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旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)

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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。

ようこそぼくと「かえる」日記2へ!

今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう [揺れるハート]

なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪



突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し[たらーっ(汗)]

やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない[あせあせ(飛び散る汗)]

人生いつ何が起きるか分からない[爆弾]

そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。 

お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪

涸れ谷に舞う。~蔵出しアリゾナ日記5~ [蔵出しAZ]

今日もモニュメント・バレーのナバホ族ガイドと行くツアーのお話だぞっ♪



     DSCN0588.JPG

         ふわぁさーとした毛並みが美しい。


  ジョン・フォード・ポイント.JPG

             John Ford’s Point(ジョン・フォード・ポイント)


中央に見える少し突き出た舞台のような所が,John Ford’s Point(ジョン・フォード・ポイント)と呼ばれる場所だ。

ここは,西部劇の神様とも呼ばれるジョン・フォードが映画「駅馬車」の撮影時に好んで使った場所なんだって。

一番上の写真にも馬が写ってるけど,ナバホの人がポイントの先端へ馬を連れて行ってポーズを取ってくれたりするそうだ。

この時は運悪く先客が帰るところで,馬は右の方へ下がって行ってしまったばかりだったけどな。


ところで,「かえる」は「駅馬車」を見た事が無いんだけど,ジョン・ウェインの出世作・代表作として知られてるようだ。

駅馬車に乗り合わせた人々の人物模様の描き方とアパッチ族の襲撃のアクションシーンが素晴らしい作品らしいそうだ。


因みに,この映画に出てくるアパッチ族,ひょっとするとナバホ族的な何かが混ざっているかもしれない。

と言うのも,言語的には異なるナバホ族がアパッチ族とひっくるめて考えられていた時期があるようなんだ。

ただ,多くのナバホ族は,アパッチ族のジェロニモなどが登場し抗争が激化する前に,リンカーンの指示で強制移住させられている。

その制圧から逃れた人々が,言語が近いアパッチ族と共に参戦していた可能性はあるけどな。

 

      ミッチェル・メサ.JPG

                         巨大な奇岩が目の前にそびえたっている。


右の大きな台地のように見えるのが,モニュメント・バレー最大のメサであるMitchell Mesa(ミッチェル・メサ)

左の3つの柱はThree Sisters(スリー・シスターズ)


      Three Sisters.jpg

    このシスターたちは姉妹じゃなくて修道女の方のシスターだ。


左の岩は修道服を着た女性が祈っているように見える。

右も,後ろ姿だと思えば,なんとなく納得がいく。

ただ,中央のは・・・なんだろう?

浸食され過ぎたのか,何かの拍子に折れてしまったんだろうか。

どうしても鑿(ノミ)にしか見えない。

数合わせなのかなぁ~そんな微妙な気持ちになった。


      DSCN0598.jpg

  駐車場に集まった車を見て,思ったより沢山のツアーが出てる事に気付く。


トラックの荷台部分を改造したであろう屋根なしで剥き出しの椅子をみて思った。

うちのツアーは普通の車でよかった!ってな。


      DSCN0606-1.jpg

           次の目的地に着いたようだ。


      DSCN0609.jpg

       壁面には,羽を大きく広げた鷲のような姿が浮かび上がって見える。


                    DSCN0610.jpg

       Flying Eagle Butte(フライング・イーグル・ビュート)


岩の削れ方が芸術的過ぎて,思わず「おお~っ!」感嘆の声が漏れる。


ただ,ハラがヘッテきていた「かえる」には,足元に転がっている丸っこい岩がドーナツに見えて仕方なかった。

そこはかとなくミスドのチョコレートを彷彿とさせるような色合い?

ミスドのはグレーズドなだけで粉砂糖はかかってないんだけど・・・。



      DSCN0611.JPG

     この辺りには意外と丸っこい岩が転がってる。


これも浸食作用によってできたんだろうけど,本当に自然と言うのは面白い物を創り出すな。



そう言えば,ナバホと言うのは,元々は北の方に住んでいた民族なんだって。

古くからの居住者であるプエブロと呼ばれる民族の文化を取り込み,勢力を拡大してきたそうだ。

新しい物好きなのかは知らないけど,スペイン人が持ち込んだ羊の放牧を最初に始めたのもナバホ族なんだって。

そしてナバホとは,テワ・プエブロ族の言葉で「涸れ谷の耕作地」という意味だそうだ。

この辺りの様子を見ていて思うけど,まさに涸れ谷って感じだよなぁ。


 

次にやって来たのは,ナバホ族の伝統に触れることができる場所だ。


  DSCN0619.JPG 

       ホーガンと呼ばれるナバホ族の伝統的な住居。


イヌイットの雪ブロックを使ったイグルーのように丸みを帯びてる。

でも,こちらは土だけでできている訳じゃないんだな。

木でできた枠の上に土を盛って固めてあるそうだ。

うろ覚えだけど,ホーガンの入口はどれも太陽が差し込むように東を向いてる,って言ってた。

理由も説明してくれた気がするけど聞き漏らしてしまったらしく,よく覚えていない。



室内は全体に敷物をする訳ではなく,基本は剥き出しの土のままのようだ。

ホーガンの中には様々な織物が飾られていて,織り機には織りかけのものもあった。

どうやら,ここのおばあちゃまは,観光客向けに自分のホーガンを公開しているみたいだな。

小さな籠にはナバホ伝統デザインの羊毛でできたアクセサリーが入っていて,どうやらお土産物として販売しているようだった。




ふと見上げると,青い空には鷲が飛んでいた。


      DSCN0614.JPG

   

Bald Eagle(白頭鷲)にしては頭が黒っぽいし,羽と尾っぽの白抜け具合がGolden Eagle(イヌワシ?)かな? 


ネイティブアメリカンの多くの部族では,鷲は父なる空の使いとか運気の上昇という意味合いを持つみたいだ。

後は,長が鷲の羽を飾ってたりするだろ?

鷲の羽は神聖な物らしくて,落ちている羽でさえ普通の人は拾ってはいけなかったそうだ。

そんな話を聞くと,なんとなく吉いことが起きそうな気がするなっ♪

 


という訳で,次回に続くっ♪

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