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旧blog ぼくと「かえる」日記(引越し先)

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「かえる」の「こじろう」の見たこと,聞いたこと,感じたこと。

ようこそぼくと「かえる」日記2へ!

今までも読んでくれてたみんなも,偶然発見したみんなも,遊びに来てくれてありがとう [揺れるハート]

なんだかんだで「かえる」日記も2冊目に突入したんだなっ♪



突然の2度のアメリカ赴任,そして帰国後の生活はドラマのように大どんでん返し[たらーっ(汗)]

やっと状況が落ち着いたかと思いきや,急な転勤辞令で落ち着かない事この上ない[あせあせ(飛び散る汗)]

人生いつ何が起きるか分からない[爆弾]

そんなジェットストリームな日々に振り回されっぱなしな「かえる」が,だらだら綴る日記だ。 

お暇な時にでも,覗いてみて欲しいんだなっ♪

斎垣を越え。~野宮神社2020~ [ぷらぷらっと京都]

では,予告したようにぷらぷらっと京都2020をお送りするぞっ♪

      DSCN1099.JPG

             今回の舞台は嵐山


では,まずは前回Upした写真を見てみよう。

      DSCN1104.JPG

       あれだけ混んでいた竹林の小径から人が消えた!?


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先に謝っておくけど・・・

何故か文字数が妙に多くなったので適当に流して下さいなんだな (;´・ω・)

 
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写真の左隅を見て頂くと分かるように,実はこの通路はここから先は進入禁止なんだ。

それで人がいない竹林の小径が撮れたって訳だ。

今回はネタばらしで警告看板を入れたけど,これが入らないように撮ることもできる。


この日は11月中旬の平日,時刻は朝8:30頃。

それなりの人出があったので,竹林の小径で全く人が写らない写真を撮れるかどうか?っていう点は運次第って感じだな。

暫く粘れば・・・と思うけど,断言はできないな。

だって,同じ電車に乗って来た人の大半が,ほぼ同じタイミングでここへ着くだろ?

そうすると,みんなやる事は同じで写真を撮り始めるって訳だ。


どうしても・・・って人は,8時までに到着するといいんじゃないかなぁ~。

ここは嵯峨嵐山駅からは徒歩10分程度の距離なんだけど,この先にある大河内山荘庭園も野宮神社の社務所が開くのも9時からなんだ。

天龍寺さんは8:30から参拝できるけどなっ♪

ただ,この周辺を散策予定だと時間を持て余すかもしれないけどな・・・(´・ω・)


でも,随分前に嵐山へ来た時に比べると明らかに静かだったと思う。  

      IMG_9137.JPG

        で,やって来たのは野宮神社(ののみやじんじゃ)。

      IMG_9142.JPG

             黒い鳥居が建っている。


これは黒木鳥居(くろきのとりい)と呼ばれるものなんだな。

樹皮が付いたままの丸太をそのまま組んだ鳥居で,笠木(上に渡してある横木)と貫(下の横木)と柱だけで作られている。

神社の説明には『極めて原始的』な形式と書かれていた。

これは大嘗祭の時に使われる形式なので,よく分からないけど「極めて原始的なもの」なんだろう。

因みに,こちらの神社では「くぬぎ」を使っているそうだけ。

本来は自然木を使うようだけど,近年は良い木が手に入らない為,現行の鳥居には防腐加工がされているそうだ。

その為か,表面はコーティングされたようにテカテカしていた。

説明がなかったらコンクリートの擬木と勘違いしそうな感じで,少々拍子抜けしてしまった。


で,こちらの黒木鳥居は三珍鳥居には含まれないけど,樹皮が付いたままなのは珍しいのでじっくり見て欲しいんだな。


鳥居の左右に見えるのが垣根が小柴垣

斎垣(いかき)とも呼ばれる神域を囲う垣根で,最近ではコンクリート製のもある。

ここのように樹木を使った柴垣が最も古い形式とされている。

お菓子を頂く時に使う楊枝の黒文字の材料であるクロモジの木を使っているそうだ。 

      IMG_9140.JPG

       御祭神は野宮大神=天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)。


つまりは天照大神を祀っているんだな。

伊勢神宮に仕える斎王が住まう場所な訳だから,当然と言えば当然だ。

そう言えば,この野宮神社は縁結びのご利益があると言われているけれど,祀られている神様的にはちょっと違う気がする。 


じゃあ,どうしてなんだろう・・・?

