旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)
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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。
ようこそぼくと「かえる」日記2へ!
今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう
なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪
突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し
やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない
人生いつ何が起きるか分からない
そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。
お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪
夢を追う人。~アリゾナ大隕石孔。その2。~ [蔵出しAZ]
麒麟が戻って来る前にupしてしまえ!と勢いづいて書いたので,いつもにも増して誤字脱字があるかもしれない。
ごめんなさいなんだな。
では,今日もアリゾナの巨大な隕石孔のお話だ。
とっても大きなクレーターだ。
正直言って,クレーターと知らなかったら極小な盆地だと思ってしまうかもしれない。
その大きさは直径約1マイル(約1.6㎞),円周約2.4マイル(約3.8㎞),深さは550フィート(約170m)以上もあるんだって。
約5万年前に飛んできた隕石は,大きさは30~50メートル重量は30万tのニッケル鉄隕石だったと推定されるそうだ。
さすがにこの程度の大きさでは,恐竜の絶滅を引き起こした隕石のようなことはなかったようだ。
ただ,この辺りに生息していた生き物には,当然のことながら大きな影響を与えた。
その当時は現代のアリゾナよりも涼しく湿潤で,この辺りには草原が広がっていたんだって。
そんな豊かな自然には,大型の哺乳類が生息していたそうだ。
具体的には,マンモスやオオナマケモノ?やバイソンが生息していたみたいだな。
だけど,衝突の勢いで融けた隕石は金属の細かな礫となり地面を吹き飛ばし,瓦礫と共に周辺にいた動物たちへと襲い掛かった。
恐らく多くの生き物が死んだり怪我を負ったことだろう・・・。
そして月日は流れ氷河期が終わり,気候も今の乾燥した状態へと変化した。
皮肉な事に,この乾燥した気候が隕石孔の保護に役立ったみたいだな。
だって,以前紹介したアンテロープキャニオンのように浸食されちゃったら,今こうしてここに立つことは無かったと思うんだ。
前回の何故バリンジャー・クレーターと言う表記をするサイトがあるのかってお話をしただろ?
実はこの巨大な隕石孔は国や州の土地ではなく,個人の持ち物なんだ。
そしてその持ち主がバリンジャーさんだったって訳だ。
正確には,元々この隕石孔を発見したバリンジャーさんは亡くなってるので,彼の一族がこの土地を引き継いでるんだけどな。
ダニエル・モロー・バリンジャーさんは,アメリカのNC出身の地質学者(鉱山技師でもある)だ。
アリゾナまで来てNCの出身者と出会うなんて不思議なご縁を感じるなぁ~♪
採掘に使われたボイラーと温水器が当時のままにあるそうだけど,あれだろうか?
当時,この穴は火山の爆発によってできたとされていたんだって。
でも,バリンジャーさんは納得がいかなかった。
何故かって言うと,この辺りではニッケル鉄合金(鉄ニッケル合金?)が多く見つかっていたんだって。
で,それを根拠にここが隕石が衝突してできた穴だと推測したそうだ。
そして,ここには何百万トンもの隕鉄が埋まっているに違いない!と会社を設立し1904年に調査を始める。
日除けとベンチがあって座って隕石孔を眺めることもできる。
当初は順調そうに思えた採掘だったが,それは途中から難航し出した。
何故かって言うと,この隕石孔の底には堆積物と湖があって,採掘が思うように進まなくなってしまったそうだ。
そして1911年には待望の隕石が発見されたんだって。
だけど,バリンジャーさんはどうしても「埋まっている筈の隕鉄」を見つけたい!と更に張り切った。
結局,彼はその生涯を賭けても何百万トンもの隕鉄を見つけることはできなかった。
金策も尽き,失意のうちに亡くなったバリンジャーさん。
実は,彼の最後の採掘作業中に,科学的な見地から隕鉄は見つからないと結論付けられているらしい。
計算上では隕石の大部分は,衝突の際の衝撃で蒸発してしまったみたいだ。
元々はゴールドラッシュ的なものを期待していたようだけど,ここまで来ると学者としての意地があったのかもしれないな。
いずれにしても,これがアメリカンドリームっていうものなんだろうな。
夢やロマンを追う事は素敵な事だと思うけど,現実は厳しいって事だな・・・・・・(´・ω・)
散策路にはMoon Mountain Telescope pathとか素敵な名前がついてる。
散策路から眺めた建物。
ま~ったく何もないだろ?
