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旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)

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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。

ようこそぼくと「かえる」日記2へ!

今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう [揺れるハート]

なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪



突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し[たらーっ(汗)]

やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない[あせあせ(飛び散る汗)]

人生いつ何が起きるか分からない[爆弾]

そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。 

お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪

落ちた火は再び走る。~粟田焼発祥の地~ [ぷらぷらっと京都]

では,今日は前回の流れでお向かいさんに向かう事にしよう。

と言う訳で,粟田神社さんへやって来たぞっ♪


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      前回の合槌稲荷さんとは,三条通を挟んで向かい側(ちょっと斜め)にある。         


   IMG_8719.JPG

       一の鳥居は,すっきりとした石鳥居。(季節感無視で申し訳ない)


 


                   DSCN1374.JPG

             粟田焼発祥の地の石碑。

粟田焼・・・。

そう聞いてピン!と来る人は少ないだろうな。


いや・・・「あぁ,醤油団子の?」という反応はあるかもしれない。

あれ,結構癖になる味だよなぁ~って,お菓子の話はさておきだ。


   IMG_8721.JPG

      紅葉は終わりかけだったけど,ピーク時には紅葉のトンネル坂になる。


粟田焼って言うのは京焼(京都で作られたやきもの)の一つで,江戸時代初期に始まったとされる。

やきものって言われても・・・って思った人も多いと思う。

ひょっとしたら,テレビの鑑定番組などで「仁清」の贋作の話を聞いたことがある人はいるんじゃないかな?

   IMG_8720.JPG

   

1644年,瀬戸で修行をした野々村仁清という人物が,仁和寺の傍に窯を開いた。

当時の京焼と言うのは,釉薬を欠けただけのシンプルな物が多かった。

でも,彼は鮮やかな上絵を付けたやきものを次々と作りだしたんだ。

   

   IMG_8724.JPG

もう一つ,彼は自分の作った作品に「仁清」の窯印をつけた人物として知られている。

勿論,それまででも名前を入れることはあったんだけどな。


例えば,観光地などの窯で作陶や絵付けの体験ができることがあるだろ?

その時に,名前を書いたり刻んだりすると思う。

それと同じく,共同窯を使う時には目印として名前を入れていた訳だ。


でも,彼は「これは仁清の作品です」と自分の陶工としてのプライドを示したようなんだな。

こういう点も今までの陶工とはちょっと違うんだ。


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                    御神馬


その後,仁清の弟子の尾形乾山(尾形光琳の弟)なども現れ,粟田口・清水・音羽(五条坂)で京焼は発展していったんだな。

粟田焼は,特に将軍家,宮中,公家や豪商などの御用を受けた。

清水焼(清水と音羽)は煎茶道具を得意とし,そこから庶民向けのものも作るようになっていったそうだ。


   DSCN1370.JPG

          馬の正面顔って,よく見ると興味深いよな。


明治時代になり多くの公家が京都から去った後には,粟田焼は海外へ輸出されるようになる。

当時は「京薩摩」と呼ばれ,ウィーン万国博覧会にも出品されたそうだ。


そんな華やかなイメージの粟田焼だけど,世界大戦と不況のあおりを受け衰退。

ついに昭和59年には,その火を落としてしまったんだそうだ。


   IMG_8727.JPG

                   粟田神社本殿


でも,安心して欲しい。

今でも様々な博物館で粟田焼を見ることはできるし,26年前には新たな粟田焼の陶工が現れ再興されたんだな。

この方,安田さんと仰るんだけど,作品展も開催されている。

確か淡交にも作品が紹介されたことがある気がする。



さて・・・粟田神社さんの入口付近で足踏み状態のまま,辿り着けなかったな。

ごめんなんだな。 


    

と言う訳で,取り敢えずおやつ。

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           マールブランシュさんのやわらかないすアップルパイだ。


マールブランシュと言えば,ラングドシャ茶の菓が有名だけど,他にも美味しいお菓子があるんだ。

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         変わった名前だけど,本当にそう書いてあるんだから仕方ない。

   DSCN1709.JPG

           いっただきま~す♪


パイ生地はしっとり柔らかで,飲み物が無くても食べやすそうだ。

バターの豊かな風味も感じられる。

どうやら国産の発酵バターを使ってるみたいだな。

フィリングは,ジャム状のりんごの中に小さなサイコロ状のりんごが混ざっていて,ショリショリとした食感がいい♪

更にはレーズンも入っていて,りんごとは違った甘さで飽きを感じさせないな。


サイズも手の平に乗る大きさで,小腹が空いた時に丁度良さそうだ。

う~ん,でも,もう一個いけるかも?


