では,今日は予告通りにぷらぷらっと京都を散策するぞっ♪
      
                 と言う訳で,まずは天龍寺へ。

毎度のことだけど,何故か1本早い新幹線に乗れてしまうんだな。
そんな訳で,予定外の散策の為,カメラは持っていない。
そう,やっぱり今日もタブレットオンリーなんだな・・・(;´∀`)
      
               朝9時半頃なんだけど,ひと気が無いな。
      
             前回寄った時には枯れていた放生池は,緑に溢れていた。
例年通りなら,もう少しすると綺麗な蓮の花が咲き始めるんじゃないかな?
      
                 紫陽花が開花中だって。
      
           いつもならそのまま真っ直ぐ庫裏の受付へ進むんだけど・・・
      
           今回は,すぐ手前にある庭園参拝のみの受付窓口へ。
      
           あまり時間がない人は,庭園のみにしてもいいと思う。

ただ,建物の中から庭を見る方が額縁効果が出るから,余裕がある人や初めて行く人は額縁庭園を満喫して欲しいかなぁ。
勿論,大方丈や書院の中へ入らなくても,庭から中の様子を伺うことができなくはないけど。
      
 
普段,お寺に行った時は方丈とかも見るんだけどな。

実はこの天龍寺,世界遺産に登録されているけれど,建物は比較的新しいんだ。
京都だからと言うのもあるんだろうけど,やたらと消失していて・・・。
有名どころなら応仁の乱とか蛤御門の変の大火だな。
蛤御門の時が8回目で,この後に再建されている建物もあるんだ。

      
             まぁ,この後の予定があったから・・・ってが一番の理由だけど。
   
      
                 大方丈の前に広がる曽源池庭園

国の史跡・特別名勝第1号に指定された庭は,開山である夢窓疎石によるものなんだって。
ここは借景が見事な池泉式回遊庭園なんだな。
だけど,そういう景色はみんな知ってるだろうし,今回は季節の花を眺めてきたぞっ♪
            
開山である夢窓疎石(むそうそせき)と言うのは,超が付くほどのすごいお坊さんなんだな。
            
どれくらいすごいのかって言うと,まずは日本初の庭園作家としても知られている。
なので,全国に作庭したとされる庭があるんだな。
中国の廬山に似た景色で有名な岐阜の虎渓山,武田信玄の菩提寺である恵林寺などの庭を手掛けたと伝えられている。

但し,記録が無いものもあるので,あくまでも伝承だけどな。
      
                        琉球躑躅
大輪の花を咲かせるのは,白い花弁が特徴の琉球躑躅だ。
沖縄の花なのかな?と思っていたけど,実は交雑種らしい。
因みに花言葉は,愛の喜び。
 
(話が逸れてるので戻してっと・・・)

夢窓疎石という人物は,和歌や和歌や漢詩にも通じた文化人でもあったそうだ。
            
勿論,禅僧としても臨済宗の発展にも寄与したんだ。      
              
その証拠として,まずは後醍醐天皇から国師の号を特賜されている。
それで夢窓国師とも呼ばれるんだな。
国師と言うのは,天皇に仏法を説く立場にある高僧に与えられる称号,と思って貰えばいいかな。
      
で,この後も歴代天皇から国師の号を授かったそうで・・・。
その数,なんと7つ。
つまりは7人の天皇の(仏法の)先生的な存在だったって事だろ?
正直,想像もつかないレベルだけど,すごい人なのは確かだと思う。
       
さらに驚くことには,後醍醐天皇と敵対関係にあった足利尊氏・義直の信任も厚く,帰依も受けている。
つまり,室町幕府が臨済宗を保護した理由の一つが,この夢窓疎石という人物によるものだと言っても過言ではないんだな。
   
      
ちょっと長くなりそうなので,ここらで一旦中断しよう。
と言う訳で,後半は紫陽花の咲く庭園散策から再開だな。
このペースだとトロッコ列車の写真を早く整理しないと,間に合わなくなりそうだ・・・(/ω\;)
      
      
と言う訳で,おやつ。
                            
                    笹ほたると書かれた箱。
      
               お馴染み和久傳さんのお菓子だ。
      
               ・・・・・・?緑色の物体が詰まっている。
      
                     取り敢えず切り分けよう!
      
               やっぱり緑・・・ん,中に何か入ってる?
      
                    では,いっただきま~す♪
      
                   やっぱり中に丸いものが入ってる。
      
       ちょっと断面がガタガタしちゃったけど,断面の様子が分かるかな?

抹茶味の羊羹の中には,笹の繫みの中を飛び交う蛍のように輝く琥珀羹が散りばめられている。
琥珀羹はほうじ茶が使われているようで,ほんのりと芳ばしい香りがする。

柔らかでとろけるような羊羹。
弾力のあるぷるんとした寒天。
この2つの異なる食感を楽しめるのもいいなっ♪

と言う訳で,和久傳さんの季節の羊羹 笹ほたるに興味のあるみんなは,是非ともお試しして欲しいんだなっ♪