本当に感動するくらい周囲に何もない。
アメリカって言うとNYのような摩天楼をイメージする人も多いだろうけど,大都市以外は大抵こんな感じだぞ・・・。
館内へ入ってみよう・・・
この人形を見てると,シャーロックホームズの冒険のオープニングを思い出す。
新聞売りの少年が「パイパー!」と叫んでるのが何が分からず,随分長く悩んだ。
だいぶ後になって(news)paperがコックニー訛りで「パイパー」と発音すると分かったけど,冷静に考えれば分かる事だと落ち込んだり。
隕鉄に磁石がくっつくかを試せる。
こういうのって子供向けなんだろうけど,大人でも試してみたくなるよなぁ~。
今はコロナウイルスの事があるから触れないかもしれないけどな。
ロシアの切手には,落ちてくる隕石の絵が採用されている物があるそうだ。
1947年にシベリアのシホテリアン山に隕鉄が降って来る様子を見ていた画家さんが描いたんだって。
この隕石は多数の細かな欠片となり,広範囲に降り注いだそうだ。
俗にいう隕石シャワーっていうのだな。
そして,その総重量はなんと70tにも及んだそうだ。
想像するだけで恐ろしいけど,幸いな事に隕石シャワーでの死者はでなかったと書かれていた。
こちらも同じくロシアの隕石のお話だ。
どうやら1908年のツングースカの大爆発の事が書かれているようだ。
上空で爆発した火球(隕石)によって,ツングースカでは大きな被害が出た。
少なくともこの隕石が落ちた場所から960km離れた場所でさえもその爆音が聞こえ,25km離れた場所にいた遊牧民たちは,その爆風でテントから投げ出されたんだって。
爆風でテントから投げ出されるって怖すぎるぞ・・・(゚Д゚;)
だけど,いくら探しても隕石の欠片は見つからないときた。
そのせいで,この現象が隕石によるものだという証明ができなかったそうだ。
事件から50年経った1958年になって,やっとにツングースカの再調査が開始された。
この頃には,隕石は高温で融けた後に小さな塵となって落下したと言う説が出ていたみたいだな。
そして,泥やミズゴケや樹木から球状の微粒子が見つかったんだって。
ただ,この発見された微粒子が宇宙起源と言う裏付けはできないままに現在に至っているそうだ。
続報が気になるなぁ~(*´ω`)
今日はここまでで,続きは次回に・・・
隕石のお話はもう1回くらい続くかな?
では,おやつ。
コメダ珈琲店監修のシェ・シバタのシロノワールクランチ。
コメダ珈琲については,そろそろそれなりの全国的な認知度があると思うので割愛する。
で,シェ・シバタと言うのは岐阜の有名パティスリーなんだな。
名古屋市内にもお店を構えてるんだけど,日泰寺の参道のお店は現在改装工事中なので,注意して欲しい。
名古屋人なら分かるであろうどこかで見たような個包装のゴールドver.