と言う訳で,マールブランシュやわらかないすアップルパイに興味のあるみんなは是非ともお試ししてくれよなっ♪



 

【お知らせ】

最近PCの調子が少々悪いので,暫くの間,更新,コメント返しや訪問のタイミングがずれるかもしれない。


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Boss365

こんにちは。
粟田神社の石碑、粟田焼?全く想像がつかない・・・
陶器、焼き物ですか?京焼と言えば、清水焼のイメージあり。
野々村仁清の「色絵雉香炉」は書籍等で見た記憶ありです。
粟田焼、庶民では手に入れられない高価な陶器みたいですね。
文字を読んでいる間に「粟田神社本殿」の画像になってしましました(爆)
小生大好物のアップルパイ!!
マールブランシュのアップルパイ「やわらかないす」な歯応え?も良い感じですね。
PCが早期に復活!!する事を願っています!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2021-04-25 17:50) 

はなだ雲

馬の正面顔(笑)特徴の長い顔が平面になって
鼻の穴がみょうに引き立っています♪
「やわらかないすアップルパイ」
柔かな椅子?と読んで
パッケージに椅子の絵を探してしまいました^^
by はなだ雲 (2021-04-28 06:28) 

ネオ・アッキー

こじろうさんおはようございます。
野々村仁清が、瀬戸から京都に来て窯を開いたのは、初めて知りました。
身近に、益子から瀬戸へ行った陶芸家なら知っていますが(笑)
やわらかないすアップルパイ、発酵バターを用いているのですね。
アップルパイは大好物なので、食べてみたいです。
by ネオ・アッキー (2021-04-29 05:34) 

ぼんぼちぼちぼち

平らなアップルパイ、珍しいでやすね。
フォークなしで食べられるというのは、手軽でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-04-29 21:21) 

こじろう

Boss365さん,こんばんは♪
やきものの話で終わってしまったのは,本当に申し訳ない。
なので,次回仕切り直しだ。

粟田焼だけど,「京薩摩」なのは見たまんまのお値段だな(´・ω・)
でも,黄色っぽい生地に茶褐色でさらっと絵付けされたものは普段遣いできると思う。

アップルパイと言えば,ラグノオの林檎が丸ごと入ったのもおすすめだ。
PCは更新が入る度に重くなるんだけど,削除しても戻されたことがあるので諦めてる・・・・・・。
by こじろう (2021-05-01 20:08) 

こじろう

はなだ雲さん,こんばんは♪
馬の顔,なかなかいいだろ?
正面から見る事って角砂糖上げる時くらいしか記憶にないので,新鮮だった。

やわらかな椅子アップルパイ。
やわらか「あいす」アップルパイと読み間違え,店頭で「念の為ドライアイスは2時間って言えばいいかな?」と悩んだ「かえる」よりは・・・(;´Д`)
by こじろう (2021-05-01 20:13) 

こじろう

ネオ・アッキーさん,こんばんは♪
仁清は元々は京都の人で,粟田で「やきもの」の勉強をしていたらしいんだ。
で,そののちに瀬戸へ修行に出たんだって。

地元過ぎてよく分からないけど,瀬戸は今でも修行場か何かなのかな・・・?

アップルパイ美味しいよなぁ~(*´Д`)
大きいのもいいけど,手軽なサイズとお値段も捨てがたい。
by こじろう (2021-05-01 20:26) 

こじろう

ぼんぼちぼちぼちさん,こんばんは♪
友人にこのアップルパイをお土産で渡したら「(お尻の)下敷きにした?」と言われて,思わず苦笑を漏らした。
フォークもお皿も要らなく片手で食べれるのは,お手軽でいいよな(*´Д`)


by こじろう (2021-05-01 20:31) 

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