   IMG_9141.JPG

ここは,伊勢神宮に仕える斎宮(斎王)が身を清める為に籠った仮宮があった場所なんだって。

野宮神社という名前も,その場所を野宮と呼んだことに由来するようだ。
その歴史は古く,嵯峨天皇の時代に始まる。
嵯峨天皇と言われてもピンと来ないかもしれないけど,あの桓武天皇の息子にあたると言えばどうだろ?
または薬子の乱で兄である平城(へいぜい)天皇と対立し,坂上田村麻呂の武威を以て薬子を服毒自殺へと追い込んだ人物と言った方がいいだろうか。

やっとの事で斎宮に触れることができたので,どうして縁結びなのか?っていうお話の続きをしよう。

      IMG_9143.JPG

      嵐山の様子を写し取ったとされる見事なじゅうたん苔


この野宮神社が多くの人々に知られるようになったのは,実は嵯峨天皇の時代よりも少し後の事だ。

源氏物語 第十帖「賢木」。
六条御息所が光源氏との別れを決意するんだけど,その舞台となったのが「ここ」なんだって。

(以下「かえる」の勝手な解釈なので,すっ飛ばしてOK)
~彼女の嫉妬心は非常に強く,生霊となって源氏の妻や恋人たちを憑り殺してしまう程。
それを知った源氏との仲がギクシャクしてしまい・・・。
その後,娘は斎宮として野宮で潔斎に入る事となった。
秋になったら斎宮に付き添って伊勢へ向かうことになっていたんだな。
そんなところへ,のこのこやってきた源氏。
彼女は後ろ髪をひかれつつも,源氏との別れを決意する。~

えぇ~,一体どこに縁結び要素があった??


     IMG_9146.JPG    多分,斎宮舊跡(さいぐうきゅうせき)*と彫られた石碑。 *「舊」は「旧」の旧字


正直よく分からない。

その凄まじいパワーが反転して縁結びへと繋がったと言う人もいるけど・・・。

個人的には,源氏との微妙な関係を断ち切り新たな一歩を歩み出した御息所の決意=悪縁を絶つことにより良縁を呼び込む,って思うんだな。

そう考えると,縁切りで有名な安井さんとも通じるし。

  IMG_9138.JPG

        実は縁結びは,脇にある野宮大黒天の方だったりする。


大黒様は元々は戦いの神様だ。

ただ,大陸から伝わる時に財福の神として伝わったんだな。

(その元になった神様が実は二柱いたと言う説もあるけど,インドの話はよく分からない。)

日本では更に出雲の大国主命(おおくにぬしのみこと)と習合され,独自の信仰対象となった。

その理由は「大国(おおくに)」の読み替えが「だいこく」だったから,と言われている。

そんなんでいいのかー!とツッコみたくなるが,その緩さが日本らしくてなんとなく納得してしまう。

で,そこから縁結びの神様とされたんじゃないかなぁ?と思うんだ。



そして忘れちゃいけないのが,願いごと達成の神石亀石)。

※野宮大黒天のそばにあります神石「お亀石」をなでながらお祈りしますと、 一年以内に願い事が成就すると言われています。』野宮神社HP「野宮神社の由来」より引用。


『一年以内』!

リミットかかってるって,なかなか凄い事だと思う。

願い事は縁結び限定ではない様だ。

御祭神の野宮大神は学問の神様なので,受験生にもおすすめなんじゃないかな。

まぁ,こんなご時世なのでアルコール除菌ティッシュなどを用意して,触る前後に手を拭けるようにしてから撫でた方がいいと思う。

(最近はコロナ対策で神石を触れないようにしている神社や寺院があるんだ)

みんなはご存じだろうけど,本殿で参拝してからお亀石を撫でるのが正しい順番だぞっ♪

  


本当に文字数が多い回になってしまって,すまない。

次回は控え目になるように気を付けようと思う。


なので,おやつは写真をさらっとupで。



新幹線を待つ間,座る場所を求めてやってきたのは宝泉堂さん*の茶寮。

以前は違うお店だったんだな。(確かよーじやさんのカフェ?)

で,なかなか入る機会が無かったんだ。


*宝泉堂さんについては,こちらをどうぞなんだなっ♪

聖なる湧き水で未来を読む。~世界遺産 賀茂御祖神社へ。その4。~ https://bokutokaerunikki2.blog.ss-blog.jp/2017-10-22


  DSCN1232.JPG

    宝泉JR新幹線京都駅店季節の上生菓子とお抹茶(名前はうろ覚え)


しぼり豆と栗だより(?)もついてくる。

ここのしぼり豆は大粒でほくほくとしていて,一度食べると他のしぼり豆が食べられなくなる!と言っても過言ではないと思う。

  DSCN1233.JPG

           黒文字を見ていると小柴垣を思い出すな。


美味しく頂いて,一息ついたら,すぐマスク。

そして新幹線ホームへと移動。

よく考えたら,乗車まで30分では,ゆっくりお茶を飲めるかと言うと微妙だな。

次回はもう少し考えて行動しよう。


と言う訳で,ぷらぷらっと京都2020はまだまだ続くっ♪     

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