では,いっただきま~す♪
ミンティアと大きさ比較。
ミンティアよりは小さいけど,それなりに食べ応えがありそうなサイズ感。
シロノワールについてくるメープルシロップの甘~い香りがする。
サクサクというよりはザクザクした食感で,ソフトクリーム風なチョコがかかっている。
思った以上に甘いので,コーヒー必須だな。
と言う訳で,急いでコーヒーを準備する。
コメダとのコラボだけあって,お茶よりコーヒー向けの甘さだったな。
因みにこのシロノワールクランチは名古屋限定のお菓子みたいだ。
7月に発売になってすぐに買いに行ったらラス1だったけど,最近また入荷してるようなんだ。
なので,興味のあるみんなはシェ・シバタの通販サイトか名駅構内などで探してくれよっ♪
夜半には秋の匂いを感じるようになってきたけれど,夏の疲れが出やすい時期でもあるので,みんなも体調にはくれぐれも気を付けて欲しいんだなっ♪
*サブタイトルを「隕石孔」→「大隕石孔」へ変更 2020/9/5
星降る台地へ。~アリゾナ大隕石孔。その1。~ [蔵出しAZ]
今日のお話は蔵出しアリゾナ日記だ。
そろそろ記憶にも限界が来てるので,色々と抜け落ちてることがあるかもしれないから早く書き上げてしまいたいんだけどなぁ~。
写真と当時のメモ書きが頼りで,ただ何を思って書いたのか謎な落書きもあったり。
自分で書いたのに暗号文()になってて解読に難航している・・・(;´Д`)
と言う訳で,今回のお出かけ先は,Tempeから北へ約3時間の場所にある不思議な場所だ。
遠くの山頂に雪が見えるなぁ~。
で,出掛けたのがやっぱり冬なので,当然こうなる。
処暑の筈なのに相変わらず厳しい暑さが続いてるので,写真だけでも涼し気な感じで。
真っ新な雪原を見ると・・・
思いっきり走り回って足跡をつけたい気分になるのは自分だけ?
位置関係が分かりにくいと言うお話が以前あったので・・・(Googlemapより)
勿論,そのまま突っ走ることもできなくはない距離だけど,やっぱり腹ごしらえしないとなっ♪
と言う訳で,北にあるFlagstaff(フラッグスタッフ)という街へ寄る事にした。
このFlagstaffには大き目のモールがあって,北へ向かう時にはよく休憩場所にしていたんだ。
で,早速,お昼ごはんを食べる事にした。
ベーコンとブルーチーズ入りバーガーのコンボ。
ミルクセーキにハンバーガーと言うのは,向うではよくある組み合わせ。
日本ではハンバーガーにコーヒーやお茶を飲む人も多いけどな。
因みにアメリカでは,ハンバーガー(=サンドイッチ)+飲み物の事をセットとは呼ばず,ミールまたはコンボと呼ぶ。
ハンバーガーの事をサンドイッチと呼び変える理由は謎だ。
つまり,ハッピーセットはハッピーミールとなる。
そのせいって訳じゃないけど,ポテトはカットフルーツ(確かりんご)へ変わる。
子供の健康的な食生活の為に果物が付いてるようだけど,子供たちはそれで納得しているんだろうか?
このお店(名前を忘れてしまったけど)ご家族で経営されているそうで,いつも気さくなおじさんが店先にいた。
で,ある日の夕方,小腹が空いていたので試しにミルクセーキを頼んだんだな。
始めて飲むミルクセーキ。
どのフレーバーがいいのか分からず,おじさんに「どれも美味しそう・・・」と言ったら,バニラを薦められた。
これが予想したよりも甘かったけど,冷たくてまろやかで濃厚ですごく美味しくて。
それ以来,虜になってしまったんだなっ♪
向うの友人はジャンクフードは好まない人だけど,週末に飲むミルクセーキはやめられないと言ってた。
その時は甘いだけじゃ・・・と思っていたけど,約5年経って,ようやく意味が分かった気がした。
ちょっと潰れたセサミバンズがアメリカっぽい・・・だろ?
日本のお店では,こういうバンズの状態で出てくる事って,あんまりないと思う。
向うではふんわり包まれてる事が殆ど無かったから慣れちゃったけどな。
(かなり豪快に包むから,大抵の場合潰れてるというのが正確)
そもそも,潰さないと厚みがあって食べれないし,ハラに入れば同じだ (´Д`)
レタスも大雑把に千切って挟み込まれている。
見たからに高カロリーだけど,これがまた美味しいんだ。
大きな口を開けて齧りつくと,ジューシィーなパティの脂と溶けたブルーチーズが混ざり合い,まさしく至福の瞬間が訪れる。
噛むたびに,混ざり合ったそれからチーズの香りが立ち上がり,匂いは鼻まで突き抜ける。
(ブルーチーズ苦手な人はごめんなんだな)
日本に居た時に自宅でベーコンを食べる事ってなかったけど,カリカリベーコンって美味しいんだなぁ~と感動した。
で,試しにスーパーで買ってきて焼いたけど,紙のようになってしまったぞ・・・(´・ω・)
ベーコンの種類の違いか,料理人の腕の問題か。
何とはなしに後者だと思ったので,帰国後にベーコンを買ったことはない。
再び,走り出す。
周囲に何もない道路が続く。
いつも思うけど,この周辺の土地って誰の持ち物なんだろう?
