る事になってしまったな。

愛知に出すなら,岐阜と三重も出さないと意味無いと思うんだな。

ここで何か言っても変わる訳がないけど。



 * * * * * * * * * * * *


さて,今日も京都をぷらぷらっと散歩しよう。

前回に引き続き粟田神社さんのお話だぞっ♪



  

  消毒薬やウェットティッシュや替えマスクなど荷物が増えたので,小さな「かえる」で。

 



粟田神社さんの興味深い点と言えば,他には恵比寿さんも有名なんだな。

  

              出世恵比寿神社

「かえる」はタイミングが合わなくてポスターでしか見た事が無いんだけど,ここの恵比寿様は「顔がいい」と評判なんだな。

他ではお目にかかれない程の「大きく口を開けて笑ういい笑顔」が素晴らしい。


そして,牛若丸が奥州に降る下る際に源氏再興の祈願をしたと伝えられている逸話付き。


更には,日本最古の寄木造の恵比寿様と言われているそうだ。


  

              北向稲荷神社

粟田神社さんのHPによれば,創建年代ははっきりとはしないものの江戸時代の絵図には既に載っているそうだ。

こちらには雪丸稲荷他三座が祀られていて,この雪丸稲荷さんが以前紹介した相槌*を打ったと言われている。



*狐は躍る。~合槌稲荷大明神~







そして,一番のおすすめは「ここ」!

      

             大鳥居がすごく綺麗に見えるんだな。

ここからの眺めがすごく好きで,参拝した後に暫くぼ~っと眺める。

(でも,修学旅行生とか多いので平安神宮には滅多に寄らない。)




最後は,末社である鍛冶神社



       

             鍛冶神社の案内。

   

御祭神は,天目一箇神(あめのまひとつのかみ),三条小鍛冶宗近命と粟田口藤四郎吉光命だ。


天(あめの)目一箇(まひとつの)神(かみ)。

こう書いた方が読み易いかな?

目が一箇(個)の神様という事なんだな。


片目は矢で射られて失ったとか,刀を打つ際に鉄の温度を測るのに片目をつぶっていた姿からとか,高温の火にさらされ,焼けた鉄を見続ける為に片目を悪くしてしまったとか言われている。

ギリシャ神話の鍛冶の神様も目が一つなので,鍛冶師を象徴するものなんだろうな。



蛇足気味だけど・・・

この神様は上げ馬神事で有名な多度大社の別宮にも祀られているんだ。

ただ,こちらでは天候を司る一つ目の龍神の姿で知られている。


一つ目で雨風と言えば・・・そう,台風だ。

そんな訳で,江戸時代には海難事故防止の祈願なども行われたそうだ。


まぁ,これはあくまでも多度大社の話であって,粟田神社さんの鍛冶神社ではそういった話は聞かないぞ。


   



三条小鍛冶宗近は,上にも出てきた合槌稲荷大明神のお話に出てきた刀鍛冶。


 

粟田口藤四郎吉光は,その名が示す通り,ここ粟田口を拠点としていた刀工だ。

鎌倉時代の人なんだけど,この人の刀は戦国大名たちに非常に好まれたそうだ。

でも,そのせいで戦乱に巻き込まれ焼けてしまったものも多い。


そして,現存する物は殆どが短刀。

興味のある人は,徳川美術館やトーハクに「〇〇藤四郎」と呼ばれる短刀があるので,どうぞなんだな。



鍛冶や刀剣の神様が祀られているので,そこから転じて悪縁を切り良縁を切り開くご利益が頂けるそうだ。

ふと,きっと滅茶苦茶切れ味良いんだろうなぁ・・・と思った。



    

          刀ののような意匠の注連柱が建てられている。



注連柱と言うのは,2本の柱を注連縄で繋いだ鳥居の原型とも言われるもので,聖域を示すものだ。


以前は普通の鳥居だった気がするし,もうちょっと木が生い茂ってたような?

まぁ,手入れされたんだろうな。



前の雰囲気も悪くなかったけど,これなら祀られている神様が刀に関係するのも一目瞭然だし,の注連石と言うのもなかなか素敵だと思う。


因みにこの注連石には,徳川光圀詠んだ歌などが刻まれているそうだ。

(残念ながら,今回は解読する時間は持ち合わせてなかった)


    

            こちらは明治天皇の「太刀」の歌碑。


こんな時代だからなんだけど,行き詰って自分だけの力ではどうにもならない時には,神様の力添えをお願いしてもいいんじゃないかなぁ~と思うんだ。

伝承だけど,三条宗近も牛若丸もそうして道を切り開けた訳だし。

神頼みを推奨する訳じゃないけどな (´・ω・)



さぁ,そろそろ移動しようか・・・。  

   

    大鳥居を撮る筈が,信号で焦ったら手前の建物にピントが合ってた失敗作。



では,お待ちかねのおやつタ~イム!

  

           今日のおやつはジュヴァンセルで。

で,ジュヴァンセルと言えば,これ!

  

                さがの路

  

       笹で包まれた様子からして,どう見ても和菓子なんだけど・・・。

  

             まずは,笹の葉を外してみよう。



てっぺんには春を思い起こさせるような柔らかな色合いの求肥。

そしてお豆腐?の中には,緑と黄色のお団子上のものが入っている。


・・・なんだこれは?って,思っただろ。


なんとこれは,レアチーズケーキなんだな (*ノωノ)


  

             一見,滑らかなお豆腐のようにも思える。



緑のお団子はよもぎの大福餅で,黄色のは柚子の大福餅なんだぞっ♪


ぎょっとした人もいると思うけど,個人的にはレアチーズケーキに餡子は分かる。

餡子大好き名古屋民な「かえる」は,試したことがあるんだな。


レアチーズケーキ入り大福って言うのも,食べたことは無いけど見た事はある。

でも,レアチーズケーキの中に大福と言うのは予想外。


が,これがしっくりくるんだなぁ~。



  

  



そもそも,そういう組み合わせを試したことが無い人も多いだろうけど,騙されたと思って一度試して欲しいんだな。


チーズケーキは滑らかで口当たりも軽く,甘さは控えめ。

よもぎと柚子の香りはちょっと飛んでしまっている気もするけど,口の中に入れると「ほわん」と漂う。

多分,笹の葉のふくよかな香りの方が強いせいだと思う。



新緑の季節を思い起こさせるジュヴァンセルさがの路に興味のあるみんなは,是非ともお試しして欲しいんだなっ♪

「かえる」は保冷バックを用意して,1個だけ京都駅の伊勢丹で買って帰るんだけど,東京だとちょっと危ないかな?


遠距離のみんなは,複数個になると思うけど通販を利用して欲しいんだな。