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旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)

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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。

ようこそぼくと「かえる」日記2へ!

今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう [揺れるハート]

なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪



突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し[たらーっ(汗)]

やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない[あせあせ(飛び散る汗)]

人生いつ何が起きるか分からない[爆弾]

そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。 

お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪

鵺と呼ばれて。~福田美術館探訪記~ [ぷらぷらっと京都]

昨日の地震,みんなのところは大丈夫だったんだろうか?
今日は雨も降っているし,まだ夜間は冷え込むから心配だな。



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金曜日の朝,ツバメを見た。
カーテンを開けたら目の前の電線に留まっていて,一瞬何か分からなかった。

もう,そんな時期なんだな・・・・・・。



さて,今日はぷらぷらっと京都を散歩してきたお話だぞっ♪


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       タブレットだとリーチの問題があって,色々と難しいな。


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       今回やって来たのはトロッコ列車が見える駅,嵯峨嵐山駅

トロッコ列車にも乗りたいしジオラマも見たいけど,それは次回に持ち越し。


で,駅から暫く歩いてやってきたのは・・・・・・何これ?

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             謎の五輪塔(塚)がある。




どうやら,この塚は,平家物語に出てくる小督局(こごうのつぼね)に関わるもののようだ。


時は平家一門の全盛期。
小督は藤原信西の孫にあたる女性で大変美しく,筝(琴に似た楽器)の名手だったそうだ。
元々は藤原隆房の愛人だったけど,後に高蔵天皇の後宮へ召されたんだ。
でも,平清盛の怒りに触れ嵯峨野に身を隠し,その時の仮住まいがこの辺りだったみたいだな。
でも小督の事が忘れられない高蔵天皇は部下に命じ探させ,その琴の音によって無事に二人は再会へ~というお話だ。
    と,このガイド板には書かれている。

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でもなぁ~この話は只の悲恋物語ではなくて・・・


まず,高蔵天皇は寵愛する女性を亡くしたばかりだった。

そして,小督の愛人であった隆房の正室は,清盛の娘だった。

で,みんなもご存知のように高蔵天皇の中宮であった徳子は清盛の娘。

更に,嘆き悲しむ高蔵天皇を慰める為にと,小督を召し出したのが中宮徳子。


滅茶苦茶狭い世界でこんがらがってるだろ?


清盛が小督を追い出したのは,娘である徳子より先に小督に跡継ぎが産まれることを阻止する為とも言える。


ただ,娘婿の愛人が,別の娘の旦那さん(天皇)にちょっかいをかけてる状態は看過できなかったんじゃないかな?

どうやらその娘婿は未練タラタラで,小督に文を渡そうとしたりしてたそうだし。

まぁ,そもそも,徳子が引き合わせたのが原因と言えば原因なんだけど。



で,この案内板の後はどうなったかって?

小督は天皇の元へ隠され2人の逢瀬は続き,小督は娘を産む。

大方の予想通りに,この関係は清盛の知るところとなり,小督は出家させられ嵯峨野へ追放。


さて,これを純愛の故の悲恋と思うか,別の視点で捉えるかは人による。

個人的には,徳子の立場という物にもっと注視すべきではないかと思うんだけど,どうだろう?

そうは言っても,実際の徳子が親に政治の駒にされた,か弱いだけの女性だったのか分からないけどな。



う~ん,道草が酷くなってきたので,話を戻そう。

鳥さんの話だと,こんなに寄り道しないのになぁ~。

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                今回の目的地は,ここ!

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                   福田美術館


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              栖鳳の時代~匂いまで描く~


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       場所は渡月橋の袂すぐ(河川工事中なので趣もへったくれも無い)。

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        受付を済ませたら,日の差し込む明るい階段を上り展示室へ向かう。


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          ガラスにはパターン化された網代模様が入っている。


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     この福田美術館さんは,約1500点にも及ぶ個人のコレクションで成り立っている。

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   ちょっと線が入ってしまったけど(フリッカー?)タブレットでも思ったより綺麗に撮れるな。    

          

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            たてがみを揺らす風が見えてくるような。      


ポスターやチラシに載ってた虎。

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          上がった前脚が着地する瞬間の土埃まで感じられそうだ。


竹内栖鳳は「東の大観 西の栖鳳」と称された京都画壇の中心人物だ。

様々な流派の技法を取り込んだ作風は,伝統的な日本画とは一線を画した。

だけど,そのやり方はすぐに受け入れられた訳ではなく,作品が「*のようだと批判されたこともあったんだな。


そんな批判にもめげず,パリ万博の視察ではヨーロッパを巡り,ターナーやコローの影響を受けた独自の日本画を創り出していったんだ。

栖鳳をよく知らない人もいると思うけど,上村松園や土田麦僊のお師匠さんと言えば分かるかな?


*鵺(ぬえ)
平家物語に出てくる妖怪。
猿の頭にタヌキの体,手足は虎に似て尾は蛇と伝えられている。
(要は,様々な流派のミックスだと馬鹿にされたということ)



ゆっくりと1時間ほどかけて見て回り,カフェに寄る事にした。          

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              現在時刻10:56


パンとエスプレッソと福田美術館なので,パンを食べるべきなのは分かってる

でも,甘い物も気になる。

ただし,パフェは販売開始時刻前だ。


と言う訳で,注文をして暫く席で待つことに。

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            中庭?の水盤に木々が写り込んでいる。

庇が深いお陰で,店内の雰囲気は落ち着いたものとなっている。

無垢材のフローリングとこざっぱりとしたデザインのテーブルとイスが,不思議とこの嵐山の景色に合う。

   

写真では見えないけど,右前方には渡月橋が見えるんだな。


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              コーヒーゼリーサンデー。


ぷるぷるとした崩したコーヒーゼリーとざくざくした食感のグラノーラ。

その上には,さっぱり目のバニラとほうじ茶のアイスが載っている。

不思議な組み合わせだけど,全く違和感のない組み合わせだった。

特に口の中で融けるときに,仄かにお茶の香りが漂うほうじ茶アイスが気に入った(´艸`*)


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              」印の八ツ橋を添えて。


因みに,このパンとエスプレッソと福田美術館は,来館者(入場料が必要)のみが利用できるので,比較的ゆったりと過ごせると思うんだな。

(路面店(?)のパンとエスプレッソとと比べると,静かでゆったりとした気分で過ごせると思う)

そうそう,この」印の八ツ橋はミュージアムショップで取り扱ってるので,お土産におすすめだ。


と言う訳で,興味のあるみんなは,是非とも福田美術館にお出かけして欲しいんだなっ♪

4月からは,2020年にコロナで中断された美人画のすべて~初公開、松園の「雪女」美人画のすべてリターンズとして戻って来るそうだ。

来月の予定を立てないといけないな~(*´ω`)


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