ネイティブアメリカンの土地の可能性もあるけど,気になるなぁ。
道路があるのに周辺に何もない土地がゴロゴロしてるのって,日本人的には不思議でならない。
今回の目的地に到着!
Meteor Crater National Landmark(メテオ・クレーター・ナショナル・ランドマーク)は,その名の通り隕石が衝突してできた孔なんだな。
さっきwikiを見たらBarringer Crater(バリンジャー・クレーター)と表記があったけど,正式名称はMeteor Crater National LandmarkなのでGPSでルート検索する時は気を付けて欲しい。
じゃあなんでバリンジャーって書かれてるのか?って言うと・・・それは次回お話しようかなぁ~。
どうしても気になる人は,この施設のHP:Meteor Crater & Barringer Space Museum(メテオ・クレーター&バリンジャー・スペース・ミュージアム)で検索してみて欲しいんだなっ♪
おや,あれは・・・
アポロのテストカプセルが展示されていた。
テストカプセルなので,実際に宇宙に行ったわけではないんだな。
宇宙飛行士たちが,この地で月面探索の為の訓練を行った事に由来するものだそうだ。
では,ビジターセンターに入ってみよう♪
展示ケースに入ったバスケット型の隕石。
いわくありげな一品だな。
どうやら,この隕石は一時行方不明になっていたようなんだ。
50年ほど前に,誰かに盗み出されてしまったバスケット型の隕石。
なんと,遠く離れた地でバスケットゴールの重しになっていたそうだ!( ゚Д゚)
危うく屑鉄扱いされて,闇に葬り去られる?ところだったこの隕石。
その当時の所有者がこの金属が錆びない事を不思議に思い,それをきっかけに屑鉄でなく隕石であることが分かったそうだ。
そして,無事に返還されたんだって。
あ,ペニープレス発見(*´Д`)
どれも気になるけど,クレーターかテストカプセルか隕石の三択かなぁ?
と言う訳で,50セント2枚と1セント(ペニー)を投入!
METEOR CENTER ARIZONAの文字と宇宙から飛来する隕石の様子が刻印されたぞっ♪
ペニープレスの機械によっては,出来上がって来る工程がアクリル板越しに見える物もあったりして,大人でも子供でもわくわくした気持ちになれる。
しかも1ドルで旅の記念品が手に入る!
ただ,ペニーは自前で用意が必要な機械と最初からセットされてる機械があるので注意が必要だ。
おおっ!これが隕石孔!?
と言う訳で,次回に続くっ♪
【おまけ】
今回は途中でごはんのお話をupしたのでおやつは無しで。
代わりに涼し気な感じの鵜の写真を少々。
いつ見ても艶々してるなぁ~。
何の前触れもなく滑走が始まり水面を蹴った!
でも,重いっ!!
