旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)
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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。
ようこそぼくと「かえる」日記2へ!
今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう
なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪
突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し
やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない
人生いつ何が起きるか分からない
そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。
お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪
三室戸寺動物園??~三室戸寺のお話。その2。~ [ぷらぷらっと京都]
さて,今日もぷらぷらっと宇治の三室戸寺を歩いてみよう。
まずは,前回の最後の写真の答えから。
宇賀神(「うがじん」「うがしん」又は「うかのかみ」)という名前を聞いたことがあるだろうか?
あ-アナウンサーじゃないぞ。
とぐろを巻いた蛇の体にニッコリと微笑む老人の頭,これが宇賀神と呼ばれる神様の姿だ。
正直言って,シュール過ぎる。
いや,この三室戸寺さんの宇賀神さんはまだましだと思う。
なんて言うか・・・その,ボディーの巻き方のせいで別の物体に思えるのを見た事があってだなぁ・・・(;´Д`)
まぁ,そんな小学生が喜びそうな話で始まってしまったんだけど,お食事中のみんな,ごめん。
そんな不思議な宇賀神さんは,龍神や蛇神様の化身とも言われる福の神様なんだな。
しかし,その出自は謎だ。
よく言われるのが,宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)=お稲荷さんの別の姿という説。
「うか」の部分の読みが一致するからだけど,宇迦様(長いので省略)は女神で,スサノオの子供なので,それはちょっとなぁ?
「うか」(または「うが」)って言うのは,食べ物とか穀物の事を指すんだな。
稲作には水が必要だから,水に関わる神様とも言われる宇賀神が穀物神と同一視されるのはおかしくは無いんだけど。
でも,スサノオに殺されてしまったオオゲツヒメっていう豊穣の神も女神なんだな。
そう考えると,食べ物関連の神様って女神の方が自然な気がする。
世界的にも豊穣の神は女神が多いし。
まぁ,ギリシャは男神だし,あとはハピとか。
ハピ・・・この人男・・・だったと思うけど,あれ?(;´・ω・)
個人的には,出自は土着か民間信仰的な神様説を支持してる。
だって・・・お稲荷さんのイメージと合わないって言うか,なんとなくしっくりこないんだ。
ただ,それだけ。
「耳を触れば福が来る,髭をなでると健康長寿,しっぽをさすれば金運がつく」
・・・・・・ (´・ω・)
それじゃあ,遠慮なく (/・ω・)/
両耳はもみ込むように,髭は梳くように上から下へ,しっぽは鱗を逆立てないよう流れるようにさする (*ノωノ)
よしっ!これで完璧だなっ♪ 。*:゜☆(*´ω`)☆゜:。*。
ところで,この神様は単独での顕現よりも,弁財天との習合された姿での方が有名かもしれない。
ひょっとすると,そっちの姿をみんなも見た事があるんじゃないかな?
弁財天って言うのは,元々はヒンドゥのサラスヴァティー神だ。
本場インドでは,サラスヴァティー川の神であり,琵琶のような弦楽器を奏でる芸能の神であり,サンスクリット文字を創り出した学問の神様でもある。
これでもかって盛り沢山だけど,もういっちょ追加!
彼女の夫である創造神ブラフマーは,彼女の美しさの為に顔が増えてしまった(!?)と言われている。
創造神にガン見された川の神は,恥ずかしいやら怖いやらで顔を隠した。
で,そこでへこたれないのがインド。
「顔が1つだから見れないんだ。なら,顔を増やせばいいじゃないか!!」
さすが安定のインドクオリティ・・・・・・訳が分からないよ ((; ゚Д゚))))
とにかく彼女がすごく聡明で美しい神様だって事は分かって貰えただろうからOK。
そんなサラスヴァティーは仏教と共に日本へ伝わったそうだ。
最初は,八臂弁才天*(はっぴべんざいてん)として,後にみんなもよく知る琵琶を持った美しい女性の姿になった。
*八臂弁才天・・・その名の通り,腕が8本ある。財運や芸事のご利益があるとされるが,元々は国家鎮守の神様として祀られていたらしい。
八臂の姿で有名なのは,日本三大弁才天の一つである竹生島の宝厳寺と江島神社か,テレビで取り上げられた淡路島の智禅寺あたりだろうか?
(淡路島の方はマツコ・デラックス似なので,画像検索にひっかかる筈。)
竹生島の宝厳寺は聖武天皇の命で行基が開山したものだそうだ。
ひょっとすると,その当時には謎のフュージョン習合をされていたのかもしれないけど,どうなんだろう?
江島神社のは,頼朝が奥州征伐の為に造らせたもので,当然のことだけど財運を願ってではなく武運長久や国家鎮護だな。
それを表すかのように,ここの弁財天(宇賀神習合)は,初期の姿のように腕に武器を持っている。
はぁ・・・このままじゃ宇賀神さんの話から進まないので,ここらでストップ。
もしや,ここは極楽浄土ですか?
本堂前には,美しい蓮の花が咲いている。
蓮は,仏教では信心の話をする時の例えとして用いられるんだな。
泥の中から生えるのにそれに染まらず清浄であり,真っ直ぐに伸びた茎には必ず一つの花を咲かせ,花と実を同時につける。
蓮華の五徳と呼ばれるんだけど,これが正しい心の在り方なんだそうだ。
うん,正直,煩悩「かえる」の頭ではよく分からない。
おや,あんな所にうさぎ・・・いや,狛兎か。
っとその前に,本堂で参拝しよう。
ごんぶとな護摩線香って,何故か火をつける時にわくわくする。
では,先ほどのうさぎへ戻ろう。
本堂前の巨大な福徳兎。
「球中の玉子が立てば運気があがり,足腰健全になると伝えられています」だって。
巷では,運気が上がる=願い事が叶う,とか言われてるみたいだな。
では早速,球の中に手を入れて・・・っと。
・・・・・・。
あ~ちょっぴりひんやりしてて気持ちいいなぁ~♪
あ~ちょっぴりひんやりしてて気持ちいいなぁ~♪
立った!クララが立った!
意外と簡単に立てることができたなっ♪
ちょっとコツがあるけど,落ち着いて触れば立てれるんじゃないだろうか。
宇治は,以前お話したように兎と関わりの深い土地だ。
神使である見返り兎*は,正しい道へ導き,良縁を授けてくれるとされているんだな。
そしてこの三室戸寺の裏山が,菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)**のお墓(古墳)だと伝えられているんだって。
*見返り兎と**菟道稚郎子命については,こちらをどうぞっ♪
「見返り兎が導く菟道(うじ)の杜。」2017-08-06
お次は,兎の向かい側に鎮座する狛牛だ。
宝勝牛。
「牛の口の中にある玉をさわると勝運がつくと伝えられています」
・・・ここはお寺じゃなくて,ふれあい動物園だったのか?
兎に牛に蛇,でも蛇は触りたい人は少ないかなぁ?
急用ができたので,中途半端な終わり方だけどごめん。
おやつも次回。
Upだけして訪問が遅れるかもしれないけど,24時までには伺えると思うので,ごめんなんだな。