鵜は水中ならスイスイと我が物顔に動き回るけど,飛び立つのは苦手,というお話だ。
*サブタイトルを「隕石孔」→「大隕石孔」へ変更 2020/9/5
超絶技巧に見惚れる。~名古屋市博「おまたせ!再開博物館」~ [たまには名古屋も]
暑くてやる気が出ないので,今日は地元のお話を少々。
名古屋市博物館では,30日までおまたせ!再開博物館という特別企画展示を開催中だ。
地元のみんなはご存じだろうけど,名古屋市博物館はコロナの為に3月頃から5月いっぱいまで臨時休館になっていた。
で,常設展のキャンセルになっていた企画展示をこの機に一挙公開!という事だそうだ。
その為,通常の常設展のチケット代金で2つの展示が見られるというお得な企画なんだって。
では,レッツゴ~♪
まずはこちらの大きな壺が目に入る。
その大きさはおよそ90cm。
なんても,地元の安藤七宝店によるものらしい。
実は,七宝は愛知県が誇る伝統工芸の一つで,尾張七宝はパリ万博に出品され多くの賞を受賞したそうだ。
百華文七宝大壺(ひゃっかもんしっぽうおおつぼ)
ものすごく細かい模様が描かれている・・・って思っただろ?
でも,これ,描いたって言うのはちょっと違うかも。
何しろ,この壺は有線七宝という技術で作られたものだからだ。
有線七宝って言うのは,字の通り「線」が有る。
まずは土台となる器に下絵を描き,その上に薄い~い銀のリボン状のものを糊で固定していく。
つまりは,この藤?の花弁一枚一枚が銀線でできているって訳だな。
そして,この銀線を立てる工程の良し悪しによって,仕上がりに歴然の差がついてしまうみたいだ。
(全体像を写そうとすると自分を含め周囲の人の影が映り込んでしまう為,寄った位置でしか写せなかった)
筆で描くにしても細かいと思うのに,全部銀線で縁どられてるそうだ。
こんな超絶技巧なモノが剥き出しで置いてあるって,すごい事だと思う。
通常ならケースの中でしか展示されないと思うんだ。
だって,危ないだろ?
東京の美術館や博物館はともかくとして,この市博,何故かいつ行っても子供が居る。
物凄く大きな展覧会や人気の展覧会じゃない時でも,子供が居る。
学校の宿題の為だったり,何か興味を惹かれるものがあって来てるような子もいるけどな。
なんとなく近所だから~って感じで遊びに来たような雰囲気の子も多くてな。
しかも,小中学生は無料だから出入り自由。
・・・・・・滅茶苦茶不安になってくる。
壺,大丈夫なんだろうか?(゚Д゚;)
転倒防止の対策は練ってあるんだろうけどな。
この時,マスクをしていない人もいたので,別の意味でも心配になってしまった。
こちらは以前,おうちミュージアムで紹介したぬり絵の元になった本
こちらは北斎漫画だな。
葛飾北斎は,新型小紋帳以外にも様々なデザイン画を残している。
鉄砲の絵もあるんだな。
ぞしてもう一つ目を惹いたのがこれ。
入って正面にあった太刀。
よく見ると,刀身に何が彫られているのが分かるかな?
タブレットで撮影したものを拡大したら輪郭がぼやけてしまったぞ・・・。
みんなも刀剣をモチーフにしたゲームの事を,一度くらいは聞いたことがあるかもしれない。
そのゲームの中に豊後国行平の刀が出てくるんだな。
その名も「地蔵行平」と言う。
この行平さん,後鳥羽上皇の御番鍛冶で,刀身に仏像等を彫り込む事でも知られている。
で,写真を見てもらうと,この刀にも人のような姿が彫られているのが分かるだろ?
おや・・・では,これはゲームに出てくる「地蔵行平」なのか?
と思ったんだけど,名古屋市博のFBによれば『重要文化財の指定書には「行者」つまり、修験道の開祖である役小角(えんのおづぬ)だと記されています。』とある。
どうやらゲーム内の刀剣は『細川忠興から明智光秀に贈られた太刀という設定』で『この太刀はその後どうなったかはわかりません。』とあるので,この刀とは別物のようだな。
ちょっぴりロマンを感じていたのに残念だな。
素人考えでは,刀身に仏像?を彫るって凄い事だと思うんだ。
これもまた超絶技巧の一種なのかもしれないな。
まぁ,ゲームではお地蔵さんと認識されているようだし,別の刀と見るのが正解だろうな。
ちなみに,市博によれば仏像(地蔵)が彫られている行平の現存は3振りだそうだ。
詳しい事が知りたい人は,名古屋市博物館のFacebookを見て欲しいんだなっ♪
(『』内は名古屋市博FBより抜粋)
ついでに書いておくけど,ゲームに出てくる刀に興味のある人には熱田神宮の宝物館をお勧めするんだな。
なにしろ,巨大な大太刀(太郎太刀と次郎太刀)が展示されている。
確か写真撮影はできなかったと思うけど,天叢雲剣(草薙剣)が祀られている関係か,他にも刀剣類が豊富なんだぞっ♪
* * * * * * * * * * *
と,ここで2階の常設展へ移動する。
そこには懐かしいものがあった。
これらは全て,エルモ社の製品だそうだ。
一銭活動写真機。
1銭で動画が見れたみたいだな。
博物館の資料によれば,昭和3年当時のコーヒーが一杯10銭だったようなので,安いと言えば安いのかな。
エルモ社って言うのは名古屋の光学機器メーカーで,かつては8mカメラで有名だった。
ビデオカメラが出てきた為,今は製造してないけどな。
他には,最近見かけないけど,オーバーヘッドプロジェクターの為の書画カメラが有名かな?
子供の頃,壊れたこのエルモC-300をおもちゃにしてたのを覚えている。
マガジンもおもちゃにしてたなぁ・・・(;´Д`)
こちらの展示は1階と違って23日までだそうなので,興味のあるみんなは急いでくれよっ♪
1階の展示絡みで?刀剣と江戸時代の火縄銃の展示もあった。
これらの火縄銃と刀剣類は全て関山コレクション(寄贈)なんだって。
刀の名前を真面目に覚えた事って無いけど,見てるだけなら楽しい。
どの刀工の作とかも判別できないけど(銘が入ってればともかく),刀文の形の美しさには惹かれるな。
言い換えれば,そこでしか判別できないって事だけど・・・(´・ω・)
薙刀や槍の穂先も展示されていた。
拵部分が無いと何となく変な感じがするな。
こちらは鍔のコレクション。
面白いモチーフの物や凝ったデザインのもの多いな。
お洒落な鍔もある。
と言う訳で,こちらの刀剣・江戸時代の火縄銃のコレクションも8月23日までの期間限定だそうだぞっ♪
興味のあるみんなは,是非とも名古屋市博物館へお出かけしてみてはどうかな?
上で紹介した展示がちょっぴり男のロマンっぽかったので,ここから下は女子向けに・・・。
【今日のおやつ】
おやつじゃないけど,おやつだ。
ねこねこ食パン。
本当は,カットしたものじゃなくて1本買うといいんだけどな。
焼き上がりがお昼だそうで,仕方なくカットされたねこねこ食パンをチョイス。
この可愛らしいパンは,前々回紹介したねこねこチーズパイと同じく地元のパン屋さんであるハートブレッドアンティークのグループ会社のものなんだって。
一番手前は,プレーン(ミルク)。
なんでも,水を一切使わずにミルクで作っているそうだ。
それでだろうか?
袋から取り出すと優しい甘い香りが漂ってくる。
カットされている為,トーストして食べた方がいいと言われたので,じゃあトースターへ・・・。
これが失敗だった。
何しろ,真っ白なねこなのに,トーストしたらキツネ色になってしまったからな。
と言う訳で,2枚目からは学習し,アルミホイルをかけて焼くことにした。
顔の上半分に模様の入った,ロイヤルミルクティー。
ミルクティー部分は,結構甘め。
甘い部分を食べた後だと,プレーン部分が物足りないような?
でも,全部ミルクティー味だと飽きが来そうな気もする。
う~ん,どうやって食べるのが正解なんだろうか?
チョコはクルミ入り。
ココア生地にチョコチップが入っているようで,濃厚なチョコ味だった。
悪くはない。
でも,朝ごはん向けじゃないな。
やっぱり,おやつ?(´Д`)
と言う訳で,ねこねこ食パンに興味のあるみんなは,是非ともお試ししてくれよなっ♪
都内だと銀座にあると思うけど,コロナが怖い人は通販もあるので安心して欲しいんだな。